「ピッツェリア」など、検索回数が急上昇中のワードは?

ぐるなびで検索されたワードの中から、検索回数が前月と比較して急上昇したワードをdressing編集部が独自にピックアップしてご紹介。今注目度の高い「急上昇検索ワード」を発表していきます。

2015年10月22日
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「ピッツェリア」など、検索回数が急上昇中のワードは?
Summary
・リアルなイタリアの味が日本でも味わえる場所が人気
・初めてなのにどこか懐かしいあの国の料理
・秋と言えば食欲の秋、富士よりお肉!? ご当地ブランド牛に注目

1:やっぱり食べてみたい本場の「ピッツェリア」(検索数前月比200%)

本場イタリア・ナポリNo.1のピッツェリアで、創業145年の老舗「ダ・ミケーレ」が10月10日、ナポリ、東京・恵比寿に続く世界3号店を博多にオープンしたのをきっかけに若者からの注目度がアップしている。毎年ナポリで行われる世界選手権で、日本人は毎年のように優勝争いに加わり、いまやナポリピッツァの一大市場である日本だけにピッツェリアという言葉が浸透している証拠だろう。ちなみにピッツェリアとはピッツァをメインに据えるイタリア料理店のこと。イタリア料理店は、その業態によって「ピッツェリア」「バール」「エノテカ」「オステリア」「リストランテ」…など業態によって細かく名称が分類されており、日本にもその認識が根付きだしているからこそ、今回のような結果になったのであろう。ただし、イタリアにおいてはミシュラン三ツ星を獲得しているような店の中にも意図的に「エノテカ」(居酒屋に近い意味で使用される)と名を名乗る超高級店もあるので、その使い方は決して厳密なものではない。

2:日本人がどこか懐かしさを覚える「ポルトガル料理」(検索数前月比270%)

アジの干物やイワシの丸焼き、塩漬け干しダラ(バカリャウ)など、食材も調理法も日本人がなじみやすいポルトガル料理の人気が急上昇! ポルトガル料理の特徴はニンニク、玉ねぎ、パプリカ、トマト、サフランなどに加えてハーブ類が多用されることである。小さな唐辛子「ピリピリ」も料理のアクセントになっている。鍋料理が恋しくなるこれからの季節には、魚介とトマトの旨みが溢れだし、クミン、コリアンダー、ニンニクなどがたっぷり入ったポルトガル式の蒸し焼き鍋「カタプラーナ」を使った鍋料理にも注目したい。

3:ワインの搾り粕を与えて育てた「甲州ワインビーフ」(検索数前月比160%)

紅葉の秋や、来月にはボジョレーヌーヴォーの解禁ということもあり、山梨観光のお供やワインつながりで「甲州ワインビーフ」を検索する人が増加中。甲州ワインビーフとは山梨県の小林牧場においてワインの生成時に発生する葡萄の搾り粕を飼料の一部として与えて肥育する交雑種からとれる牛肉のことである。とくに栄養が赤身に行き渡ると言われている生後6ヶ月から1年半の間に葡萄の搾り粕が与えられる。ワインの効果により肉質が柔らかくなるだけでなく、ワインに含まれるポリフェノールの成分も含まれるため、美容にも良い牛肉として注目度が高まっている。小林牧場の直営店をはじめ、全国の百貨店などでも入手可能で、オンラインでも手に入ることも検索数増の要因だろう。

データ集計対象期間:2015年8月、9月