肉汁ジュワ~ッな焼売がくせになるうまさ!広尾の人気隠れ家チャイニーズ『真不同』が点心専門店をオープン

2016年10月06日
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肉汁ジュワ~ッな焼売がくせになるうまさ!広尾の人気隠れ家チャイニーズ『真不同』が点心専門店をオープン
Summary
1.恵比寿駅西口徒歩3分、人気店『真不同(チェンプトン)』が点心&酒の店をオープン
2。香港の点心師が作る本格派はひと味違うおいしさ
3. まるで香港の飲茶屋のよう! お酒と飲茶をカジュアルに楽しめる

広尾日赤通りの人気店『真不同』が“点心で飲める店”をオープン

広尾駅から距離があるにもかかわらず連日賑わう香港料理の店、『真不同(チェンプトン)』。本場香港の点心師が作る本格的な点心や無化調の醬を使った一品料理はキリッと引き締まった味で多くの人々を魅了し続けている。1年ほど前から点心で飲める店を作ってほしいとの要望が非常に多くなり、その期待に応えるべく今年9月、恵比寿に『真不同 飲茶倶楽部(チェンプトン ヤムチャクラブ)』をオープンさせた。

その名のとおりメニューは点心やおつまみ、そこに中華に合うワインをはじめ中国酒、紹興酒、焼酎、日本酒、ビール、サワー、ハイボール、果実酒、カクテルと酒飲みにはたまらない店だ。

上湯の上をいく頂湯スープが入った焼売がおいしすぎる!

まずは点心メニューのトップに君臨する「頂湯焼売」を食べてみる。中からジワ〜っと肉汁がしいたけや海老のうまみとともに押し寄せてくる。この味は頂湯に違いない! ここで簡単にスープのお話を。上湯は金華ハム、丸鷄、牛肉、豚肉などのガラと香味野菜を長時間煮込み塩で味を整えた澄んだスープであるが、頂湯は上湯より使用する材料がはるかに多く、15時間ほど超弱火で蒸すようにじっくり煮込む。この火加減が非常に気を使うところ。ほぼ湯の表面が動かない程度で熱くしなければならない。そうするとアクも油も濁りも一切なくうまみが凝縮された最上級のスープとなる。このスープが肉の中に閉じ込めてあるのだから、おいしいに決まっている。

次はぷりっぷりの芝海老がいっぱいにつまった「海老餃子」。もはや点心の定番だがもちろん店によって違う。こちらは香港で昔から守られてきた味を追求している。大抵は餡が注目されがちだが実は皮が重要なのはご存知だろうか。蒸籠を開けるとうっすらと見えるピンク色の海老、皮はやわらかくもちもちでないと。厚いと粉っぽい皮の味が残るし、薄いと餡を支えられない。その点、この餃子は見事。噛むと皮のやわらかさと餡のプリプリ感が一緒に味わえる。

絶対に食べてもらいたいのが「焼餃子」。豚ひき肉、背脂、キャベツ、白菜、長葱、シイタケ、ニラ、海老、シャキシャキの食感のクワイ。良く練っているのであろう。粘り気がありふわっとしてやわらかい。もちろん肉汁も期待を裏切らない。この小さな餡の中にこれだけ入れば、味、食感、うまみ、すべてが揃う。それを包む皮はカリッと焼き上げられ、餡とのバランスが最高に良い。肉汁を逃がさないようにひと口でいってしまおう。文句なしにうまい!

酒にあう料理が次々と! 香港料理の奥深さを堪能

コラーゲンたっぷりの「鳥爪」は香港では誰もがオーダーするかなりポピュラーな料理。実は仕込みが非常に手間暇かかるそうだ。一晩流水で掃除をして、乾かしてから熱い油で揚げる。それから下味をつけてから蒸す。ここまでやらないとプルプルにならないのだそう。それから醤油で甘く煮る。黒豆のソースが効いて味にぐっと深みが出ている。見た目にちょっと怯むが勇気を出して食べてみるとかなりイケる。どうやらハマってしまったようだ。

揚げて焦がした葱の油を和えただけという「葱油撈麺」が絶品だ。シンプルだけにその店の実力がでてしまうもの。葱の香りをまとった油で麺がしっとりとふくよかな味わいになるのだろう、どうにも箸が止まらない。どっさりのった焦がし葱も苦味が効いて良いアクセントだ。シメにぴったりと言うが、正直、さらに食欲が増してしまった。

だからと言ってはなんだが追加したのが「蒸し鶏の葱生姜ソース」。ジューシーな鶏に生姜がバッチリ効いた葱をたっぷりのせていただく。ごま油の香りが心地よい。さっぱりしているけれど風味が豊か。中華では前菜の定番メニューだがこうやって後半にというのもなかなかオツだ。

最後にもう一杯飲むことになり選んだのが「イカのスパイシー揚げ」。イカがやわらかい! 揚げパン粉が香ばしい! 魔法の香辛料の「五香粉」がまぶしてある! サクサク、スパイシー、つまり後を引くってこと。これは反則ですよ。目の前に置かれた瞬間、香りからしてお腹がすいてくる。口にするとピシッと塩味が効いて、食感は軽く、そのあとにうまみが伝わってくる。まさしく酒に合う逸品だ。

恵比寿駅西口から徒歩3分の場所に異国情緒あふれる空間が誕生

いやはや、とんでもない店ができたものだ。カウンターで軽く1〜2品つまみながら飲むでもよし、仲間と楽しくガッツリ食べて飲むのもよし、しかも駅から近く、かなり使い勝手がよい。問題はひとつ。徒歩3分なのに少々見つけづらいのである。

ほとんどの人が迷って電話をかけてくるそうなので説明しておこう。恵比寿駅西口を出るとバスのロータリーがあるのでアトレ西館に沿って回り込むように反対側の方へ。牛たん店と焼鳥店の間の道を入っていくと左手に焼肉『京城』がある。そのビルの6Fへあがる。扉を開けて一歩店に入ると香港にトリップしたかのよう。それもそのはず、現地の飲茶店をイメージして作られた空間はところどころに中国風の仕切りや置物などがあり、香港の飲茶屋さんてこういう感じなのだろうと思わせる。カジュアルで気取りがなくいつでも寄りたい雰囲気だ。飲んで食べて平均予算はひとり5,000円程度。これから一品料理も増えていくそうなので、ますます楽しみである。

(メニュー)
蒸し鶏の葱生姜ソース/640円
頂湯焼売(3個)/540円
海老餃子(3個)/570円
焼餃子(3個)/540円
葱油撈麺/740円
鳥爪/540円
イカのスパイシー揚げ/1,600円
ワイン(ボトル)/2,800円〜
白酒 金六福(グラス)/480円
量り売り甕出し紹興酒(100cc)/500円〜

真不同 飲茶倶楽部(チェンプトン ヤムチャクラブ)

住所
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-8-9 京城ビル6F
電話番号
03-6303-1318
営業時間
17:30〜0:00(L.O.23:30)
定休日
定休日 日曜
公式サイト
http://www.chenputon.jp/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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森一起
ライター/作詞家/ミュージシャン