夏野菜「キュウリ」をたっぷり大活用! キムチ炒めやサンドイッチなどキュウリを使った簡単旬レシピ3選

2018年07月03日
カテゴリ
レシピ・キッチン
  • レシピ
  • 野菜料理
  • サンドイッチ
夏野菜「キュウリ」をたっぷり大活用! キムチ炒めやサンドイッチなどキュウリを使った簡単旬レシピ3選
Summary
1.サラダや漬物だけじゃない! 夏が旬の「キュウリ」をメイン食材として使った簡単レシピ3選
2.キュウリの青臭さが苦手な人こそ注目! この“ひと手間”で解消できる
3.炒めてもおいしい! 生食が苦手な人には「キュウリと豚のキムチ炒め」がオススメ

夏を代表する野菜「キュウリ」。その育てやすさから、ベランダ菜園や家庭菜園で栽培されることも多い野菜だ。また知人から大量の“おすそ分け”をいただいて「キュウリをたくさん使える料理はないかな?」と思う機会もあるのでは?

「キュウリ」は成分の約95%が水分で栄養価が高いとはいえないが、カリウムを多く含んでいる。カリウムには血圧を下げる効果や利尿作用があるとされ、キュウリをとることで身体に溜まった熱を放出し、夏バテ予防や疲労回復の効果が期待できる。暑い日には積極的にとりたい野菜のひとつだ。

キュウリの食べ方というと、生食でいただくイメージが強いためか、サラダや漬物などどうしてもワンパターンになりがちだ。また、キュウリの“青臭さ”が苦手、という声も耳にする。そんな人には、青臭さが気になりにくくなる簡単な下処理の方法をぜひ知ってほしい。

下処理や加熱をすることで、キュウリをおいしく、たっぷり使ったレシピを紹介しよう!

■相性抜群! キュウリとチーズの名コンビ「キュウリたっぷりサンドイッチ」

キュウリがメインのサンドイッチと聞くと、なんとなく水っぽくてもの足りなさそうと思う人もいるのでは? しかしこれが、なかなかおいしいのだ。

ポイントは「塩もみ」をして青臭さと水分を除くこと。キュウリの味がぎゅっと締まっておいしくなる。そこへ相性抜群のチーズとアクセントのからしマヨネーズを合わせてはさめば、こってりとしたチーズとさっぱりとしたキュウリとが絶妙にマッチしたサンドイッチになる。

■材料(2人分)

・キュウリ … 3本
・塩 … 大さじ1/2
・食パン(8枚切り) … 4枚
・[A]マヨネーズ … 大さじ2
・[A]練りがらし … 小さじ1/2
・スライスチーズ … 4枚

■作り方(調理時間:20分)

① キュウリはヘタを切り落とし、皮つきのまま長さを5cmに切ってから太めの千切りにする。
《ポイント》
青臭さが苦手な方は、千切りにする前に皮をしま目にむくとさらに青臭さが減ります。

② キュウリを塩もみしてから15分おく。

《ポイント》
ここでしっかりと水分を出す。これだけの水分がでる。

③ キュウリの水気を絞る。

《ポイント》
この水分をしっかりと絞ることで青臭さが抜ける。

④ 食パンの片面にAを混ぜて塗り、スライスチーズ2枚、キュウリをのせてもう1枚の食パンではさむ。

⑤ 2等分に切る。

■おろしキュウリのたれで食べる「薬味たっぷり さっぱりそうめん」

キュウリをすりおろして“たれ”に仕立てた、さっぱりと食べられるそうめんレシピ。

キュウリをすりおろしたら、青臭さが気になるのでは?と思う人もいるかもしれないが、すりおろす前に「板ずり」をすれば大丈夫! キュウリに塩をまぶしてすり込み、まな板の上でゴロゴロ転がせばOKだ。

すりおろしたキュウリに、大葉や梅干しなどの薬味を合わせると爽やかな味になる。ここにゴマ油を加えると、コクと香りが加わって味わい豊かに仕上がる。お好みで蒸し鶏をほぐしてトッピングするとボリュームが加わってさらに満足感のある1品に!

■材料(2人分)

・キュウリ … 2~3本
・塩 … 大さじ1/2
・大葉 … 5枚
・[A]梅干し … 1個
・[A]醤油 … 大さじ2
・[A]きび砂糖(もしくは砂糖) … 大さじ1
・[A]カツオ節 … 1g
・[A]酢 … 大さじ1
・[A]ゴマ油 … 大さじ1
・そうめん … 2~3束

■作り方(調理時間:15分)

① まな板にキュウリを置いて塩をふり、皮の表面のいぼが取れるまでゴロゴロと転がして板ずりする。大葉は千切りにして水にさらす。梅干しは粗みじん切りする。

② ヘタを切り落とし、切り落とした方からすりおろして、Aと混ぜる。
《ポイント》
青臭さが苦手な方は、すりおろす前に皮をしま目にむくとさらに青臭さが減ります。

③ そうめんを茹でて冷水にとり、水気を切る。

④ 器にそうめんを盛り、②をのせて大葉をトッピングする。

■キュウリの生食が苦手な人もこれなら食べられる! 「キュウリと豚のキムチ炒め」

キュウリの生食が苦手な人にぜひ作ってみてほしい1品がこちらの「キュウリと豚のキムチ炒め」。キュウリに豚肉とキムチのうまみが絡んで、おかずにもおつまみにもぴったりな箸のすすむ1品だ。

キュウリは板ずりしてから炒めることで、ほっくりとした食感になり、青臭さも気にならなくなる。

■材料(2人分)

・キュウリ … 2本
・豚こま切れ肉 … 200g
・塩 … 大さじ1/2
・コショウ … 適量
・ゴマ油 … 大さじ1/2
・[A]キムチ … 80g
・[A]醤油 … 小さじ1
・[A]きび砂糖(もしくは砂糖) … 小さじ1
・糸唐辛子(お好みで) … 適量
・白ゴマ … 適量

■作り方(調理時間:10分)

① まな板にキュウリを置いて塩をふり、皮の表面のいぼが取れるまでゴロゴロと転がして板ずりしたら、乱切りにする。豚こま切れ肉に塩、コショウで下味をつける。
《ポイント》
青臭さが苦手な方は、乱切りにする前に皮をしま目にむくとさらに青臭さが減ります。

② フライパンにゴマ油を引いて中火で熱し、豚こま切れ肉を色が変わるまで炒めたら一旦取り出す。

③ キュウリを入れてしんなりするまで炒めたら豚こま切れ肉を戻し入れ、Aを加えてさっと炒める。

④ 器に盛り、糸唐辛子をのせて白ゴマを散らす。

サラダだけではない、キュウリをおいしく食べられる3つのレシピを紹介した。

サンドイッチは休日のブランチに、そうめんは暑さで食欲が落ち気味な時に、豚キムチ炒めはビールのおつまみにと、この夏はバリエーション豊かに、キュウリをたっぷり使った料理をぜひ楽しんでみてほしい。

【レシピ制作者プロフィール】
管理栄養士・料理研究家 五十嵐ゆかり

「楽うまヘルシーな時短ごはん」をモットーに、糖質オフやグルテンフリー、減塩、発酵食品を料理にプラスしてグンとおいしくするコツなど、日々の暮らしに取り入れやすいヘルシーレシピを提案している。
フードクリエイティブファクトリーでは、食のクリエイティブディレクターとして年間500を超える食の企画をWEB媒体や食品企業に提供し、企画~レシピ開発、栄養監修までをトータルに行う。
企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。 著書に『食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖』や『発酵いらずのちぎりパン』、『塩レモンでつくる基本のおかず』など。
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
運営レシピサイト グルテンフリーLIFE:https://glutenfree-life.com/
Blog:http://lineblog.me/igarashiyukari/

【調理・撮影】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/fcf_staff?lang=ja
Instagram:https://www.instagram.com/foodcreativefactory/