話題の中目黒高架下でいつも満席!超うまいイタリアンが味わえる『中目トリッパ製造所』はカウンターを狙え

2017年01月20日
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話題の中目黒高架下でいつも満席!超うまいイタリアンが味わえる『中目トリッパ製造所』はカウンターを狙え
Summary
1.グルメ注目スポット「中目黒高架下」に絶品トリッパが食べられる新店がオープン
2.有名イタリアン出身のシェフが作る居酒屋料理が激ウマ!
3.運が良ければ大盛りになるかも? 特等席は目の前にシェフがいるカウンター

2016年のグルメ注目スポット「中目黒高架下」にトリッパの店がオープン

2016年を締めくくった食の話題は中目黒高架下であろう。蔦屋書店をはじめ趣向を凝らした28のショップが立ち並ぶ。その中で注目なのがこの『中目トリッパ製造所』(旧名:原トリッパ製造所)だ。原 郁人シェフは白金『ルクソール』や広尾『イルメリオ』で腕をふるい、数多の食通たちの舌を虜にしてきた。

なぜトリッパの店を?との問いに「高架下だからですよ。他の場所だったらイメージ的にトリッパの店はできないです。中目黒という独特のカルチャーがある街だから、とがったことをしても良いのかなと思ったんです」と原シェフ。確かに高架下には焼鳥、煮込み屋、おでんの店が多い。

コンセプトは「距離感を大事にした一流の味の居酒屋」。イタリア伝統料理の中でも気軽に食べられるトリッパの店ならば、入りやすいに違いない。しかし出てくる料理は一流の味という訳である。

「お客さまとの距離が近いというのも嬉しいです」とシェフ。今までは高級イタリアンでしかも厨房が奥にあったため表に出られるのは料理を出し終えてから。実は話好きでノリが合えばどんどん料理を出してしまう原シェフ。だから大サービスしてしまう時もしばしば。つまり、この恩恵を被ることができるシェフの目の前のカウンターが特等席ということだ。

一流リストランテ出身のシェフが作る居酒屋料理とは?

今回はシェフの好きな料理を出してもらうことにした。するとメロンの形をしたカップが運ばれてきた。パンナコッタというからデザートかと思いきや前菜らしい。

蓋をあけると…、茶碗蒸し? とにかく不思議な感じがする「生ハムパンナコッタ」である。メロンカップに入っているということは、まさか生ハムメロンの味がするとか?

そのまさかである。口にすると甘くないのでデザートではないとわかる。でもまだ何かがわからない。のみこんでからおいしさと驚きが同時に訪れる。生ハムの香りをパンナコッタに移してチーズでコクをだし、ソースにはメロンを丸ごと使っている。

『イルメリオ』時代から原シェフのスペシャリテである「社長オムレツ」。食べてみれば何が社長かすぐわかる。どうだ!と言わんばかりのトリュフ、フォワグラが惜しみなく入った極上オムレツなのだ。風味、香り、共に文句のつけようがない、まさに社長クラス。

「まずいっていう人いないでしょ。素材勝ちだから。素材の力を使っているだけっていう、あはは」とあっけらかんと言うので大笑いしてしまう。いやいや、オムレツをふんわり作るのはシェフの腕ですから。それにしてもすごいトリュフの量だ。削ってあるだけでなく卵にまで刻んだトリュフがたっぷり。「これ、気分です。今日はたくさん入れちゃいました。ベースの量は決めていますが上限は決めていないので運ってことで」とシェフ。こんなゆるい感じも高架下ならではの楽しさだろう。

お待ちかね、真打ちの登場である。イタリアトスカーナ地方のフィレンツェ風と銘打った「トリッパ煮込み」はプルンプルンの食感、国産の生ハチノスを使い臭みは皆無。濃厚なトマト味の「赤」は自家製サルシッチャ、ひよこ豆、白インゲン豆、人参、玉ネギが入り、余った野菜や豆、もうひとつは固くなったパンを加えて煮込んだイタリアのマンマの味の特製リボリータのスープをほんの少し加える。この喉ごしのマイルド感は煮崩れた豆から作られるのだそう。

“トスカーナの豆食い”と言われるほどこの地方ではよく豆を食べ、お正月にはお金の形に似ているレンズ豆をたくさん食べるそうだ。こんな話が聞けるのもシェフがイタリア料理界のベテランだから。イタリア料理にはこういったエピソードを持つものが多い。知ると余計においしさを感じるのは気のせいだろうか。

トリッパ煮込みには今回いただいた「赤」、黒キャベツを入れたリボリータの「白」、辛みの効いた「カラブリア風 激辛トマトソース」、そして目玉焼きをのせた「ビスマルク」がある。またトリッパメニューは「釜揚げ」、「焼きリゾット」、「トリッパサンド」など11品。どれも生でも食べられるトリッパを使った魅力的なメニューだ。

メニューの謎解きも一興! 通うほどに楽しみも増える店

この店を始めてシェフは毎日が楽しくて仕方がないと言う。レストランとして良い店作りができた時に、もう一歩先を行くには食材やテクニックをあげるしかなくなってしまった。それはどんどん高級な店になり敷居が高くなることにつながる。そこに無理を感じたシェフは視点を変えた調理法ならばお客さまに喜んでもらえるかもしれない、そして食べた瞬間にでる「おいしい」を目の前で感じられたらこんなに幸せなことはないと考え、『中目トリッパ製造所』が誕生した。

とにかく楽しめる。メニューもしかりで特にパスタ名が謎めいて面白い。「原のポリタン」、「中目ブラック」、「ポセイドン」、「貧乏パスタ」など、まず「なにこれ?」と思うのだ。ひとつずつ攻略して解明していくしかない。それが次に来る楽しみにもなるのである。ドリンクも女性に人気の「抹茶ビール」や「エスプレッソビール」、「カプチーノ焼酎」といった珍しいものがあるし、一升瓶ワイン(500円)もどんな味なのか気になるところだ。

店の奥はついうっかり横になってしまいそうなソファとローテーブルという、一風変わった内装になっている。このスペースは高架の脚を利用しているそうだ。つまり外にいるのと同じ。「壁ではないので風が結構入ってきます。寒いですよって言ってもみなさん行かれますね。でもあまり長居はできないようです」とのことだが、他にはない雰囲気をぜひ味わってみてはどうだろう。

平日の19時以降は要予約。土日祝は早い時間から混んでしまうそうだ。これだけ楽しくておいしければ当然だろう。電車の通る音はもはやBGM、高架下の魅力を思う存分味わえる店だ。シェフとの会話が楽しめるカウンターの特等席をぜひ狙いたい。

(メニュー)
社長オムレツ/1,800円
生ハムのパンナコッタ/800円
トリッパ煮込み/680円
パスタ/750〜2,800円
エスプレッソビール/600円
※すべて税抜き

中目トリッパ製造書(旧名:原トリッパ製造所)

住所
〒153-0051 東京都目黒区上目黒3-5-20
電話番号
03-6412-7165
営業時間
17:30〜23:30(L.O.22:30) 定休日 不定休
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/ndwsuke70000/
公式サイト
https://www.facebook.com/haratrippa/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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あおい有紀
フリーアナウンサー/和酒コーディネーター