「Salt Water by David Myers」の日本限定ウィンターメニューに注目

今年6月に恵比寿ガーデンプレイスにオープンした「Salt Water by David Myers」をご存知か？ この店は、アッパークラスの顧客たちから絶大な支持を得ているアメリカの若きスターシェフ、デイビット・マイヤーズ氏がプロデュースした日本初出店のカリフォルニアイタリアン。

デイビット氏は、ミシュラン一つ星を獲得した高級フランス料理店「SONA」をはじめ、ロサンゼルスエリアに次々と革命的なお店をオープンし、西海岸のレストランシェフのパイオニアと称賛されている人物。今年3月にはシンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」のホテルタワー内にもお店を出店し、大変話題に。それにシェフはかなりのイケメン！ レストランに行く前に必ず海でサーフィンを楽しむというユニークなライフスタイルがメディアでたびたび取り上げられ、今世界中で注目されているセレブリティシェフのひとりなのだ。

彼が作るイタリアンは、食材へのこだわりが特に深い。シェフ自らが選定し、農家から直送した日本食材をその日のうちにテーブルに届ける“Farm to Table”をコンセプトにしている。彼の料理はそれだけではなく、さまざまな国の料理からインスパイアされたアイディアを融合した大胆な調理法が特徴。イタリアに根付く伝統にとらわれることなく、食材の魅力を最大限に引き出すことを一番に考えているのだ。さすが自由の国アメリカのカリフォルニアで独自に進化したイタリアン、彼の遊び心を感じることができる料理に仕上がっている。

今回お披露目されたウィンターメニューも彼の遊び心を感じられる。まずパスタ。ペコリーノロマーノ、パルミジャーノレッジャーノなどチーズを使ったパスタに合わせたのは、日本の家庭でおなじみ、温泉卵。それにスパゲッティではなく、アメリカのソウルフードとも言えるマカロニを使っているのもさすが。チーズのコクと玉子が相まってとってもクリーミーな口当たりが楽しめる。

メイン料理となるローストビーフは、セージやタイム、パセリなど細かく刻んだハーブを揉み込んでからオーブンで焼き、それにバジルやニンニク、オリーブオイルで和えた鮮やかな緑色のソースがたっぷり。一口食べると、絶妙な火入れ加減で肉の旨味をダイレクトに感じられる。その後にハーブの爽やかさが広がり、軽やかで刺激的なローストビーフに仕上がっている。北海道産のジャガイモを使った、付け合わせのパルメザンポテトも美味。

今回発表されたウィンターメニューは、日本の食材をふんだんに使用したものばかり。冬葱や里芋など、日本人になじみのある食材も彼の手にかかれば、日本人では考えつかないような調理法で、食材の持ち味を引き出してくれる。どれを食べても驚きと感動の連続だ。味わえるのは11月25日～2月末まで。クリスマスなど特別な日にぜひ利用してみては？

＜メニュー＞

Macaroni, onsen tamago, crispy pancetta, cracked pepper
（マカロニ　温泉卵、香ばしいパンチェッタ、粗挽き胡椒）/1,900円（税抜）
Herb crusted Roasted beef filet, crispy parmesean potatoes
（ローストビーフ　香ばしいパルメザンポテトを添えて）/3,600円（税抜）