カツといえば豚カツがポピュラーだったが、今年に入って牛カツの人気が全国的にも急上昇。そこからカツブームが到来し、今では魚介や部位へとバリエーションが広がり、新たなカツブームの兆しを見せている。カツなのでビールに合うものが多く、これから始まる年末年始の飲み会シーズンにもぜひ覚えておきたいグルメワードだ。
サクサク感に夢中! タルタルソースとの相性も抜群な『マグロカツ』
新潟県佐渡市がご当地グルメとして認定したことにより、そのゆるキャラとともにブームとなっている「ブリカツ丼」。ブリカツを醤油だれにくぐらせてご飯の上に乗せた佐渡のソウルフードだ。これをきっかけに様々な魚フライにも注目が集まるなか、マグロを使ったカツが気になる人も増えているようだ。
『マグロカツ』は牛肉や豚肉とは違った魚肉ならではのふんわりした柔らかな食感とともに、あっさり味でヘルシーさも人気だ。タルタルソースをかけたり、ポン酢、おろし醤油、と味付けを好みに応じて幅広くアレンジできる点も魅力的。大手かつ丼チェーン店が10月に期間限定でメニューへ導入したこともブームに火をつけるきっかけに。
油ものが苦手になりつつある30~40代の男性からも「ヘルシーでおいしそう」(30代・男性)、「牛や豚よりもカロリーが少ないと思うから」(40代・男性)との声が多く集まり、「マグロは生でもカツでもおいしいから」(30代女性)と、カロリーは気になるけれどもおいしいものを食べたい、という人たちを中心に支持されているようだ。
月島の新名物『レバーフライ』ってどんなもの?
カツブームの影響で注目されているカツは魚のカツだけではない。『レバーフライ』もそのひとつである。東京・月島の新たなご当地グルメとして、「もんじゃ焼き」に続いて話題となっているのがその要因だ。手軽に食べられ、安くて美味しいと、下町情緒あふれる月島らしさに注目が集まっており、大手居酒屋チェーンでもメニュー化されているほどだ。
この『レバーフライ』は半世紀以上続く名店「元祖月島レバーフライ ひさご家阿部」が有名だ。同店の『レバーフライ』は新鮮な豚レバーを薄く叩き、串に巻き付けるようにした状態で揚げられており、「旗」のようなかたちになっているのが特徴。月島のご当地グルメとしてのアイコンとなっている。
「レバーは好きだが、フライでは食べたことがない」(40代・男性)とレバーをフライにしたということに対する興味を持つ人が多く、「レバーが好きだし、お酒に合いそう」(40代・男性)とやはり酒の肴として魅力を感じている人も多かった。
ユーザーアンケート
対象条件:ぐるなび会員20~69歳男女
調査手法:webアンケート調査
実施期間:2015年11月24~26日
サンプル数:1978人