福岡・実力派居酒屋から生ギターカラオケ付きスナックまで広島のオトコがハマったはしご酒

【連載】「私を"はしご酒"に連れてって(福岡で)」第七夜  福岡の酒飲みは1軒では帰らない。ほぼ必ず2軒目に行くし、2軒目を出たら次の店…。職住近接ゆえ終電や終バスを逃しても笑顔で楽しく飲んでいる。“はしご酒”文化が根付くこの街の遊び方を毎回伝授いただく。

2016年03月12日
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福岡・実力派居酒屋から生ギターカラオケ付きスナックまで広島のオトコがハマったはしご酒
Summary
1.人気飲食店の店主もわざわざ通い詰める話題の居酒屋とは?
2.福岡の街にハマった店主による広島スタイルのお好み焼き
3.自然派ワインバーからの生ギター演奏のスナックをはしごする

第七夜:工房まる 恵谷 和史さん

今回のはしご酒案内人は、広島出身の恵谷(えだに)和史さん。地元の高校を卒業後、進学を機に福岡へ。人生の半分以上を福岡で過ごし、「もう福岡から離れたくない!」と断言する福岡lover。「福岡は日本でいちばん温かい街。博多弁の女の子、最高にかわいいですよね。すぐに惚れてしまいます(笑)」。と、恵谷さんは言う。

大名にある老舗のレコードショップで約10年間、バイヤーとして働いた後、FMのパーソナリティやクラブDJ、音楽イベントの企画・制作などを手がけてきたほか、「trouville」というユニットを結成し、いろんな人たちを“繋ぐ”ことをコンセプトに、音楽を中心にフリーペーパーの制作・発行、デザインやアートなどのトークイベント、パーティなどを開催。現在は、障害者支援施設「工房まる」でアート創作の支援を行っている恵谷さんに、お気に入りのお店を案内してもらった。

昼11時から朝6時まで18時間営業の実力派居酒屋へ

この日のスタートは、天神からバスで10分ちょっと南へ下った場所にある居酒屋「文治」。街場から少し離れたエリアでありながら、わざわざ訪れるファンも多く、深夜ともなれば、人気飲食店の店主たちも訪れているという、話題の居酒屋である。

「昨年、カフェの店長をしている友人から『文治ってお店、やばいですよ』と教えてもらったんです。11時からずっと営業しているから、休日のお昼から飲みに来ることも少なくありません。日替わりのメニューには旬の魚や野菜を使った料理がズラリと並び、いつも悩んでしまいます」と、恵谷さんは言う。

        ▲「生マグロぶつ」(780円)。この日は長崎県産のマグロの中トロが入荷していた。

この日は、スタッフがオススメしてくれた「生マグロぶつ」からスタート。恵谷さんの地元である広島の日本酒「天寶一 千本錦」とともにいただく。口に含んだ瞬間、とろりと溶けて幸せな気分に。すっきりとした味わいの日本酒との相性も抜群だ。

カウンターのショーケースに入っていたマテ貝や、カゴに盛られた生しいたけ……調理前の食材がとても美味しそうで、思わずオーダーしてしまった。

(左)「特大マテ貝焼き」(780円)。“蒸し”も選べる。
(右)大将の実家で採れた「しいたけ」の釜揚げ(480円)。

「ここに来たら、ぜひ食べて欲しいメニューがあるんです!」と、恵谷さんがオーダーしたのがこちら。

そのメニューとは「カニカニカニ」(480円)。
この写真では見えないけれど、いちばん下に「カニ豆腐」があり、ズワイガニのほぐし身、カニ味噌がのっている、まさに“カニの三重奏”。
角皿から丸皿に移し、ぐちゃぐちゃに混ぜていただくのが恵谷さん流。
「これをアテにちびちびとお酒を飲んでいる時間は、最高に幸せです」。

文治(ブンジ)

住所
〒815-0037 福岡県福岡市南区玉川町17-23
電話番号
092-555-7820
営業時間
11:00~翌6:00
定休日
定休日 無休
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/d3bhgrsa0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

同郷の店主と意気投合! 地元・広島を感じるお好み焼きを

続いて訪れたのは、ディープなお店が集結する「三角市場」にある「童童(わらべ)」。実は、この店を恵谷さんに紹介したのは、私だった。同じ広島出身だし、音楽も好きだから、絶対に合うと思ったのだ。

「最初はお昼に一人で来てみたのですが、すぐにハマりましたね。広島のソウルフードといえばお好み焼き! 店主・遠藤さんのコテコテの広島弁も最高です」と、恵谷さんは言う。

(右)恵谷さんにとってのソウルフード「肉玉ソバ・イカ天入り」(950円)。

「童童」の店主・遠藤さんは、広島で21年、鉄板焼きの店を営んでいたという。「福岡が大好きで、心機一転、福岡に移転することにしました!」と遠藤さん。“福岡が大好きな広島人”という共通点が、ふたりの距離をグッと縮めたようだ。

(左)広島から最高級のものを取り寄せているという「広島カキ鉄板焼き」(100g 950円)。
(右)野菜たっぷり、油分少なめ。細麺が特徴の「ヤキソバ」(1玉600円+玉子100円)。

店内はカウンター12席のみ。遠藤さんを客が囲む“コの字”カウンターということもあって、初めて会った客同士も会話が弾む。遠藤さんは、博多の屋台で見知らぬ同士がすぐに打ち解け、話に花が咲くフレンドリーな雰囲気に惹かれたというが、この店もまさにそんな空気が流れていた。

        ▲左から、遠藤さん、偶然店に居合わせたライターI嬢、寺脇、恵谷さん

童童(ワラベ)

住所
〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通2-3-33
電話番号
092-781-3370
営業時間
11:30~14:00/17:00~22:00(金・土・祝前日は~23:00、土曜は夜のみ)
定休日
定休日 日曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/kcmcreyc0000/
公式サイト
https://www.facebook.com/WARABEWARABEWARABE/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

自然派ワインのバーで〆ようと思ったけれど…

そろそろ〆ようとやってきたのは、女性店主・島さん(みんなは“島ねぇ”と呼ぶ)が昨年オープンさせた自然派ワインを揃える「ile」(フランス語で“島”のこと)へ。

「島ねぇとは、以前、島ねぇが働いていた店の頃からの仲で、昨年5月にオープンしてすぐから来ています。島ねぇがセレクトするおいしい自然派ワインが、お財布に優しい価格でいただけることも嬉しいですし、何より、島ねぇのトークが楽しくて。ここへは、夕方のオープン直後か、今日みたいに〆に来ることが多いですね」。

(左)お酒が入るとさらに面白くなる島ねぇと、それを楽しみに訪れているという恵谷さん。
(右)ワインは1杯650円〜。ボトルも揃える。

「そろそろお会計を……」

そう言いかけたとき、白髪の紳士が店に入ってきた。その顔には見覚えがあって、向かいの雑居ビルにあるスナックのマスターだった。マスターは営業の途中で、時々、1杯だけ「ile」に飲みに来る。

「店閉めたら追いかけるけん、先に行っとってよ」と、島ねぇ。
私たちは、マスターがいる「Obmek(オブネック)」へ行くことになった。

イル(ile)

住所
〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固2-15-15 グランピア警固1F
電話番号
092-716-7887
営業時間
18:00~翌1:00
定休日
定休日 不定休
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/ep79fj4b0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

最近、お気に入りのスナックで熱唱!

「ile」の向かいにある雑居ビルの5階。エレベータを降りて右へ行ったところに、マスターの店はある。

「実はココに来るのは二度目。前回も島ねぇに勧められてきました。そのときマスターから『お兄ちゃん、歌うまいね~』なんて言ってもらっちゃって。お酒も進むし、凄く楽しかったんです」。

というワケで、まずは1曲目に必ず歌うという「君は薔薇より美しい」を熱唱!
数曲歌ったところで、おもむろにマスターがギターを手に取った。

実はこちら、ただのカラオケスナックではなく、マスターが弾くギターに合わせて歌えるのだ。最初は難しいかなと思うけれど、キーも合わせてくれるし、歌っているうちにどんどん気持ち良くなってくる! これはハマるのも納得である。チャージは1人3000円。

「はしご酒の醍醐味は、オーナーや大将、店長、シェフ、偶然居合わせる他のお客様と出会い、会話ができること。個人的には静かなバーとかよりも、賑やかでワイワイしていて、初めて会った人とも気軽に話せるような感じが好きです」。

気づけばこの日も午前様。そろそろ帰ろうとしかけたとき、島ねぇが、店のお客様を連れてやってきた。今夜も長い夜になりそうだ。

Obnek(オブネック)

住所
〒810-0023 福岡市中央区警固2-18-13-5階
電話番号
092-721-4416
営業時間
19:00~24:00
定休日
定休日 不定休

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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