あのレディー・ガガも大絶賛したデザイナー監修! アートな空間に心躍る、新感覚のベーカリーカフェが誕生

2017年11月27日
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あのレディー・ガガも大絶賛したデザイナー監修! アートな空間に心躍る、新感覚のベーカリーカフェが誕生
Summary
1.アーティストの舘鼻則孝氏が空間デザインを手がけたベーカリーカフェ&レストランが誕生
2.「ザ・リッツ・カールトン大阪」出身シェフがこだわりぬいたパンは必食!
3.休日のランチやディナーはオーガニック野菜たっぷりのフレンチがいただける

舘鼻則孝氏プロデュースの「食」と「アート」が融合する空間が赤坂に誕生

赤坂・虎ノ門エリアに新たなランドマーク「赤坂インターシティAIR」が2017年9月29日に誕生した。同ビルには外資系企業が多く入居していることもあり、レストランエリアには国際色豊かなレストランが集まっているが、その中でもひときわ、注目を浴びている店がある。それが『COURTESY(コーテシー)』だ。

『コーテシー』は食とアートが融合したフレンチレストラン&ベーカリーカフェ。COURTESYとは、「作家と画廊の専属契約」を意味する言葉。同店はアート作品が展示された空間で、五感を刺激しながら食事ができる、新しい価値観を提案している。

クリエイティブディレクターとして建築空間やアート作品を手がけたのは、アーティストの舘鼻則孝(たてはな のりたか)氏。大学の卒業制作で発表した、花魁の履く下駄をモチーフにしたヒールレスシューズがレディー・ガガの目に留まり、一躍脚光を浴びた新進気鋭のアーティストだ。

舘鼻氏が建築空間のクリエイティブディレクターを務めるのは今回が初めて。店内には、舘鼻氏の作家としての主題である「生と死」を扱う作品を展示している。自らの心臓を表し、真っ赤なクリスタルで装飾がなされた彫刻「Traces of a Continuing History: Heart, 2017」(写真左)や、脳を表現した「青の絵画」(写真右)などの作品を間近で見ることができるのも同店の楽しみ方のひとつ。

店内中心にあるカウンターの上には、長崎県の波佐見町で作られる「波佐見焼き」で作られたビーズが細胞のように配列されたオブジェが鎮座している。

見た目にも美しいパンに恋をして

平日のモーニングとランチはベーカリーカフェとして、店内で焼き上げたパンを提供する。見た目にも美しい約30種類ほどのパンは、「ザ・リッツ・カールトン大阪」でヘッドベーカーを務めた青柳吉紀シェフが監修。パンを毎朝食べる人たちにパンに恋をしてほしいと思い、この店オリジナルでレシピを書いたという。

オフィスビルに入る店として、毎日でも食べ飽きない味わいを目指してメニューが構成されており、シナモンロールやクロワッサンなど誰もが食べたことのあるオーソドックスなパンを中心に取り揃えているが、そこには青柳さんならではのひとひねりがある。

例えばクロワッサン(写真上)。同店のクロワッサンには「セルワッサン」という名がつけられている。“セル”とは塩の意味を持つフランス語。パンに欠かせない素材の一つである塩は、人間が生きていく中でも欠かせない素材でもある。青柳さんは、今回、パンにおける塩の使い方を根本から見つめなおした。

「生命が海から始まったということもあり、使う塩はナチュラルでミネラリーな海塩を選びました。また、一般的なクロワッサンは生地に塩や酵母を混ぜてから、バターを包んでいくのですが、バターに塩を入れたものを生地で包むという手法を取りました。そうすることで、食べる部分によって、塩の風味に強弱をつけることができます。ひと口ごとに味わいの違いのリズムを感じながら食べてほしいです」(青柳さん)。

舘鼻氏のアート作品の主題である「生と死」というコンセプトは、パンにも呼応して同店を創り上げているのだ。

伊豆の名オーベルジュの味を赤坂で

休日限定のランチタイムには、伊豆・湯ヶ島のオーベルジュ『アルカナイズ』元料理長の山本篤史さんの手がけるフレンチとパンがいただける。静岡県・富士宮市のオーガニック農園『北山農園』で栽培された味わいの濃い野菜を山本シェフが丁寧に調理した一皿は、滋味深く、生産者の想いが伝わってくるかのよう。

ある休日のメニューに登場したのは「カレイのカルパッチョのサラダ仕立て」と「豚のグリル」(写真上)。どちらも『北山農園』の野菜がたっぷりと添えられており、食べるごとに野菜のおいしさを実感できる。

ディナーは2カ月に1度メニューが変わるおまかせコースを提供。メニューに書かれているのは「輝き」「宇宙2017」「太陽」など、料理への想像が無限大に広がっていくワードたち。器の一皿までこだわりぬいたメニューは、アートに囲まれた空間の力と相まって、五感を最大限に刺激してくれる。

食とアートが呼応し合う新感覚のレストランでのひと時は、自身の感性を高める有意義な時間となるだろう。


【メニュー】
パン各種 200円~
パンとコーヒーと、ラぺ&リエット 500円 ※モーニングセット
特別ランチ 3,000円
ディナーコース 5,000円、12,000円、20,000円
※価格はすべて税抜

COURTESY(コーテシー)

住所
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 1F
電話番号
03-6632-1679
営業時間
モーニング/ランチ 7:00~16:00、ディナー 18:00~22:00
定休日
土曜ディナー、日・祝日、赤坂インターシティAIR 休館日
公式サイト
http://courtesy-tokyo.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。