インスタグラムで大反響！　ミルクシェイクのために３時間も行列する店がNYで話題

【連載】NYスタイル、進行形　　世界最新の食トレンドを生み出し続ける、ニューヨーク。日々新しいスタイルが提案されるこの街で、生き残るのは至難の技。そんなニューヨークのトレンドに敏感な街の「賢人」の琴線に触れた店とは？

2016年03月15日

カテゴリ: レストラン・ショップ

カフェ・パン・スイーツ
NY
スイーツ
ハンバーガー
行列のお店
連載

Summary: 1.１杯約1,700円のミルクシェイクのために３～８時間の行列
2.ドナルド・トランプの元パーソナルシェフの店
3.バーガーやパンなしのバーガーサラダも

インスタ栄えするミルクシェイクのために、行列最低3時間！ブラック・タップ・クラフトバーガーズ＆ビール

ニューヨークに、いつ前を通っても数十人の行列ができているレストランがある。お客のお目当ては、1杯15ドルの特製ミルクシェイクだ。待ち時間は通常最低3時間で、8時間並んだ人がいたこともあったとか！その行列の絶えないレストラン、ブラック・タップ・クラフトバーガーズ＆ビールの人気の秘密を紹介しよう。

ブラック・タップのメニューは、ハンバーガーとミルクシェイクに大別される。人気のミルクシェイクの発案者は、オーナーシェフであるジョー・イシドリの奥さんだ。ある日、奥さんがコットンキャンディーミルクシェイクをつくりたいとジョーに言ってきて、2人でミルクシェイクの概念を大きく打ち破るラディカルなものをやろうと思いたったという。そうしてできたのが、こちらのミルクシェイクだ。

写真はロリポップキャンディーが見えるようにトップの綿飴を落としているが、テーブルに運ばれてくるときはこれら綿飴がすべて上にのっている。グラスの縁につけてあるのはチョコレート。これをソーシャルメディアにのせたら瞬く間に人気が広がり、長蛇の列につながった。つまり、インスタグラムに載せがいのあるアイテムを提供しているからお客が来るという、いかにも今風のサクセスストーリーなのである。

勿論、ビジュアルのインパクトだけでなく、味も美味しいから人気が続く。ジョーは25歳の時にその才能をドナルド・トランプに見い出され、トランプが経営するゴルフクラブやホテルで腕をふるい、トランプのパーソナルシェフも務めた実力派だ。その後、複数のレストラン勤務を経て今に至る。

最も人気のあるミルクシェイクはSweet N Salty。ピーナツバター味のアイスクリームに、プリッツェルやチョコレートが加わる。こんな高カロリーの飲食のために朝晩問わず、極寒でも行列する人たちがいるのだから、まったく驚き呆れてしまう。