【マニアックすぎるワイン講座】テロワール蘊蓄! コート・ロティの土壌ホントの話

【ワインマニアック講座 ~禁断のテロワール~】マニアがドンドン深みにハマって逃れられないワインの世界。ならば、もっとズボズボっと深みにハマるのも一興。世界中のワイン生産者に出逢い、ワインについて様々な経験・知識を持つ日本屈指のワインジャーナリスト・柳忠之さんが“禁断”のテロワールについて、知られざる話をそっと教える。

2016年07月06日
カテゴリ
コラム
  • 知識・雑学
  • ワイン
  • プレミアム記事
  • 連載
【マニアックすぎるワイン講座】テロワール蘊蓄! コート・ロティの土壌ホントの話
Summary
1.コート・ロティの昔話に関するあれやこれや
2.コート・ブロンドはグネイス? コート・ブリュンヌはシスト?
3.エレガントなコート・ロティを造るロックスター?

二人の娘に相続させた畑のお話

禁断のテロワール・シリーズ第二弾は北部ローヌのコート・ロティ。というと、またあの話かと思われるかもしれません。コート・ロティの麓の町、アンピュイの領主のふたりの娘にまつわる逸話ですね。

アンピュイの領主がコート・ロティの畑をふたりの娘に相続させました。領主の娘はひとりが金髪、もうひとりが栗毛。以来、金髪の娘が相続した丘をコート・ブロンド、栗毛の娘が相続した丘をコート・ブリュンヌと呼ぶようになりましたとさ(めでたし、めでたし)。

はい、たしかにコート・ロティでは南側の白っぽい土壌の土地をコート・ブロンド、北側の色の濃い土壌の土地をコート・ブリュンヌと呼んでいます。ふたつの境界線は、レイナールという名の小川とされていたり、ランスマンとバレヤというふたつの区画を隔てる道とも言われます。ただややこしいことに、もともとコート・ブロンド、コート・ブリュンヌと呼ばれるリュー・ディ(区画名)があって、現在の呼び名はこのふたつの区画をもとに、南北に広がっていったといえなくもありません。

そこでアンピュイの土産物屋で手にいれたコート・ロティの地図を見ると、あれれ?

1959年、66年、69年に……

この記事にはまだ続きがあります

今すぐ続きを読む

プレミアム記事をすべて読むには、ぐるなびプレミアム会員登録が必要です

関連記事

柳忠之さんが推薦。2015年私の最高のモエ・エ・シャンドン
柳忠之さんが推薦。2015年私の最高のモエ・エ・シャンドン

The Best of Dish 2015 2014年11月15日から2015年11月14日までの間で賢人のみなさんと編集部員が食べた料理のなかで最高のひと皿をご紹介します。お馴染みのあの店か?はたまた隠れた名店か?みなさんにとって、2015年はどんな「おいしい」一年でしたか?

【注目の日本ワイン】収穫期のワイナリーでワイン造りに参加出来る特別なイベント!
【注目の日本ワイン】収穫期のワイナリーでワイン造りに参加出来る特別なイベント!

1.収穫時期のワイナリーには部外者が立ち入れないことが多いなか、収穫を体験し、日本ワイン造りに参加 2.ワイナリーは『さっぽろ藤野ワイナリー』『宝水ワイナリー』『鶴沼ワイナリー』の3カ所 3.訪れたワイナリー産の日本ワインをもとにペアリングを考えた豪華ディナーも

dressing編集部