夏の日の思い出 ふのりのベロカマ
応援したい地域(ふるさと)
宮城県石巻市
夏の日の思い出 ふのりのベロカマ
応援したい地域との関係性
母の故郷
作品に込めた想い
石巻ならずも仙台のお土産として定着した笹かまぼこは明治の頃は通称「ベロカマ」と庶民の食べ物とされていたが石巻の名士が市の産業にしようとベロカマを笹かまと改め、販売したところ、徐々に松島を訪ずれる観光客に広まっていき、土産物となっていった。その笹かまをルーツに帰ってベロカマと称して、ベロカマに石巻・門脇のふのりを混ぜ込むことにより、再び、あの海岸が復活出来るよう思いを込めた。
井上茂雄
井上茂雄
メッセージ
石巻市門脇町は海岸に近く、岩場ばかりで水泳には適さないが小さいカニやふな虫が群生しており、その岩には天然のふのりがへばりついていた。夏休みになると石巻の伯母のうちに何泊も泊まり、ひとつ年下の裕二君と北上川の河口に魚釣りに行ったり朝ごはんのみそ汁の身として使うふのりを取りに行った。日和山から見る景色も変ってしまっただろうが、人と人の情は変わることないと今回の震災で大きく感じたことだ。