クリスマスの定番メイン料理「チキン」。定番だからこそ、毎年同じ味付けのチキンを作っている（買っている）という方も多いのでは？
今回は、有名店のシェフ2名に、本格的なクリスマスチキンの作り方を教わった。お店さながらの味がご家庭で楽しめるこのレシピ。活用してふるまえば、クリスマスパーティの主役はきっとあなたのもの。
味も見た目も本格的！フライパンで気軽に出来る絶品ローストチキン
「鶏肉と甘みのある食材の相性の良さを、この一皿で堪能して欲しい」と、東銀座の老舗フレンチレストラン「ロテスリーレカン」の渡邊幸司シェフがご紹介してくださったのは「骨付きチキンのロースト メイプル風味」。
より本格的に仕上げるコツは、鶏肉の皮目をしっかりと焼き、脂を落としておくこと。そうすることで、メイプルヴィネガーが絡みやすくなり、味はもちろん、より美しい照りを出すことができる。サイドに添えられたサツマイモとレバーのピューレも、ソテーして裏ごしするのみというシンプルさ。
照りの美しさがチキンの焼き色を鮮やかに仕上げてくれるので、クリスマスディナーの主役として堂々と活躍してくれる。
レシピはこちら
香ばしいナッツの食感とチキンのジューシーさがクセになる美味しさ！
ミシュランガイド東京2016で一つ星を獲得した、東京・代々木のイタリアンレストラン「オストゥ」の宮根正人シェフにご紹介頂いたのは、見た目からもザクザクとした食感が伝わってくる、「鶏もも肉の煮込み ノッチョーラのソース」。
「ノッチョーラ」とは、イタリア語でヘーゼルナッツのこと。細かく砕いた香ばしいヘーゼルナッツを加えたソースに、タマネギと肉のエキスが溶け込み絶妙な旨みが広がる。もしヘーゼルナッツが手に入りにくければ、クルミやピーナッツなど、他のナッツでも代用OKだ。
おいしく仕上げるポイントは、こちらも鶏もも肉の皮目をしっかりと焼くこと。そうすることで、ソースのザクザク食感に、パリッとした香ばしさが加わる。
ソースに使うフォン・ド・ヴォーは、調理の最後、仕上げとして少しだけ加えることで風味が立ち、味に深みが出る。
パリッとジューシーな鶏もも肉に、ザクザクとしたヘーゼルナッツのオリジナルソース。様々な食感が楽しめるこのレシピ、クリスマスのメインにいかがだろうか？
レシピはこちら
【記事提供元】
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
骨付チキンのロースト メイプル風味
鶏もも肉の煮込み ノッチョーラのソース