平日昼間でも行列ができる町中華『みんみん』の餃子が強烈においしい件【吉祥寺】

餃子で巡る世界の旅in東京 #33

2018年08月08日
カテゴリ
レストラン・ショップ
  • レストラン
  • 吉祥寺
  • 餃子
  • ラーメン
  • 中華料理
  • 連載
平日昼間でも行列ができる町中華『みんみん』の餃子が強烈においしい件【吉祥寺】
Summary
1.吉祥寺・ハーモニカ横丁に、餃子が大人気の町中華『みんみん』がのれんを掲げる
2.餃子のほか、チャーシューメンやあさりチャーハンも絶品
3.餃子はお持ち帰りも可能。自宅でも『みんみん』の餃子を味わおう

どうも、料理芸人のクック井上。です!

今回、美味しい餃子を求めて訪れたのは、東京・吉祥寺。戦後の闇市の名残である商店街“ハーモニカ横丁”です。

当コラムでは以前、横丁内にある創業65年以上の町中華『珍来亭』を紹介しましたが、もう一軒、餃子が大人気な町中華をご紹介させてください! 週末や平日の昼時だけでなく、中途半端な時間帯でも行列ができるという、餃子の名店です。

餃子が一番人気メニュー! 吉祥寺の町中華『みんみん』

やってきたのは、店頭の赤い提灯が目印の『みんみん』。漢字で同じ読みのお店や、ひらがなで書く宇都宮のお店などをご存知の方も多いと思いますが、吉祥寺の『みんみん』に系列店はなく、こちら1店舗のみ。

創業は昭和47年で、45年以上の歴史があります。店長の大内鉄男さんは、もうすでに35年以上もお店に立たれているんですって!

店内はカウンター8席、4人がけのテーブルが3卓。普通、町中華のカウンターの色は朱色が多いのですが、こちらは淡いターコイズブルー。昭和ノスタルジックなお店なのに、清潔感に溢れている! 流石、お洒落タウン吉祥寺の町中華ですね!

さて、メインメニューである餃子は、厨房で1個 1個、丁寧に手包み。お客さんのほとんどが注文されるので、常に包まないとならない状況だそう。

ちなみに店長の大内さんは、餃子を包むことを「餃子を巻く」と表現していました。当コラムで紹介した、浅草『餃子の王さま』の店主は「餃子を握る」と言ってましたし、職人によって、餃子の包み方の表現方法が違うんですよね。「包む」「巻く」「握る」…、それぞれの店主さんが何と表現するのか、僕の密かな楽しみです。

▲1個1個丁寧に巻かれた餃子。美しい~!

ニンニク不使用の「餃子」は野菜が多めだからあっさり! 味のバランスがバツグン

ではお待ちかね、お目当ての餃子をいただきましょう!

ふぅ~、もうたまらんですね。程良く焼き色がついた餃子の皮は、製麺所に特注で作ってもらっているそうです。いただきます!!

焼き目はカリっとした歯触り、しかし特注の厚みを感じる皮はもっちり感もあり、弾力と舌触りがとても心地いい。そして、中から現れた餡は野菜たっぷり!

具材には、キャベツとニラ、そこに豚肉やショウガを少々。とっても満足感&旨味十分の餡ですが、ニンニクは不使用ですって。だからかな、女性のお一人様も多いのは。店内も清潔感があるし、カウンターの色も可愛いですしね。

餡はしっかり下味がついていて、且つバランスがとっても◎なので、タレの酢醤油はお酢多め「お酢:醤油=8:2」くらいの割合がオススメです。

▲ビールとの相性もバツグン!

ところで、僕がお箸で餃子を持っている上の写真をご覧頂いたらわかると思うのですが、長さはグラスと同じくらいで、結構なジャンボサイズ。餡もぎっしりなので2,3個でお腹が膨れそうだと思うでしょ?

でも野菜多めであっさりしているから大丈夫。1人で3皿ほどペロっと食べちゃう女性客も多いのだとか。ニンニク不使用で野菜多め、臭いも気にならないしヘルシーだから、女性にも大人気なのが頷けます。

餃子だけじゃない! ラーメンもチャーハンも絶品だから食べてほしい

さて、餃子を何皿も食べてお腹を満たすのも素敵なのですが、ぜひとも餃子と一緒に食べてもらいたいメニューが、「チャーシューメン」(写真下)!

トッピングはメンマ・ゆで卵・ネギ・ワカメがたっぷり。そこにぶ厚めのチャーシューが5枚ドーン! ほお張りたいところですが、グッと我慢。まずはスープからいただきましょう。

うほほほほ、こりゃ旨味十分で、体の細胞一つ一つに沁みわたる味! 鶏ガラ・豚骨・背脂などからスープをとってるんですって。材料だけ聞いたらこってり脂っこそうなのに、さっぱりしてるし綺麗に澄んでいるし、これまた男性だけでなく女性のお客さんも納得の味。中太のちぢれ麺との相性もとてもいい。

と、麺が口の中にあるこのタイミングで、ぶ厚めチャーシューをかじって口内調味! 

うひょー、なんだこれ! 秀逸すぎて、奪い合いの戦争が起こってもおかしくないレベルですよ。ラーメンのスープで2時間半ほど煮込んでいるそうで、全然脂っこくないんです。これは、ご馳走です!

チャーシューだけでもビールのつまみになりそう。いや、むしろビールのつまみにしたいから単品をメニューに加えて欲しいです。店長の大内さ~ん!

続いて紹介するのが「あさりチャーハン」(写真下)。

その名の通り、あさりが入ったチャーハンです。なかなか珍しい!

レンゲで、お米とあさり、そして添えられたザーサイをちょいと乗せて口に運んでください。塩と醤油でやや薄めの味付けされたチャーハンですが、あさりの放つ磯の香りとザーサイの塩気で、幸せの味の掛け算。かなり計算されたチャーハンですぜ、旦那。

▲あさりを噛むと、フワーッと、磯の香りが漂う

餃子を紹介するために取材に来たのですが、他にご紹介したチャーシューメン、あさりチャーハン、間違いなくこちらも『みんみん』の4番バッター。さすが、暖簾に「ラーメン 餃子 炒飯」と連ねて書いてあるだけの事はあります。

もちろん、赤提灯にでかでかと書いてある餃子が一番人気の看板選手ですが、ぜひ他の料理も味わってもらいたいです! 

全国発送も可能! 『みんみん』の餃子を食卓でも味わおう

ところで、餃子はお持ち帰りも可能です(写真下)。

実は生餃子は、吉祥寺周辺に住む主婦に大大大人気。夕方頃になると、生餃子を買い求める主婦の列ができるんです。

この日も「20人前ください!」「5人前!」と、生餃子を求める吉祥寺マダムたちがひっきりなしにお持ち帰りの窓口に訪れておりました。

“餃子をお持ち帰りができるお店はウマいの法則”は、滅多に裏切られることがありません。こちら『みんみん』では地方発送もしているそうなので、ぜひ吉祥寺に来られない人にも食べてもらいたい!

▲最後に店長の大内さんとパシャリ!

今回は、男性はもちろんの事、女性1人のお客さんも多い人気の町中華『みんみん』をご紹介しました。ハーモニカ横丁の、いやさ吉祥寺のランドマーク。全吉祥寺住人の舌を納得させる正統派の美味しさ、ぜひ満喫してくださいね。

【メニュー】
餃子 470円
おみやげ用生餃子(5個入り) 460円
あさりチャーハン 720円
チャーシューメン 880円
ビール(中びん) 570円
※価格は税込

みんみん

住所
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-9
電話番号
0422-22-5015
営業時間
11:00~21:00
定休日
不定休

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。