新年会でぜひ!今年の鍋は希少な海の幸を贅沢&ヘルシーに

【ぐるなび急上昇ワード】ぐるなびユーザーが検索したワードの中から、検索回数が前月と比較して急上昇したワードをdressing編集部が独自にピックアップ。今、注目度が高まりつつある「急上昇検索ワード」として発表していきます。

2016年01月07日
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新年会でぜひ!今年の鍋は希少な海の幸を贅沢&ヘルシーに
Summary
1.希少性が高いながらも食べられる店が増えた、高級魚を使った鍋が人気
2.脂が乗ったブリブリな食感を味わう『ブリしゃぶ』(検索数・前月比197%UP)
3.肝まで絶品、上品な味わいの『アンコウ鍋』(検索数・前月比197%UP)

新年が始まり、寒さも佳境に突入しますます盛り上がる「鍋シーン」。ここでは今年の鍋トレンドを牽引するであろう「鍋ワード」を、昨年11月に引き続き、12月時点でも「ぐるなび」での検索数が急上昇していた中からピックアップ。特に「高級海鮮」を使った個性的な鍋へのニーズが高まっているようだ。

この背景には健康志向な人が増えた結果“満足感も得られてヘルシー”と、海鮮を使った鍋料理へのニーズの高まりがありそうだ。さらに、近年の輸送技術や流通機能の進化により、今までは地方でしか楽しめなかった“幻”とも言われるような高級魚が都心部でも気軽に楽しめるように。これからの新年会シーズンに向け、豪華な海鮮鍋を皆で堪能してみてはいかがだろうか。

海鮮しゃぶしゃぶ人気を牽引する『ブリしゃぶ』(前月比197%UP)

近年、肉の替わりに海鮮類を使うヘルシーな「海鮮しゃぶしゃぶ」が注目されているが、中でもその人気を牽引しているのが『ブリしゃぶ』だ。発祥は、京都北部に位置する天橋立で有名な宮津市とも、富山湾西部の氷見市ともいわれている。どちらも天然ブリの水揚げ地として有名なエリアだ。

『ブリしゃぶ』は薄めに切られたブリの切り身を、昆布などで取っただし湯にサッとくぐらせ余分な脂を落とし、霜降り状態になったところをポン酢やゴマダレでさっぱりいただくスタイルだ。

この『ブリしゃぶ』人気を一層飛躍させたのが、産卵期前のもっとも脂が乗る冬のブリの呼び名である「寒ブリ」が一般的な認知度を広めたことが挙げられる。また、ブランドブリとして富山県の「氷見ブリ」「越中ブリ」や新潟県佐渡の「一番寒ブリ」などの知名度も上がってきている。現地だけでなく、東京をはじめとしたさまざまなエリアで提供する飲食店も増えてきているので、この冬は『ブリしゃぶ』でこれらのブランドブリを食べ比べするのもいいだろう。

プルプルコラーゲンに女子も歓喜な『アンコウ鍋』(前月比197%UP)

アンコウは深海に生息する魚であるため、生活環境の再現が養殖では困難とされており、さらに与えられた餌は食べないという性質がある。このため漁でもめったにかからず、その希少価値ゆえに高級魚となっている。そんなアンコウの魅力を余すところなく堪能できるのが、この『アンコウ鍋』だ。

「西のフグ鍋、東のアンコウ鍋」という言葉があるほどで、特に関東以北では冬の高級海鮮鍋の代表格であるフグ鍋(てっちり)と並び、美味とされている海鮮鍋なのだ。アンコウは見た目がグロテスクな魚ではあるが、その身の上品さや、深い旨味にはファンが多い。

コラーゲンも豊富なので、女性には嬉しい美肌効果の願いも叶えてくれる。また、肝をポン酢に溶きながら鍋と共にいただく「肝ポン酢」は、食通の間では冬の風物詩となっているほどだ。

検索ワードデータ集計対象期間:2015年11月と12月を比較