鉄鍋で焼くアツアツ「餃子」がウマすぎて、箸もビールもとまらない、新宿の中華料理店『大陸』

餃子で巡る世界の旅in東京 #30

2018年03月29日
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鉄鍋で焼くアツアツ「餃子」がウマすぎて、箸もビールもとまらない、新宿の中華料理店『大陸』
Summary
1.新宿歌舞伎町入口付近の雑居ビルに創業60年以上の餃子屋がある!
2.客質がよく、芸能人や劇団員がお忍びで来店するほどの人気実力店
3.餃子のメニューは7種類。月曜は「焼き餃子・水餃子」が半額サービスに

どうも、料理芸人のクック井上。です!

もう、春ですね~。春といえば入学や就職、転勤などで、東京デビューする人も多い時期ですよね。東京に来たら、たぶん、新宿駅を通らない人はいないでしょう。なんと言っても、1日平均乗降者数は約350万人で、世界一ですからね! でも、アジア最大級の歓楽街である、新宿・歌舞伎町辺りは、ちょっと怖いっていうイメージ、ありません?

そこで、今回はそんな新宿でも安心して来店できる、昔々、その昔から愛されている歴史ある餃子屋を紹介します! もちろん、すでに東京在住の方にもおすすめしたい実力派のお店です。

シンプルだけど家では出せない味! それが新宿の餃子屋『大陸』

やってきたのは、JR新宿駅東口から徒歩約5分にある『大陸』。歌舞伎町エリア入口に建っている雑居ビルの4階にお店はあります。お店の存在を知らないと通り過ぎてしまいそうですが、そこが逆にポイント。長い間、このお店を愛しているお客さんが多く、ただただ騒がしい学生さんや、変な酔っ払いの方はほぼいません。雑多で賑やか歌舞伎町周辺にあるにもかかわらず、お客さんの質が良いというのも『大陸』の魅力の一つであり、僕のおすすめのポイントです!

全90席、店内はシックな内装デザインです。餃子屋さんらしくない落ち着いた雰囲気で、ちょっとした仕事の会食にもおすすめです。とても清潔感のある店内ですが、実はこのお店、創業は1953年で、65年以上の歴史ある老舗なんです!

以前は近くに「スタジオアルタ」があったことから、ウキウキWatchingなテレビ番組収録前後の有名芸能人もお忍びで来店していたんだとか。老舗の劇団出身の有名俳優さんも昔からのファンで、思い出のお店としてテレビ番組で紹介したり、今でもプライベートで来店されるそうです。

お客さんの質も良くて、落ち着いた店内、有名芸能人からもお墨付き。なのに、家庭的な雰囲気もある。これなら新宿・歌舞伎町にあるお店だけど、安心して来店できると思いませんか?

▲よーく見ると、お箸にも『大陸』の文字が印字されているんです!


そんな『大陸』はメニュー数が豊富で、全部で100品ほど。餃子屋としてスタートしたものの、今では小籠包や春巻き、シュウマイなども大人気。さぁ、この辺りでそろそろ本題と参りましょう。『大陸』の看板メニュー、4種類紹介しちゃいます。

まずは、真打ちの焼き餃子、いっちゃいましょう!

▲人気ナンバーワンの焼き餃子。写真は2人前


まぁ、なんとクラシックで、美しい焼き目の焼き餃子でしょう! 『大陸』の餃子は鉄鍋で焼いているので、丸く並べた状態で提供してくれます。酢醤油に、お好みでラー油を加えたつけダレで、カリッとアツアツのうちにいただきましょう!

う~ん♪ 自家製の皮がカリッ、キャベツやタマネギのシャキっと感が生きた餃子が、めちゃめちゃビールと合う!

『大陸』の創業者であり今の店主、3代目・佐々木新八(しんぱち)さんのお祖父さまは、中国の北京生まれ。そこで食べた北京の餃子を再現しているという餃子の餡は、キャベツ・ネギ・タマネギ、お肉は鹿児島県の黒豚を使用。北京がルーツの餃子なので、ニンニクは不使用。あっさりした味わいで、無限に食べられちゃいます。あっさりとした味わいは、ニンニクを使っていないという他にも秘訣があるのだとか。鉄板ではなく鉄鍋で焼くのが大事なんだって。鉄鍋で焼いた後、油をしっかり丁寧によく切ってからお皿に乗せているそうです。ちょっとした事ですが、こうした丁寧な仕事が、いくつでも食べられる餃子を生むんですね!

感心していると、「余計なことは何もしていません!」と、3代目店主の新八さん。余計なことはしていないけど、細やかな仕事はきっちりやる。か、かっこいい! そして素晴らしすぎる! 本当にシンプルな味ですが、有りそうでなかなか無い。ど真ん中だけど、家では出せない老舗の味は、当たり前のことだけをきっちりやることで生まれている事を知りました。

続いて紹介するのは、水餃子!

▲「水餃子」。写真は2人前


こちらは調理方法を変えただけで、餃子自体は焼き餃子と同じもの。だけど食べると焼きとは全然違うから、餃子って面白い!皮がつるりとした食感で、噛むとジューシーな肉汁が口の中に広がりますが、焼きよりも更にさっぱりな味わいに。焼き餃子でお腹一杯にしたいと思っていたけど、水餃子が誘惑してくる! だって水の方も何個でもいけちゃうんだもんなぁ。なんて言ってたら、「火鍋のトッピングとして、水餃子を注文されるお客さんも多いですよ!」と新八さん。あかん、ナイスアイデア過ぎる~! 

ここで、超が×10,000個くらい付く、素敵な情報を1つ。

『大陸』では、毎週月曜日に「焼き餃子」と「水餃子」が半額になるサービスを実施しています! こりゃ月曜日は来るしかない~! 昔は、週末明けはお客さんが少なかったので始めたサービスらしいのですが、今ではお得な当サービスにお客さんが大集結の大盛況で、1日1,000個以上もの餃子を握らなくてはならないそう。無限に食べられるあっさり餃子ゆえに、注文がひっきりなしで、月曜日は赤字寸前。そうなったらサービスを廃止してもよさそうなもんですが、「楽しみにしてくれている人が多いので!」とずっと続けているそう。本当にありがたいですよね。

ちなみに店主の新八さんは、お店を継ぐ前はアパレル業界で働いていたんですって。けど27歳頃、ふと思い立って仕事の休憩時間中にオフィスの近くにあった料理の専門学校に願書を提出しにいったのだとか。自分でも気づかなかった、心の奥底に眠っていた餃子への想い、餃子の血が騒ぎだしたその日から、料理の道へ。専門学校卒業後は、『大陸』で働いたわけではなく、新橋にある中華料理店で修業を始め、30歳の時に『大陸』を継ぐことに。それは誰から決められたわけでもなく、自然な流れだったそうです。アパレルという「島」にいた新八さんが、餃子の『大陸』につながった瞬間!

「継いでから10年以上経ちますが、餃子は可愛いし、全然飽きないですね!」と新八さん。小さい頃からこの餃子を食べてきただけに、DNAに餃子愛が組み込まれていたんですね。

まだまだ餃子! 『大陸』は餃子だけでも全部で7種類!

『大陸』は、餃子だけでも7種類あります。まずは王道の「焼き餃子」と「水餃子」を食べてもらいたいのですが、お腹に余裕があるようなら今から紹介する2つの餃子も食べてみて。では、餃子の後半戦スタート!(まさかの、まだ前半でした)

▲ピリ辛のタレがかかった「坦々水餃子」


こちらの「坦々水餃子」は、先ほど紹介した水餃子にピリ辛のタレをかけたもの。タレは、一味を油漬けし、ラー油や酢、砂糖などで作った自家製だそうで、これだけをずっと飲んでいられそうなほどウマい! もっと辛いのが好きな人は、お好みでラー油を加えても◎。ラー油自体も自家製ですってよ。抜かりなし!

そして最後に紹介するのが「蒸し餃子」。

▲風味豊かな「蒸し餃子」


水餃子の皮とは異なり、分厚いもちもちの皮で包まれています。特に、ひだの重なった部分がもっちり食感でご馳走! 餡には、干しエビやニラなど香りがする具材がたっぷり。食べた時に、海鮮などのいい香りが漂ってきます。う~ん、極上♪

まだまだ餃子の種類はありますが、続きはご自身でお店へたしかめに行ってみてください! 複数人で行って、シェアして食べるのがおすすめです。

▲先代の雄二さんと、店主の新八さんとパシャリ!


今回ご紹介した『大陸』、いかがでしたでしょうか? 新宿・歌舞伎町にあって、この由緒正しき餃子。シンプル且つど真ん中の餃子は、余計なことはせず、丁寧な仕事をし尽くす餃子愛、餃子愛を超える餃子DNAからできていました。老舗店なのに、清潔でシックな内装だし、客質も良い!

この春に東京デビューする人もそうでない人も、ぜひ『大陸』の餃子を味わってみてください。半額の月曜狙い目、で、結局おいしすぎて、他の曜日も通っちゃうパターン! 月~日、年中無休で、餃子の『大陸』横断しちゃいましょう。

【メニュー】
焼き餃子1人前(7個入り)490円
水餃子1人前(7個入り) 490円
坦々水餃子1人前(7個入り)550円
蒸し餃子1人前(7個入り)550円
生ビール(中) 600円
※価格はすべて税抜

大陸

住所
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-6-3 石塚ビル4F
電話番号
03-3209-4601
営業時間
16:00~23:00(L.O.22:15)
定休日
年末年始
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/dm0p8ymu0000/
公式サイト
http://www.gyoza-tairiku.co.jp/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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