カレー好きなら今すぐ行くべき! 老舗『アルペンジロー』2号店の「欧風カレー」は激ハマり必至のうまさ

2017年06月05日
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カレー好きなら今すぐ行くべき! 老舗『アルペンジロー』2号店の「欧風カレー」は激ハマり必至のうまさ
Summary
1.横浜の老舗カレー店『アルペンジロー』が2017年3月に2号店をオープン
2.気軽に入店できるカジュアルな雰囲気で“オリジナルメニュー”も用意
3.本店で作ったカレーソースを使用するため1日100食限定

横浜の老舗カレー店『アルペンジロー』が2017年3月25日、みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩約3分のところに『アルペンジロー 元町店』をオープンさせた。

1985年創業のカレー専門店『アルペンジロー』本店とは?

『アルペンジロー』は1985年創業のカレー専門店で、本店は横浜市営地下鉄ブルーライン・伊勢佐木長者町駅にある。名物の「ステーキカリー」と呼ばれるカレーは、熱した鉄鍋の中に、サラサラしたスープ状のカレーソースと一枚肉のステーキがのっている唯一無二のスタイルで、ごはんは飯盒(はんごう)に入って供される。

ステーキは若鶏や豚ロース、さらには牛サーロインなどから選ぶことが可能で、また辛さは「野毛山」→「富士山」→「キリマンジャロ」→「アイガー」→「エベレスト」→「天国」の6段階から選べるのもユニークだ。「ステーキカリー」というだけあり、どちらかというと、ディナーに利用したいレストラン寄りの雰囲気でもある。

一方、『アルペンジロー 元町店』は、カフェ寄りの雰囲気といえるだろう。本店がフルサービスなのに対し、元町店はセルフサービスが基本。サッと食べられるようなカジュアルな空間でランチにもおすすめだ。

▲入り口で食券を購入してから、入店するスタイル

サラサラとしたスープ状のカレーソースは本店の味そのまま!

『アルペンジロー 元町店』の、一番人気メニューは「鶏カリー」(写真上)。フライヤーで素揚げした鶏肉が3切れと、スプーンですっと切れる蒸したジャガイモ、ニンジン、インゲンが添えられている。ライスは栃木県産で、フライドオニオンがトッピングされている。付け合わせは大根のピクルスだ。

肉の種類や器は本店と異なるが、サラサラとしたスープ状のカレーソースは本店の味さながら。それもそのはず。味がぶれないようにカレーソースは本店から持ってきているという。そのためカレーは、1日100食限定になっている。

カレーソースの詳しい作り方は秘密とのことだが、小麦粉は使用せず、14種類のスパイスに秘伝のだしを加えて、煮込みに丸2日かけ、さらに数日寝かせて作るそう。これにより角のとれた独特のまろみとうまみが生まれるという。甘みと苦みを感じる深いコクは、シナモンやクローブによるものではないだろうか。

ちなみに『アルペンジロー 元町店』では、辛さは秘伝のタレをお客さん自身で足していく方式だ。

▲サラサラとした秘伝のタレ

試しにタレの香りを嗅いでみたが、鼻にツンとくるような香辛料の香りはしない。ひと口味わってみると、最初はワインのような洋風な味わいだが、あとからガツンと辛味がやってくる。この辛味成分も企業秘密とのこと。辛くすればするほど、添えられた野菜の本来の甘みが際立って美味。こんなにニンジンがおいしく感じるカレーは、他にあるだろうか。

続いて、女性に人気なのは9種類の野菜を素揚げした「野菜カリー」(写真上)。ジャガイモ、ニンジン、インゲンに加えて、ナスやタケノコ、カボチャなどがトッピングされている。

2号店オリジナル。とろみのある欧風カレーも食べてみたい

注目したいのは、『アルペンジロー 元町店』オリジナルメニューの「牧場カレー」(写真上)である。カレーソースはスープ状ではなくとろみのある、いわゆる欧風カレーである。タマネギの甘みが際立ち、あとからやや辛味がやってくる。

実はこのカレー、『アルペンジロー』の同系列の、仙台にあるホテルの総料理長、蒲澤喜五郎さんが作ったカレーだという。イベントの時だけ食べられる伝説のカレーだったそうだが、今回『アルペンジロー 元町店』ができるのをきっかけに、メニュー化。こちらのカレーソースも仙台で作ったものを持ってきている。

「スープ状のカレーソースに馴染みのないお客さまに『普通のカレーはないの?』と聞かれることがあったので、元町店をオープンするにあたり、メニューに追加しました。今では2番目に人気のメニューです」と担当者は話す。

2017年、『アルペンジロー』の新たな歴史が始まる

『アルペンジロー 元町店』は本店と若干コンセプトが異なるが、昔からのファンでも安心して来店できるはず。ちなみに、本店は今年4月20日にリニューアルオープン。ランプ照明、椅子、テーブルなどお馴染みのインテリアはそのまま活かしてある。2号店のオープン、そして本店リニューアルと、2017年は、創業30年以上の『アルペンジロー』の新しい歴史が始まる年のようだ。

【メニュー】
鶏カリー 1,080円
野菜カリー 1,080円
豚カリー 1,080円
牧場カレー 970円
※価格は税込

アルペンジロー 元町店

住所
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町100
電話番号
045-212-1880
営業時間
11:00~19:00(L.O.18:30)
定休日
月曜(祝日の場合、翌火曜休み)
公式サイト
http://alpinjiro.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。