新メニューを吟味する参加者の皆さん。
「横浜中華街こそ、日本における中国料理の発信拠点でなくては!」と熱く語る横浜中華街発展会協同組合事業企画部の鐘 上智(しょう じょうち)さん。
---今宵、料理人の技を尽くした料理が一堂に。中国獅子舞で華やかにスタート。
ローズホテル横浜に到着。受付開始まであと20分ほど。大皿に美しく盛りつけられた見本用の新作メニューが続々と運ばれてきます。蘭の花を飾ったひと皿、ニンジンで作った愛らしい鳥が翼を広げているひと皿など、彩り豊かな料理が入口の長テーブルにエントリーナンバー順に並べられ、目を楽しませてくれます。会場に入る前から期待を高めてくれる心ニクイ演出!
一般参加者の受付スタート。お客様に「いらっしゃいませ」と笑顔で声をかけている鐘 上智(しょう じょうち)さんを発見。今イベントの企画部長さんです。さっそくお話を伺いしました。
おかげさまで、今年はチケットもあっという間に完売してしまったんですよ。料理人が情熱をかけた新作メニュー16品が食べられるとなるとお得だし、審査が出来る楽しさも人気の理由*1なんでしょうねぇ!
新作メニュー発表会も今年で4年目。半年近い準備期間中、いろいろな苦労もありました。そんな中、企画スタッフの励みになったのが料理を出品してくださる店舗の方々の熱意です。賞を狙ってる、負けたくない。そんな思いで新作メニューを真摯に開発しているという声にパワーをもらい、我々も頑張れたんです。
「日本における中華料理の発信拠点は、横浜中華街でなくてはならない」と語る言葉に力がこもっていました。どんな新作メニューが登場するのか、ますます楽しみ。
*1 今回の一般参加者は約280名様。ほかにフードアナリストや有名店の料理長など、食の専門家による審査員が8名。審査員が「将来性」「独創性」などのポイントから選ぶ「グランプリ」1品、「準グランプリ」2品、食を通した健康メニューと評価された「緑色美餐賞」1品、そして一般参加者の人気投票でトップになったメニューに贈られる「美食節賞」1品が会の最後に発表されます。
いよいよ開場。入口の見本料理の展示に気がつくと、みなさん足を止め、写真を撮ったり、「わぁ、おいしそう」「楽しみね~」と話したり。ご年配の夫婦らしい二人連れ、お洒落をした若い女性グループなど、さまざまなお客様たちが続々と入場していきます。
カカカン、カカカン、バシーン、バシーン。テンポの良い太鼓の音と、いかにも中国らしいドラが鳴り始めたと思うと、カラフルな中国獅子が登場。耳を動かし、伸び上がり、尻尾をふりふり、コミカルなしぐさで会場内を動きまわります。中国情緒満点の華やかな気分にすっかり浸ったところで、さぁ、会が始まります。
だんだんと席が埋まっていく会場。
獅子舞がドラと太鼓に合わせて、愛嬌をふりまきます。
---伝統の継承と創作性の追求。意欲溢れる各店の自信作16品が次々と。
「新作メニュー発表会という名のお食事会、始めましょう!乾杯~」
司会の栗原治久さんによる乾杯の音頭が行われ、いよいよ料理の試食がスタート。今年は全16品を4部構成に分け、4品ずつサーブされます。まずはエントリーナンバー1~4。
4品ともに個性豊か。ひとり分づつ小皿に分けられ、席に配られていきます。しばし試食と歓談タイムに。配膳スタッフのきびきびした動きは、実にスマート!プロの仕事ぶりのカッコ良さに「さすが観光地としても一流の横浜中華街ね~」と感服です。
少しずつ、料理の香りが会場に満ちはじめました。
1. 慶福煎麺餅~慶福楼特製海鮮包み焼き~(慶福楼市場通り店)
2. 海鮮蛋巻~海鮮のピリ辛卵巻~
(重慶飯店本館)
3. 白玉黄燜蝦(金香楼)
4. 春巣~北京ダックと塩たまごの里芋団子~(廣東飯店)
カチャカチャと食器を重ねる音、鼻をくすぐる料理の風味やお酒の香り…。すっかり宴の雰囲気になった会場の中、第2弾のお料理、ナンバー5~8の登場です。
「スパイシーだね」「ビールお願いします」「これ、美味しいわよ!」
テーブルからいろいろな声が聞こえてきます。お酒もまわりはじめ、リラックスムードが漂いはじめました。さぁて、この中に入賞料理はあるのでしょうか?
5. 窯焼き鴨のパイ包み焼き(萬珍樓)
6. 茄子のエビ肉詰め辛子香り炒め(福満園 本店)
7. 四川風牛スネ肉の中華ジャーキー(小尾羊)
8. 大正海老の黒酢和え、パンプキンソースと共に(状元樓 横濱本店)
「第3グループのメニューの中にはちょっと挑発的な名前のお料理がありますよ。12番の“フカヒレですか?”というお料理です。本当は何を使っているか、味わって当ててみてください」司会者の栗原さんのアナウンスに誰もが興味津々。見るからにフカヒレスープ風のお料理なのに、フカヒレではなく、お野菜を使っているんだとか。9~12の第3グループは、ピリ辛あり、スープありの多彩なラインアップです。
お腹もだいぶ満ちてきた頃、ついに最終の第4グループのお料理が登場。
「最後は80年代のヒットナンバーにのせてお料理をお届けします。ディスコミュージックと中華料理のコラボはいかがでしょうか?」
またまた栗原さんのトークが場を盛り上げます。アップテンポの音楽のせいか、やはり料理のおいしさのせいか、ここにいたってもみなさん疲れを見せず、真剣にお料理を口に運び、感想を伝えあったり、メモをとったりしています。
13. 海の幸入りラディッシュロール(錦臨門)
14. カキとマコモダケの肉巻きの自家製オイスターソース(DALIAN 中華街店)

15. 金華ハム入り鯛のまき揚げ(天香樓)

16. 香辣松茸醸(火+局)鮮鮑魚~松茸と鮑のピリ辛オーブン焼き~(重慶飯店別館)
いよいよ5分間の投票タイム。お気に入りの料理の番号を投票用紙に記入し、テーブルの投票箱に入れていきます。
全16品をひと品ごとに小皿でサーブされるスタイル。まさに「美味しいものをちょっとずつ」味わえるのが醍醐味!
皆さん、かなり審査に悩んでいるご様子。

熱唱する歌手の中西保志さん
本日のスペシャルゲスト、歌手の中西保志さんがステージへ。審査を待つ間、中西さんのライブを楽しみます。透明な歌声が場内に響き、場内は一気にディナーショーのような雰囲気に。せつないバラード、クリスマスソング、そして最後はヒット曲「最後の雨」を情感豊かに歌い上げ、拍手を浴びてライブは終了しました。
ついにお楽しみの結果発表がやってきました!発表されるたびに客席からざわめきが。「あ、私、これ選んだー」「うんうん、美味しかったよね」と隣同士の会話も弾んでいるよう。なんとグランプリ賞の「大正海老の黒酢和え、パンプキンソースと共に」(状元樓 横濱本店)は「美食節賞」との二冠の偉業を達成!受賞の各店のみなさま、おめでとうございました。 今回、審査員を務めたフードアナリスト・横井裕之さんの講評は「今年のお料理の特徴は華やかさ。和食やフレンチの味わいが感じられるなど、中華の枠を取り払ったような新作に出会えました」とのこと。ぜひ、この冬各店舗で味わってみたいですね。


グランプリ賞は状元樓 横濱本店。「こんな素晴らしい賞をいただけて感無量です」と喜びのコメントをおっしゃっていました。
今回の「美食節」のテーマは、「一味同心」。「ひとつの味をみんなで食べて笑顔になる」、そんな意味の言葉だといいます。ひとり食が増えているといわれる現代社会。「円卓を囲み、同じ料理をみんなで取り分けて食べるのが中華料理の楽しさのひとつ。大切な人と一緒に食べる楽しさを再認識しよう。そんな思いを込めてこの言葉を今年のテーマにした」のだそう。日本中が「絆」の大切さを再認識した今年、「一味同心」の言葉が心に沁み込んできました。美味しい新作メニューが出たらしいよ。そんな呼びかけで横浜中華街に出かけ、お仲間やご家族と会食のひとときを過ごされてはいかがでしょうか?今回発表されたメニューは各店舗で味わっていただけます。











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