
Published : 2011/12/26
北京に来たら誰もが一度は味わってみたい料理が北京ダックです。
北京ダックと言えば日本では高級なイメージがありますが、ここ、北京ダックの本場の北京では、高級店から地元の人しか行かないようなローカルなレストランまで、様々なレストランで北京ダックを楽しむことができます。
中国語で「北京烤鴨(ベイジンカオヤー)」と呼ばれる北京ダックは、釜戸の中でパリパリに焼いたアヒルの皮と身を削ぎ切りにし、「薄餅(バオビン)」もしくは「荷葉餅(ホーイエビン)」と呼ばれる、透けるように薄く焼いた小麦粉の皮に、ネギ、キュウリや甘味噌である「甜麺醤」などと一緒に包んで食べる料理です。
日本ではパリパリに焼いた皮のみを食べますが、本場では身の部分である肉も一緒に食べます。
レストランによっては皮のみ、皮付き肉、肉だけの3種類に北京ダックを切り分けてくれます。
この肉の部分が非常に美味しいので、ぜひとも肉も一緒に巻いてお召し上がりください。
また、頭の部分と皮は白砂糖で食べるのがツウ好みの食べ方のようです。
北京ダックは、「吊るし焼き」と言われるものと、「蒸し焼き」と2種類の焼き方がありますが、焼き方の違いだけでなく、北京ダックを巻く「薄餅」や、一緒に入れる具とタレにも様々な種類があります。
左の写真のレストランでは「薄餅」の中にみじん切りにしたほうれん草が混ざっている、珍しい「薄餅」を提供しています。
しかも、具とタレの種類がとても豊富で、左下から時計回りに、みじん切りにしたニンニク、皮をむいたきゅうり、レッドオニオンのスライス、ネギ、「甜面醤」、ニンジン、白砂糖、「氷花梅醤」と言う名前の酸っぱくて甘い梅のソースが「薄餅」を囲むように並んでいます。
ニンジンはちょっとピリ辛な甘酢漬け風に味付けされており、「氷花梅醤」は想像よりも甘すぎずさっぱりとした味で、通常つけて食べる「甜面醤」とは異なり、ちょっと変わった味がして面白いです。
北京ダックは皮と身を食べ終わった後にもお楽しみがあります。
一般的なのは、「鴨湯(ヤータン)」と呼ばれるスープです。
北京ダックの骨から出る白濁したスープはあっさりしており、軽く味付けされています。
通常はスープのみですが、右の写真のレストランでは、黒きくらげ、木綿豆腐、白菜が入っており、ボリュームたっぷりで満腹感が味わえます。
また、骨ごとぶつ切りにした北京ダックを揚げて、塩と胡椒で味つけをした「椒盐鴨架(ジャオイエンジージャア)」という料理もあります。
こちらは骨を手にもって豪快にかぶりついて、骨ごと味わうように食べるのが美味しさの秘訣です。
もちろん料理を頼まずに、そのままお持ち帰りにすることもできます。
レストランでは、地元の人たちが皮と身を削がれてきれいに骨だけになった北京ダックを、袋に入れて持ち帰っている姿をよく見かけます。
家庭ではその骨で一体どんな料理を作るのでしょうか。
北京では家族や友人達での集まりに、必ずと言っていいほど登場する北京ダック。
どうぞお気に入りの北京ダックが楽しめるレストランを見つけてください。