「ボリュームサンド」はこうすれば崩れない! 具材の選び方・並べ方などコツ満載レシピを伝授

2018年09月15日
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「ボリュームサンド」はこうすれば崩れない! 具材の選び方・並べ方などコツ満載レシピを伝授
Summary
1.食べたときにこぼれない「ボリュームサンド」を作るにはコツがある!
2.オススメは、重ねる具材を安定させる“マッシュしたサツマイモ”を最初に塗ること
3.具材の「水気」「厚さ」「バランス」が崩れないポイント!

季節は「秋」へ! お弁当を持ってでかけるのにぴったりな、行楽シーズン。
メインのおかずや野菜が食パンにギュッとはさまれた「ボリュームサンド」は、見た目が豪華なうえに手づかみで食べられるので、外で食べる行楽用には最適なメニューだ。

でも、せっかくキレイに盛りつけしたのに、食べるときに具材がポロポロとこぼれ落ちてしまっては台無し…。

そこで、次の5つのポイントを守れば崩れない、しかも断面がキレイ!そんな理想のボリュームサンドを作るための“具材の選び方“と”並べ方“を詳しくご紹介しよう。

こぼれない「ボリュームサンド」を作る、5つのポイント

【point 1】マッシュしたサツマイモを、食パンに塗る

サンドイッチの上下に使う食パンの、内側となる面全体にマッシュしたサツマイモを塗ると、他の具材の土台の役目となり、すべり落ちることなく安定させることができる。

【point 2】千切りキャベツを最後にのせ、具全体の“高さ”を整える

千切りキャベツを最後にのせると、具材と具材の隙間を埋めることができる。高さがそろい面全体のバランスが整うため、具材がすべりにくくなる。

【point 3】具材は、厚さを揃えて切る

それぞれの具材は、厚さにばらつきがあると高さがデコボコして崩れやすくなるので、均一な厚さに切る。

【point 4】トマトは、キッチンペーパーで水気をとる

トマトのような水分が多い具材は、あとから水が染み出すため崩れやすくなってしまう。トマトに限らず、水分が出やすい食材はしっかりと水気を取り除くこと。

【point 5】食パンを挟んだら、すぐに切らず、10分程おいておく

食パンを挟んだ後すぐには切らず、ワックスペーパーで巻いて少しおくこと。食パンと具が馴染んで切る時に崩れにくくなる。

※ワックスペーパーは耐水性や耐油性があり、乾燥も防げるので、サンドイッチなどのラッピングに適している。かわいい柄のものも売られているので、好みのものを探してみよう。

■ポイントを押さえたところで早速実践!

次は実践編!レシピを見ながら作っていこう。

■カラフルでビジュアルもばっちり「照り焼きチキンのボリュームサンド」

■材料(1~2人分)

・サツマイモ … 150g
・鶏モモ肉 … 1枚
・バター … 5g
・塩、コショウ … 適量
・紫キャベツ … 100g
・ゆで卵 … 1個
・[A]醤油 … 大さじ2
・[A]みりん … 大さじ1
・[A]酒 … 大さじ1
・オリーブオイル … 大さじ1
・[B]粒マスタード … 小さじ1
・[B]酢 … 小さじ1
・[B]オリーブオイル … 小さじ1
・トマト(輪切り) … 3枚(約1/2個)
・パセリ … 10g
・食パン(6枚切り) … 2枚
・バター … 5g

■作り方(調理時間:45分)

① サツマイモ:厚さ1cmの輪切りにして皮をむき、水にさらして水気を切る。鍋にサツマイモとかぶるくらいの水を入れて沸騰させ、弱火で10~15分ほど茹でる。竹串がすっと通るくらいまでになったら水気を切ってボールに移し、つぶしてバターを加えて混ぜ、塩、コショウで味を調える。

② 鶏モモ肉:切り込みを入れて厚さを均等にする。フライパンを中火で熱し、鶏肉の皮目を下にして入れる。皮目にこんがり焼き色がつくまで(4~5分)焼いたらひっくり返す。蓋をして3分蒸し焼きにして中まで火を通す。蓋を開け、Aを加えてからめながら煮詰める。
フライパンから取り出し、均等の厚さ約1.5cmに切る。

<ポイント>
ばらつきがないように、均一な厚さに切る。

③ 紫キャベツ:千切りにする。塩少々で塩もみして水気をしっかり切り、Bを加えて混ぜる。ゆで卵は均等の厚さに輪切りにしておく。

④ トマトも厚さ1.5cmの輪切りにする。パセリとトマトはペーパータオルでしっかり水気を拭く。

<ポイント>
あとから水分が出やすい食材はしっかりと水気を取り除く。

⑤ 食パンにバターを塗り、①のサツマイモを2枚の食パンの面全体に同じ厚さで塗る。

<ポイント>
マッシュしたサツマイモは他の具材の土台の役目となり、すべり落ちることなく安定する。

⑥ トマトは、食パンの中央横一列に、3枚を少し重ねた状態で並べる。パセリを面全体に広げるようにのせ、②の鶏肉4~5切れを縦に並べる。ゆで卵を中央横一列に、4枚を少し重ねた状態に並べる。

⑦ 最後に紫キャベツを広げるようにのせ、面全体の高さバランスを整える。

<ポイント>
千切りキャベツで、具材と具材のデコボコを埋める。

⑧ バランスを調えたら、もう一枚の食パンで挟む。

⑨ ワックスペーパーを食パンの4倍程の長さに切り、横に広げる。真ん中に鶏肉が縦に並んだ方向で食パンを置く。ワックスペーパーの左右の端を2~3回内側に折りたたみ、両側の折りたたみ部分が重なるように中心で重ね合わせる。ペーパーの両端は、折りたたんでテープで固定する。このまま10分ほど置く。

⑩ ペーパーの重なりに対して垂直に、2等分する。

<ポイント>
⑨で少し時間をおいたことで、食パンと具が馴染んで切る時に崩れにくくなる。

こう作れば崩れない「ボリュームサンド」の作り方を紹介した。5つのポイントを守れば断面がキレイで崩れにくい、おでかけ時のお弁当にぴったりなボリュームサンドを作ることができる。オシャレで写真映えすること間違いないので、ぜひ試してみてほしい。

【レシピ制作・撮影】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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