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現地特派員が伝える海外グルメ情報-ロンドン-

一日に出るゴミはたったの一袋! ロンドンいちのエコレストラン

Published : 2007/09/14

映画「ハリー・ポッター」にも登場するKing’s Cross駅は、英国各地へ繋がる鉄道線を網羅する、ロンドンでも歴史あるエリア。目立ったレストランは少ないこのエリアに、昨年11月にオープンしたこのAcorn Houseは、タイムズ誌にも「過去200年間でもっとも画期的で重要なレストラン」と評され、ちょっとした話題になっているレストランです。

それもそのはず、食材はすべて地元の生産者から毎日バイオディーゼルカーで届けられ、輸入食材はすべて船によるもので一切空輸は利用しない。できる限りオーガニックのものを使い、なんとレストランの屋上では、Wormery (ワーメリー)と呼ばれるミミズの入った箱に、生ゴミを入れて栄養満点の土を作り、料理に出されるハーブや野菜を自ら育てているという、徹底したエコフレンドリーなレストランなのです。

また、有料のミネラルウォーターがほとんどのロンドンのレストランとは一線を画し、ガラス瓶やペットボトルの使用を最低限に抑えるため、店内で浄水した水道水を提供しています。どうしてもミネラルウォーターが飲みたいというお客様には、英国産「Belu」が用意されていますが、その利益はすべてチャリティーに寄付されるそう。テイクアウト用の容器も生物分解性で地球にやさしく、 sustainability (持続可能性)をとことん追求しているのです。

そんなユニークなこだわりを持つレストランだとは知らずに入ってくるお客様も後を絶たないのが頷けるほど、お店はとてもモダンでおしゃれな雰囲気。ところがここにもエコなこだわりが隠れているのです。大きなガラス窓が開放的な印象の店内は、電気の使用を抑えて自然の太陽の光を存分に活用できるように計算され尽くしたデザイン。壁やテーブル、椅子に至るまですべて廃材を使用し、環境に配慮したエコマインドは料理だけなくインテリアにも浸透しているのです。

毎朝届けられる新鮮な野菜が棚に所狭しと並べられ、食事中にシェフが実際に食材を取りに来ることも。お客様とのコミュニケーションに一役買っている上、目にもおいしい色とりどりの野菜はその日のうちに使ってしまうので、業務用の大型冷蔵庫を何台も置くエネルギーも省かれ、一石二鳥というわけ。

「ひとつ選んだら何かを犠牲にしなければならないのではなく、季節感たっぷりのおいしい料理を出すスタイリッシュなレストランでありながら、そういった取り組みも無理なく且つ存分にできるということを証明するためにやっているんだ」と語るエグゼクティブシェフのアーサーは、数多くの賞を受賞した英国国内で最も才能溢れる若きシェフの一人。年間10人の地元の若者を店内でトレーニングシェフとして採用するという活動も行い、地域の活性化にも貢献しています。

エコ先進国と言われるイギリスの、まさにパイオニア的存在のAcorn House。現代のイギリスの味を体験するにはもってこいの、今一番旬なレストランかもしれません。

  • shopdata
  • [Acorn House Restaurant]
  • 住所:69 Swinton Street, London WC1X 9NT
  • 営業時間:Breakfast, Monday to Friday, 8 am to 10.30 am
    Lunch, Monday to Friday, 12 pm to 3 pm
    Dinner, Monday to Friday, 6 pm to 10 pm
    Saturday Brunch, 10 am to 3 pm
    Dinner 6 pm to 11 pm
    Sunday Closed
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