スルメイカを使った絶品おつまみレシピと基本のさばき方!

「スルメイカ」を買ったら絶対つくってほしい!イカの部位別、絶品おつまみレシピと基本のさばき方をご紹介。スルメイカの捌き方は、全部で9工程。その流れさえ知っていれば、特別難しいテクニックは必要なく、意外と簡単。スルメイカを1杯まるごと使い切るため、それぞれの部位にあったアレンジレシピも合わせてお届けします。

2017年08月01日
カテゴリ
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スルメイカを使った絶品おつまみレシピと基本のさばき方!
Summary
1.意外と簡単! 知っておくと便利な「イカの捌き方」
2.画像つきだからわかりやすい
3.スルメイカの「部位別」おつまみレシピも必見!

夏が旬の「スルメイカ」。旬のスルメイカは身が大きく、甘みがとても強いのが特徴。
せっかく旬のおいしい時季なのだから、スルメイカを買って調理したいところだが、捌き方がわからず、普段は切り身のものしか使わない…なんて人もいるのでは?

そこで今回は、旬のスルメイカを余すことなく食べられる「基本の捌き方」と、スルメイカを使った絶品おつまみレシピをご紹介!

■知っていれば意外と簡単? 「スルメイカの捌き方」

スルメイカの捌き方は、全部で9工程。その流れさえ知っていれば、特別難しいテクニックは必要なく、意外と簡単。
甘みの強い旬のスルメイカを1杯まるごと使い切るため、それぞれの部位にあったアレンジレシピも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい!

① イカの目の上のあたりに胴とワタがくっついている部分があるので、胴の中に親指を入れて軟骨にそって引き剥がす。

② エンペラ(イカの上部の三角形のヒレ部分)と足をしっかり握り、胴とワタをゆっくり引き離す。

③ 胴から軟骨を抜き取り、胴の中に水を入れて残った内臓を洗いとる。

④ 抜き取った胴とワタは、ワタの黒い筋がある方を上にし、かぶっている身をめくってワタの根元を包丁で切り離す。

⑤ イカゲソ(足)は中央に切り込みを入れ、目玉とくちばしをつまみとる。

⑥ ゲソ部分の長い2本足は長さを切りそろえ、塩小さじ1をふりかけ、ゲソを1本ずつしごきながら吸盤を取り除き、水で洗い流す。

⑦ エンペラをしっかり持ち、胴の部分に向かって皮を剥き取る。反対のエンペラが付いていない側の皮を持って胴の部分に向かって皮を剥き取る。

⑧ 軟骨があった部分に包丁を入れ、胴の身を開く。

⑨ 胴の内側に残っている内臓や汚れをキッチンペーパーで取り除けば完了。


スルメイカをきれいに捌けたところで、部位別のおすすめアレンジレシピを3つまとめてご紹介!

1.【ゲソ】コリコリ食感がたまらない! 居酒屋の定番メニュー「イカゲソの唐揚げ」

まずは、「ゲソ(足)」を使った唐揚げレシピをご紹介。
イカゲソの唐揚げといえば、居酒屋でも定番人気のメニュー。旬のスルメイカを使えば、コリッコリの食感がたまらない絶品おつまみが自宅でも楽しめるように!

からっと揚がった、甘みとうまみのあるイカゲソの唐揚げを、ビールで流し込むのは至福の瞬間だ。

■材料(作りやすい分量)

・イカゲソ…1杯分
・[A]醤油… 大さじ1
・[A]みりん … 大さじ1/2
・[A]おろしショウガ … 小さじ1/2
・片栗粉 … 大さじ2
・小麦粉 … 大さじ1
・揚げ油 … 適量

■作り方(調理時間20分)

① 捌いたイカゲソは、2本ずつに切り分ける。

② ボウルにAを入れて混ぜ、①を加えて混ぜたら冷蔵庫に15分おく。

③ ペーパータオルで②の水分をしっかり拭き取る。

④ 片栗粉と小麦粉を合わせて③のイカゲソにまぶし、170度に熱した揚げ油でキツネ色になるまで揚げる。

2.【胴・エンペラ】イカの甘みを味わうならこれに決まり!「イカのなめろう」

スルメイカの甘みを存分に味わいたい時におすすめなのが、「イカのなめろう」。
スルメイカは胴とエンペラ部分を使い、薬味には大葉、ショウガ、ネギを使用。
叩きながら味噌を加えれば、薬味と味噌の風味がスルメイカの甘みを最大限に引き出してくれる。
ひんやりと冷えた冷酒と甘みの強いスルメイカのマリアージュは、今日一日の疲れを癒してくれること間違いなし。

■材料(作りやすい分量)

・大葉 … 1枚
・ショウガ … 1/2かけ
・ネギ … 2cm
・胴、エンペラ…1杯分
・味噌 … 大さじ1/2

■作り方(調理時間:15分)

① 大葉、ショウガ、ネギはみじん切りにする。

② 捌いた胴とエンペラを細切りにする。

③ ①と②を合わせて細かくなるまで叩く。

④ 味噌を加えてさらに細かく叩く。

3.【一杯まるごと】おかずにもおつまみにも! 素材の食感を活かした「イカとセロリの炒めもの」

スルメイカをセロリと一緒に炒めれば、おかずにもおつまみにもなる一皿に変身。
材料はシンプルながらも、セロリの苦みとイカの甘み、セロリのシャキシャキ食感とイカの歯ごたえ、それぞれのコントラストを楽しみながら味わうことができる。
少量のお酢を加えることによって、酸味が加わりさっぱりと食べられるので、食欲が衰退しがちな夏にもぴったり。

■材料(作りやすい分量)

・セロリ … 1本(写真は1本をカットしたもの)
・スルメイカ…1杯
・片栗粉 … 大さじ1と1/2
・[A]おろしショウガ … 小さじ1/2
・[A]酒 … 大さじ1
・[A]醤油 … 大さじ1
・[A]砂糖 … 小さじ1
・[A]酢 … 小さじ2
・ゴマ油 … 大さじ1

■作り方(調理時間:30分)

① セロリは筋を取り、茎の太い部分は斜め切りに、細い部分は縦切りに、葉の部分はざく切りにする。

② 捌いたイカはひと口大の大きさに切り、片栗粉をまぶしておく。

③ 鍋にゴマ油を引いて中火で熱し、セロリがしんなりするまで炒めたら、イカを加えて色が変わるまで炒める。

④ Aをすべて加えて全体に絡まるようにさっと炒める。


旬のスルメイカの捌き方と部位ごとのアレンジレシピを紹介した。
キンキンに冷えたお酒が恋しくなるこの季節。旬のスルメイカをつまみながらの1杯なんて、贅沢な時間を過ごすのはいかがだろう。捌き方をおさえておけば、調理の幅も楽しみもぐんと広がるので、ぜひ挑戦して、旬の味を楽しんでほしい。





<レシピ作者プロフィール>
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/fcf_staff?lang=ja
Instagram:https://www.instagram.com/foodcreativefactory/
フードコーディネート・スタイリング:金英貨(ヨンハ)