今年食べたベストなひと皿
今年食べた中からひと皿選ぶのはなかなか難しい。そこで編集長にお願いし、高級系と庶民系でひと皿ずつ選ばせていただくことにした。
高級系では、今年のベストはバカラホテルのレストラン「シュヴァリエ」だ。何を食べても本当に美味しかったが、ランチプリフィックスメニューのメインでいただいたロブスターとワイルドマッシュルームとリコッタチーズを使ったニョッキの料理は、味だけでなくビジュアルの美しさでも「今年のひと皿」に挙げたい。
ニューヨークでロブスターといえば、ロブスターロールが氾濫している感があるが、こういうエレガントなロブスター料理もいいなあと思った。そしてニョッキを口にして、その美味しさにしびれた。私はニョッキもリコッタチーズも普段は選ばないが、ねっとりした食感と濃厚な味は今でも忘れられない。ちなみに上にかかっている白い泡のようなものは、ロブスターのエマルジョンだそうだ。
庶民系では、ベアバーガーのパイソンのバーガーを選んだ。ニューヨークでは、ワンランク上のハンバーガー屋さんが増えている。ベアバーガーは、オーガニックもしくは天然の肉のみを使ったハンバーガーチェーン店として、ニューヨークのみならず、フィラデルフィア、ニュージャージー、コネチカット、オハイオ、そしてカナダのトロントでも展開中。東京にもあるが、近々ドバイやフランクフルトにもできるらしい。
普通のハンバーガーに使われている肉はほとんど牛肉だが、私はチェルシーにあるベアバーガーに初めて入って、バイソン、イノシシ、トナカイの肉のハンバーガーもあることに気付いた。せっかくなので、他にないハンバーガーをトライしてみようと決意。ウエイターさんに聞くと、バイソンが比較的牛肉に近い味という。
“ビギナー”としてはそのアドバイスに勇気をもらい、バイソンのハンバーガーの1つである「サザン・キャビア」を試してみた。すると、これが思いの他、美味しかったのである!チーズ、ベーコン、オニオンも入っていて、ホースラディッシュのレムラードソースがかかっているのだが、このソースがまたかなり美味しい。値段は12ドル85セントで、チップも入れたら16ドルくらいになってしまう「高級ハンバーガー」だ。でも、美味しくてちょっと変わったハンバーガーを食べたい人にはお勧めだ。
Baccarat Hotel and Residences New York
- 電話番号
- 1-844-294-1764
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
BAREBURGER (153 8TH AVE)
- 電話番号
- 1-212-414-2273
- 営業時間
- 日~木 11:00~22:30、金・土 11:00~23:30
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