花見のお酒は断然「ロゼ泡」が大ウケ! シャンパーニュ騎士団オフィシエが絶賛すすめる「ロゼ泡」3選

みんな大好き「お酒」だけれど、もっと大人の飲み方をしたいあなた。文化や知識や選び方を知れば、お酒は一層おいしくなります。シャンパーニュ騎士団認定オフィシエによる「お酒の向こう側の物語」
♯「花見」にピッタリな「ロゼ・シャンパーニュ」

2018年03月23日
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花見のお酒は断然「ロゼ泡」が大ウケ! シャンパーニュ騎士団オフィシエが絶賛すすめる「ロゼ泡」3選
Summary
1.実は、「ロゼ・シャンパーニュ」は日本の季節にピッタリ合う!
2.「ロゼ泡」に会うお料理とは? この春、合わせたいあの料理
3.シャンパーニュ騎士団オフィシエが絶賛オススメ! お花見に合う「ロゼ泡」3選

この春に飲みたい、「ロゼ・シャンパーニュ」について【シャンパーニュ騎士団オフィシエ】

お花見のこの季節。お花見・桜を愛でながら、おいしく楽しく飲めるロゼ・シャンパーニュをチョイスするのはいかがだろうか? 連載7回の本稿では、シャンパーニュ騎士団オフィシエが絶賛オススメする、花見・桜にピッタリなロゼ・シャンパーニュを紹介しよう。

「花見・桜」×「ロゼ・シャンパーニュ」のマリアージュを楽しもう!

このコラムでシャンパーニュと様々なモノ、コトとのマリアージュについて書いてきたが、やはりこの季節にお伝えしたいことといえば、花見、桜とのマリアージュ。もちろん、どんちゃん騒ぎの花見ではなく、風雅であったり、粋であったり、可憐だったりという、ちゃんと桜を愛で、会話を楽しむ花見なら、おススメしたいのはロゼ・シャンパーニュ、気分のいい気軽な呼び方にすれば「ロゼ泡」だ。

グラスに注がれたロゼの色合いと、春の青空、桜のピンクは見た目にも素敵な組み合わせ。これだけでも十分、ロゼ泡を花見に推す理由になるのだけれど、もう一歩話を進めると、春、花見にぴったりのテイストやアロマをもった「ロゼ泡」がある。という、ロゼ泡アイテム3本を後ほど紹介するとして、ひと言でロゼ泡といってもいろいろなタイプがあり、そのいろいろが見事に日本の季節とシンクロしている、という話からはじめよう。

シャンパーニュで生まれた「ロゼ泡」は日本の季節にピッタリのワケ

専門的な話をすればロゼ泡は、2つの方法、「マセラシオン(セニエ)」と「アッサンブラージュ」のいずれかから造られる。

マセラシオンは収穫したブドウの破砕・圧搾の時点でブドウの皮ごと漬け込んで赤い色をそのまま残すというやり方で、アッサンブラージュはシャンパーニュ地方で造られた赤ワインをブレンドするというやり方である。おおむねマセラシオンは力強さやストイックさ、自然な味わいという傾向があり、アッサンブラージュは華やかさ、繊細さ、軽やかさ、バランスの良さが得られるという傾向がある。

ちなみにマセラシオンは出来上がりの色合いのコントロールが難しいなど、手間や管理が大変なこと、コストと労力を天秤にかけると効率も悪いこともあり造り手はそう多くはない。いずれにしてもどちらにもシャンパーニュらしい魅力があり、どちらが優れているというわけではない。

さらに、傾向は、この2つの方法だけで決まるわけではなく、「シャンパーニュの中のどのエリアのブドウなのか」、「ブドウはピノ・ノワールのみを使用してるのか、ブレンドなのか」、「醸造、熟成は樽を使っているのかそれともステンレスなのか」、「造り手の感性は優しい方向なのか、力強い方向なのか」などいろいろな要素がからみあい、最終的な個性として私たちの前に登場する。

そのフランスはシャンパーニュで生まれたロゼ泡が不思議と日本の季節に合う。初夏から夏にかけて、昼ならややドライで軽快なテイスト、少し海の塩っ気を感じられるロゼ泡。夏の夜は少しエキゾチックでトロピカルフルーツや南国のハーブを感じさせるロゼ泡がいい。秋に入れば紅葉の色とマッチする色を持ったもの。こういう色のロゼは日本の秋の味覚にも寄り添ってくれる。冬が深まればより深い色を持ったもの。赤ワインの比率もあがり(割合が15%を超えてくるもの)、より濃くて強めのものならジビエや子羊、強めのソースなどと、濃厚ながらエレガントな関係を結んでくれる。

そして春、桜の季節。この季節らしいロゼの特徴は、色合いは可憐で、飲み口は優しく、繊細。でもどこか溌剌(はつらつ)さと快活さ。余韻は儚いながらも綺麗な酸が細く長く続いてくれる。ゆかりや梅といった和のアロマやテイスト、かわいらしい緑のほろ苦さが、少し切なさも感じさせて…。

「ロゼ泡」によく合うお料理がこれ!

その中でも大人の女性の落ち着きから少女の無邪気さまで、キャラクターはそれぞれだけれど、おおむねそんなロゼ泡が似合う。いずれも外に持ち出して、昼から夕方が気分だ。あわせる料理は松花堂弁当、春野菜の天ぷらといった春の行楽的なものから、軽く柔らかい食感のパンで作ったサンドウィッチと幅広い。花見ならデパ地下やデリに立ち寄って、菜の花のキッシュや春野菜のシーザーサラダなんていうのも楽しいし、梅をちらしたおにぎりに柴漬けなんて組み合わせも面白い。

というところで、おススメの3本。いずれも女性が造り手や経営者というロゼ泡で、花見の季節から5月の新緑の季節まで、テラスや公園など「外の昼」にちょうどいいアイテムを紹介しよう。楽しいおしゃべり、桜や緑の素敵な風景と涼風の中で味わっていただきたい。

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