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あの頃の自分を追体験する
昭和浪漫に浸る1日

[2016年01月19日]

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あの頃の自分を追体験する 昭和浪漫に浸る1日
ふとしたときに思い出す光景がある。

物心ついたばかりの頃、家族と出かけた喫茶店で遊んだアーケードゲーム、ねだって買ってもらった駄菓子、休みの日に父が一人書斎で聴いていたレコード−−。

それらはすべて、“昭和”という時代の産物だ。

そして、甘やかな思い出として私の頭の中に残っているのだ。それがときおり、顔を出す。

しかし、年を重ねるごとに、記憶もおぼろげになっていく。あの頃の自分は一体何を思い、どんなことを考えていたんだろう。確かに見て感じてきたことなのに、思い出せないのはなんだか寂しい。

そうだ、今度の休日はあの頃の自分に会いに行こう。

今回は、昭和浪漫が感じられるスポットをご紹介。

まずは“昭和”の耳慣らしから

ディスクユニオン昭和歌謡館

音には時代が宿る。ふと耳に入るメロディーに、その曲が流れていた当時の情景が思い起こされることがある。ならば、まずは“昭和”を耳から体感しに行こう。

ハイソな百貨店や古い喫茶、バーが並ぶ新宿三丁目は、昭和の雰囲気が残る一画。通り沿いにある「ディスクユニオン昭和歌謡館」ではレコードやカセット、CDなど、当時を代表する名曲の数々に触れることができる。

ディスクユニオン昭和歌謡館

書籍やアイドルのブロマイドなど、今では入手困難なグッズを手に入れることができるのも、大きな魅力の1つだ。

ディスクユニオン昭和歌謡館

最近、レコードの人気が再燃している。理由は、音楽をじっくりと味わえる、そのスタイルにあるという。レコードは一面一曲が基本。終われば裏返しにして、またかけ直す。その手間こそが音楽を“おいしく”するのだと、オーナーは話す。


書斎のテービルに乗った立派な蓄音機。一曲終わるごとに丁寧にレコードをひっくり返す父の姿を思い浮かべた。厳しい父のあんな表情を見たのは初めてだったかもしれない。

レコードだけではない、昭和歌謡の魅力

ディスクユニオン昭和歌謡館

人気が再燃しているのは、レコードだけではない。イギリスをはじめとした欧米5か国では、2015年秋、「Cassette Store Day」と称して、「カセットをもう一度見直そう」というムーブメントが起こっている。

レコードに比べると、カセットには馴染みがある。

当時の流行歌を繋いで自分で作ったベスト盤のカセット。どこにしまいこんだろう。今度実家に帰ったときにでも探してみようか。

ディスクユニオン昭和歌謡館

書籍も売られていた。

特に雑誌は世相を反映すると言われるが、眺めているだけで何かしら立ち込めてくるものがある。

ディスクユニオン昭和歌謡館

昔を振り返るつもりだったが、“昭和”は“今ここ”にあるのかもしれない。

レコード、カセット、CDと形を変え、昭和歌謡たちはわたしたちにそう語りかけてくる。

店舗情報

店名:ディスクユニオン昭和歌謡館(でぃすくゆにおん しょうわかようかん)
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-28-4 新宿三峰ビルBF
営業時間: 11:00~21:00(日祝11:00~20:00)
電話:03-6380-6861
URL:http://diskunion.net/shop/ct/showa_kayou(公式へ)

味覚で感じる昭和

台場一丁目商店街

耳慣らしをしたら、今度は味覚で“昭和”を感じよう。

やってきたのは、デックス東京ビーチの台場一丁目商店街。昭和30年代をテーマにしたモールには、懐かしのゲームや駄菓子、雑貨などがところ狭しと並ぶ。

台場一丁目商店街

子供の頃は100円も大金だった。近所の駄菓子屋に走り、どれを買うか小一時間も迷っていたものだ。ここの駄菓子や雑貨には見覚えがあるものも、ないものもある。

それでも総じて“昭和”が感じられるのはきっと、“商店街”の名のままにフロア全体が下町のムードに包まれているせいだろう。

台場一丁目商店街

彩り鮮やかな雑貨も目においしい。カルタにめんこ、ビー玉……と、夢中になった少年時代が蘇る。浮き足立ってきたころ、賑やかな音に鼓膜をくすぐられた。

音が鳴るほうへ、足が勝手に向かっていたのは言うまでもない。

レトロゲームで、あの頃の自分を追体験する

台場一丁目商店街

台場一丁目商店街の「一丁目プレイランド」では、1970年代~1990年代にかけて流行したレトロゲームが出迎えてくれる。

台場一丁目商店街

反響する電子音にネオンランプがチカチカと派手に点滅する。世代をまたいだゲームが混在する異空間にワクワクが止まらず、目移り。そして、熱中する。

台場一丁目商店街

大人げないと言われたって関係ない。今日は、“あの頃の自分”に会いに来たのだ。

台場一丁目商店街

当時は10円でできるゲームもあり、景品はカードだった。

集めたカードの数に応じておもちゃなどがもらえたが、今では法律上、その制度は禁じられている。
そのため、ここではカードの代わりに10円分の駄菓子と交換になるが、そんな風に小さく小さく時代は移り変わってきたのかもしれない。

台場一丁目商店街

隣の射撃レーンも時代の体現者だ。もともとは40年の歴史を終え2002年に閉業した遊園地、横浜ドリームランドで使われていたもの。

当時から人々を楽しませてきた遊具が、半世紀以上の時を超えて、今も変わらずに動いているという事実。この射撃レーンは、脈々と受け継がれる歴史、“昭和”そのものだ。

すり減ってざらついた銃の感触に、またフラッシュバック−−。

父に連れられて2人で行ったお祭り。厳しく寡黙な昔ながらの男だった父も、射的だけは下手だったっけ。

台場一丁目商店街

狙いを定めて、

台場一丁目商店街

――あ、外れた! もう1回!

店舗情報

店名: デックス東京ビーチ シーサイドモール4F「台場一丁目商店街」
住所:〒135-0091東京都港区台場1-6-1
営業時間:11:00~21:00(レストラン 5F~23:00、6F~24:00)
電話:03-3599-6500
URL:http://www.odaiba-decks.com/(公式へ)

最後に

“昭和”を扱う店を訪れた折、そこで働く人たちが古いものたちを慈しむような表情が印象的だった。

古いものを愛し、守っていく人たちの存在が、歴史を繋いでいく。

過ぎてしまえば、すべて遠い過去のものになってしまうと思っていたが、そうではない。幼い頃に見て感じたものすべては、確実に今の自分を形作っているのだ。

またいつでも、あの頃の自分に会いに行こう。

“昭和”は今も静かに、呼吸を続けている。


ライター:佐々木ののか
写真撮影:三宅英正

※2016年1月19日時点の情報です

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昭和の雰囲気が残る店舗でお食事を

[江東区住吉大宴会居酒屋]
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地域密着型下町酒場の売りは自慢の牛すじ煮込み
アクセス:
地下鉄半蔵門線住吉駅A1番出口 徒歩2分
営業時間:
月~金 17:00~24:00(L.O.23:30)
土・日・祝 16:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 :
平均予算:
2,500円  (宴会平均:2,600円)
[地酒・板前手造り和食]
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和食店では珍しい円卓の竹の間で創作和食を愉しむ
アクセス:
地下鉄有楽町線麹町駅 徒歩2分
営業時間:
月~金 17:00~23:15(ご予約・お問い合わせなどは、平日朝10:30より電話に出ることができます。)
定休日 :
毎週土・日曜日 祝日 ※(御予約があれば営業いたします)
平均予算:
4,000円  (宴会平均:5,000円)
[こだわりの絶品牛すじ鍋]
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渋谷とは思えない落ち着きのある老舗居酒屋
アクセス:
JR渋谷駅東口 徒歩3分
営業時間:
月~土 ランチ:11:15~14:00
月~土 ディナー:17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 :
毎週日曜日
平均予算:
3,000円  (ランチ平均:750円)
[あなご料理]
「めそっこ」と呼ばれる小ぶりのあなごにこだわる銀座の名店
アクセス:
地下鉄銀座線銀座駅 徒歩3分
営業時間:
月~金 ランチ:11:30~14:30(L.O.14:00)、ディナー:17:30~22:00(L.O.21:30)(※2016年12月30日は11:30~14:30(L.O.14:00)にて営業。)
土・日・祝 ランチ:11:30~15:30(L.O.15:00)、ディナー:17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日 :
無 年末年始(2016年12月31日~2017年1月3日)
平均予算:
5,000円  (ランチ平均:1,000円)
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