【軽井沢の一軒家レストラン】行列覚悟の名店だけ4選! 待ち時間で紅葉をめぐる裏技あり

連載「都内から気軽に行ける! 日帰り名店めぐり」#4 軽井沢

2017年10月04日
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【軽井沢の一軒家レストラン】行列覚悟の名店だけ4選! 待ち時間で紅葉をめぐる裏技あり
Summary
1. 東京から最も近い高原のリゾート・軽井沢は、行列の絶えない人気店のメッカ
2. 順番待ちの時間を利用して、紅葉の見どころをめぐる裏技あり!
3. グルメな別荘族を満足させるクオリティは味もサービスも国際級!

モーニングは、まるでプリンのような、人気「フレンチ・トースト」から! 前日までに予約必須

明日は軽井沢でおいしいもの三昧しよう! そうと決めたら、さっそく取りかかるのは新幹線の切符購入……ではなく、モーニングの予約だ。

なぜなら、軽井沢の1日は、『Café Le Petit Nid 3(カフェ・ル・プティ・ニ トロワ)』の、予約しなければ食べられない「フレンチ・トースト」から始めるに限るから。

軽井沢駅から自転車で10分ほどの場所にある『カフェ・ル・プティ・ニ トロワ』は、三角屋根が目印の一軒家カフェ。

予約しても並ぶのは必須で、到着したら入口で名前を記入して、名前を呼ばれるまでのんびりと待とう。土・日は、玄関先で無農薬野菜の販売もあるし、ベンチで読書するのも名案。

名前を呼ばれ扉を開くと、店内はしっとり落ち着いた雰囲気。一度座ってしまえば、ゆったりとしたモーニングのひと時をお約束。

こちらがウワサの「フレンチ・トースト」(写真上)。どうして予約が必要なのか? てっきり人気で売り切れるからだと思いきや、実は、前日から仕込みをするからとのこと。

『ブランジェ浅野屋』の角食パン「ホワイトブレッド」は、仕入れてから2日置いて水分を飛ばし、前日に牛乳液に漬け込んでおく。そして当日、注文が入ってから卵黄をコーティング。次にフライパンで焼き色を付けてから、180℃のオーブンで10分間焼き上げるのだ。

ナイフを入れると、きめの細かいパン生地がまるでプリンのように、ぷりんっ、とろ~ん。添えられたブルーベリーのプリザーブや、メープルシロップをお好みで。

さらに心奪われたのが、自家焙煎の豆を使いていねいにハンドドリップされるコーヒー。スッキリとキレが良く、ブラックでも飲みやすい自慢のコーヒーは、ポットでたっぷり2杯分。このたっぷり感に、「どうぞごゆっくり」という、店主夫妻の思いを感じる。

【メニュー】
フレンチ・トースト 1,000円(前日までに予約)
フレンチ・ドッグ 850円
ふわふわ卵のサンドイッチ 900円
銅板で焼いたホットケーキ 900円
(すべて、コーヒー・紅茶などの飲み物付き)
※価格は税込

Café Le Petit Nid 3(カフェ・ル・プティ・ニ トロワ)

住所
〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1398-457
電話番号
0267-48-3334
営業時間
8:00〜13:00
定休日
木曜・金曜
公式サイト
http://cafe-lepetitnid.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

長野県上伊那郡で育つ「ぎたろう軍鶏」の炭火焼手羽の親子丼

有名居酒屋として夜な夜な賑わうという『Ogosso(オゴッソ)』の、ランチが侮れない! とのうわさを聞きつけ、開店と同時に入店。

ランチメニューは3〜5種類のみで、狙うは、「SUPER親子丼」(写真下)。限定20食なので、開店直後に訪ねなければならないのだ。

鶏は、長野県上伊那郡辰野町の林種鶏場の林さんが心を込めて育てる、ぎたろう軍鶏を使用。卵は、上田市にある青山養鶏場の漢方卵。ご飯は、特A良質米産地の滝沢農園より、有機栽培の「八重原米」だ。

蓋を開くと、炭火で香ばしく焼き上げた鶏の香りが、ふわ〜っと立ち、食欲をそそる。縦にスプーンを入れて、鶏、卵、ご飯の三層をゆっくりそのまますくう。最初に口に触れるのは軍鶏。弾力と歯ごたえはしっかりあるが、硬くなくやさしい口当り。

絡むとろっとろの卵は、濃厚で甘みの深いことといったら! 最後に感じる米粒は、ひと粒ひと粒の存在感を放つ。これを、甘くないすっきりとしたタレが、見事にまる〜くまとめてくれる。三味、いや四味一体の完成度の高さにうっとりだ。

店主の柳沢俊明さんは、「おいしいものをよくご存知の、別荘のお客様が、いい食材を見つけては教えてくださるんです」と、優れた食材との出逢いを話す。

夜は、信州の地酒を楽しめる居酒屋の顔になる。が、地酒、ランチのお供にも遠慮なく。

【ランチメニュー】
SUPER親子丼(限定20食) 1,600円
定番 ぎたろう軍鶏の親子丼 1,300円
上ロースカツ定食 1,650円
※価格は税抜

Ogosso(オゴッソ)

住所
〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉1999-1
電話番号
0267-42-6339
営業時間
11:00~15:00(14:30L.O.)、17:00~22:00(21:00L.O.)
定休日
水曜・第2火曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/6ubdjac50000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

1982年創業の『アトリエ・ド・フロマージュ』の直営店でチーズ三昧しよう!

軽井沢駅から徒歩5分。行列の絶えない『アトリエ・ド・フロマージュ 軽井沢ピッツェリア店』は、30分〜40分待ちは覚悟して挑みたい。

チーフの小野寺真之さんは、「開店前に並んでいただくと、比較的スムーズにご案内できるのですが……」と、恐縮する。

並んでも食べたい看板メニューは、3つ。

まずは、「軽井沢チーズ熟成所のフォンデュ」(写真上)を。こちらは、すぐ近くにある、『軽井沢チーズ熟成所』の2階で半年間熟成させたセミハードの「軽井沢チーズ」を使用。白ワインだけで溶かし、燻製オリーブオイルでスモーキーな香りをつけるのだが、後から燻製香が広がる。

2つめは、「チーズ工房のクアトロフォルマッジ」(写真上・右)。『アトリエ・ド・フロマージュ』で製造されるカマンベール、ブルーチーズ、モッツァレラ、燻製チーズの4種が、薄くてパリッとしたクリスピータイプの生地を覆う一枚。

フレッシュトマト、クルミが色と食感のアクセントで、運ばれる際、そのサイズに驚くが、意外に軽く、1人で1枚平らげる人も。

3つめは、上田市産の「青山卵」を生のまま落とし、チーズで蓋してオーブンで焼く「青山たまごの焼きチーズカレー」(同・左)。蓋になるチーズは、硬質チーズ、モッツアレラ、ゴーダの3種を使っている。

チーズ三昧の後は、系列店の『軽井沢チーズ熟成所』に、ぜひ立ち寄りたい。2階では、さっきの料理に使われていた「軽井沢チーズ」が熟成されている様子が見学できる。

1階はショップ。お土産のチーズ選びが楽しめるほか、秘かな名物「生チーズソフトクリーム」(350円)も味わえる。乳の甘みとチーズの濃厚な風味がとろけ合うが、あと味は思いのほかさわやか。

【メニュー】
軽井沢チーズ熟成所のチーズフォンデュ 1人前1,700円
チーズ工房のクアトロフォルマッジ Lサイズ1,850円
青山たまごの焼きチーズカレー グランデ1,400円
自家製チーズの盛合わせ(5種) 1,000円
※価格は税抜

アトリエ・ド・フロマージュ 軽井沢ピッツェリア店

住所
〒389-0104 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東22-1
電話番号
0267-42-0601
営業時間
11:30〜15:00、17:00〜20:00
定休日
木曜
公式サイト
https://www.a-fromage.co.jp/archives/shop/pizzaria/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

人気トラットリア『プリモ』は、徒歩10分で紅葉狩りができる「雲場池」の近く

離山通りに面した『trattoria primo(トラットリア プリモ)』は、この日も「只今満席です、待ち時間約30分」の大きな看板が! 開業19年になるが、予約を受け付けないスタイルを貫いてきた。

「訪ねてくださる皆さんに食べていただきたいので、ご予約制ではないんです」と、店長の高山健さん。続けて、「ふと思い立って訪ねていただける、トラットリア(食堂)なんですよ」。

店頭にあるリストに名前を書いて、待ち時間が30分以上あれば、近くまで散歩して過ごすのもいいだろう。

オススメは、紅葉の名所「雲場池」(写真上)。紅葉本番は10月中旬からだが、透明度の高い池にはスイスイと鴨が走り、水面に樹々が写る風景を眺めていたら、あっという間に順番がやってくる。

「大変お待たせしました」と、笑顔で迎えられて天井高く広〜い店内へ。

『プリモ』では、イタリアンの王導メニュー、サラダ+ピッツァ+パスタを楽しもうではないか。

信州サーモンと彩りきれいなアボカドを合わせたサラダ「スモークサーモンとアボカドのサラダ」(写真上)は、人気の前菜。チコリやトマトやレタスなど、地元産のフレッシュ野菜がサーモンの下にたっぷり盛られたひと皿だ。

ピッツァは、定番13種、季節のおすすめ3種、合計16種類がそろう。店長の高山さんのイチオシは、季節の野菜(この日はズッキーニ)、チェリートマト、黒ベーコンをちりばめた「ルスティカ」(写真上)。

豚の血を表面に塗り燻製する黒ベーコンのインパクト、香り高いバジルソース、みずみずしい野菜のバランスの妙に魅了され、手が止まらなくなる。

鉄板で焼き上げるので最後の1枚まで温かいだけでなく、ふちのカリッも持続するのには驚いた。

もうひと皿、これを食べずして『プリモ』を語るべからず、なメニューが「スパゲッティ・アッラ・パルティノベ」(写真上)。パスタメニューは18種類あるが、初めての来店なら、ぜひこちらを注文したい。

かき揚げ卵が入ったトマトクリームソースで、カルボナーラのトマト味といえば伝わるだろうか。

『プリモ』は、ランチ、ディナーともに入店できるのは先着200名。いずれもラストオーダーよりも早めに到着を目指すべし。

【メニュー】
スモークサーモンとアボカドのサラダ 1,404円
ピッツァ ルスティカ 1,836円
スパゲッティ・アッラ・パルティノベ 1,296円
※価格は税込

trattoria primo(トラットリア プリモ)

住所
〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢330-8
電話番号
0267-42-1129
営業時間
11:30〜14:45(L.O.)、17:00〜21:15(L.O.)
定休日
不定休
公式サイト
https://www.karuizawa.co.jp/rest/primo

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

都内から電車で1時間強。いざ、軽井沢へ!

軽井沢の人気店めぐりは、レンタルサイクルを利用するも一案。高原の秋の風をきって自転車でスイスイ走れば、待ち時間も有効利用できるし、カロリー消費にもなりそうだ。