ふわ~っと香る「トリュフ稲荷」は必食の一品! モダン和食と美酒に酔いしれる大人の隠れ家

2016年10月20日
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ふわ~っと香る「トリュフ稲荷」は必食の一品! モダン和食と美酒に酔いしれる大人の隠れ家
Summary
1.人気和食店『食幹』『小野木』の姉妹店が麻布十番にオープン
2.つまみと寿司が“ちょこっと”いろいろ楽しめる豊富な品揃え
3.カウンターが主役のモダン空間が大人の雰囲気を演出

外国人居住者が多い国際色豊かな街、麻布十番。老舗が軒を連ね、庶民派の人気店から予約困難な高級店まで、多くの飲食店が密集する都内屈指の美食エリアだ。その中心地である麻布十番商店街から裏路地に入ったビルの地下1階に、鮨と和食の店『いいと』は暖簾を掲げる。オープンから約半年が経ち、今では大人の隠れ家的な和食店として人気沸騰中。店内に入ると、厨房を囲む形で大きなカウンター席が目に飛び込み、壁面に設置された冷蔵庫の蝶番がとても印象的だ。『いいと』は和食の名店『食幹』や『小野木』の姉妹店。日本料理の技術を忠実に駆使しながらも独創的なテイストを付加したコンセプトは新世代の和食を彷彿させる。

あごだしをたっぷり吸った“ふくませ煮”がおすすめ

「ちょこっとつまみ」「あったかいつまみ」「ふくませ煮」「刺身」「おわん」「にぎり」。これが『いいと』の料理カテゴリー。ちょっとずつ色々な料理が楽しめるように、どれも小ぶりなサイズで供されるのはうれしい限り。なかでも和食の基本であるだしをたっぷり含ませ、素材のうまみを引き立てた「ふくませ煮」がおすすめだ。

写真は出汁巻き玉子、鯛すりきんちゃく、干しえのきを盛り合わせたもの。出汁巻は丁寧に焼き上げた出汁巻玉子をさらに煮て、だしを含ませた風味豊かな一品に仕上げている。鯛すりきんちゃくは、鯛のすり身の他に、枝豆と餅を詰めてふわっとした食感に。干しえのきは、天日干しして適度に水分を抜いたものを使用しており、より一層のうまみを感じる一品になっている。

「ふくませ煮」は、厨房を挟むように仕立てたカウンター越しに、ひと際存在感を放つ銅製のおでん鍋にスタンバイ。鍋から立ち上るおいしそうな白い湯気と、鼻孔をくすぐるあごだしの香りに食欲が掻き立てられる。

「鮨を気軽につまみたい」を叶えてくれる小ぶりな握り

「本格的な鮨を酒と一緒に“つまめる”お店があったらいいのに……」。そんな願いを『いいと』は叶えてくれる。鮨は小ぶりでリーズナブル(1貫400円~)。赤酢をほんのりきかせて味に深みを出したひと口サイズの鮨は、食事はもとより、酒肴にもなる一品だ。

写真は左から、中トロ(青森県)、小肌(佐賀県)、煮穴子(長崎県/対馬)。中トロは大間産の天然本マグロを使用。小肌は塩をしてから酢とレモンで〆た一品。煮穴子は自家製のたれで30分間煮込んで仕上げに詰めを塗り、ふんわりとやわらかな穴子に仕立てている。

そんな鮨に合うようにと日本酒や焼酎を用意。日本酒は約20銘柄。焼酎は3銘柄と絞り込んでいるが料理の味を引き立てるすっきりと飲みやすいものを用意している。写真右の「日高見 芳醇辛口純米吟醸 弥助」は、鮨に合う食中酒として3年の歳月をかけて醸造した酒で、芳醇な香りとキレのよさが特徴だ。こちらは白身魚や甲殻類、イカ、貝類など繊細な甘みを持つネタと相性がいい。一方、究極の米焼酎「百」(写真左)は、日本穀物検定協会が発表した2012年産の「米の食味ランキング」で日本一になった熊本県の米「森のくまさん」と、日本三大急流の球磨川の状流水で仕込んだ焼酎で、上品でなめらかな味わいが鮨に寄り添い、まろやかなうまみを引き出す。

ちょこっとつまみとお酒のマリアージュを味わおう

さて、ここでちょこっと“つまみ”を楽しもう。「柿とクリームチーズ黒胡麻和え」「洋梨とトロ湯葉の白和え」など、お酒とマッチする料理がたくさんある中で、おすすめされたのは「蒸しアワビやわらか肝ソース」。千葉県産のアワビを蒸して、肝を裏ごしして滑らかに仕上げた濃厚ソースを添えた一品である。アワビは驚くほどやわらかく、クリーミーな濃厚ソースが、瑞々しくさわやかなうまみと軽快な酸によるキレを持ち合わせた日本酒「貴 特別純米60」とよく合う。

そしてもう一品は「いろいろ豆のコロッケ」。サツマイモのようにあま~いジャガイモ“インカのめざめ”を、かつおだしと合わせて蒸してからコロッケ種をつくるという斬新な仕掛け。ひと口食べると、ふんわりとだしが香り、枝豆と翡翠豆の彩りもおいしさが広がる。

『いいと』の目玉商品が稲荷寿司の上に削ったトリュフをたっぷり振った「トリュフのお稲荷さん」だ。細かく刻んだガリをすし飯に混ぜて、トリュフオイルをまとわせるというオリジナルのお稲荷さん。トリュフの香りと稲荷寿司の甘さが口の中でマッチする瞬間は至福のひと時だ。

上階にはスタンディングバーも

食事を楽しむ空間も酒と料理を引き立てる。モダンでありながら自然木材を生かしたフルオープンのカウンター席からは、和食の丁寧な仕事が伺え、職人との距離をぐっと縮める。旬のもの、おすすめ、お酒とのマリアージュなど、職人さんとの会話がスムーズに進む空間だ。なお、カウンターは28席、カウンターの端は4人用のテーブル席となっており、店内奥には8名利用が可能な個室を完備する。

2016年8月25日には『いいと』の上階に系列の『いいと ikkai』がオープンした。串料理をメインにしたカジュアルな業態で、海外のレストランにあるウェイティングバーのような印象だ。『いいと』で食事する前に、『いいと ikkai』で軽く飲む、といった使い方をおすすめしたい。『いいと』も『ikkai』も肩肘張らずにおいしい料理を気軽に堪能できる隠れ家的な存在となっている。

(写真/浅山美鈴)

【メニュー】
蒸しアワビやわらか肝ソース 1,800円
いろいろ豆のコロッケ 800円
ふくませ煮/出汁巻 500円、鯛すりきんちゃく 500円、干しえのき 300円、
にぎり一貫/中トロ 800円、小肌 300円、煮穴子 600円
トリュフのお稲荷さん 一貫600円、おみやげ四貫 2,400円
※価格はすべて税抜

いいと

住所
〒106-0045 東京都港区麻布十番1-6-3 テラス麻布十番B1F
電話番号
03-6804-2233
営業時間
11:30-15:00(14:00L.O.)、17:30-24:00(23:00L.O.)
定休日
無休
公式サイト
http://discovery-t.com/eat-azabujuban/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。