フライパンで作る「ふかし芋」がしっとり~!サツマイモを簡単においしくふかす方法とアレンジレシピ

2018年10月27日
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フライパンで作る「ふかし芋」がしっとり~!サツマイモを簡単においしくふかす方法とアレンジレシピ
Summary
1.フライパンでいつでもできる! 手軽な「ふかし芋」の作り方とアレンジレシピ
2.「焼き芋」とは異なる食感が魅力。「ふかし芋」はしっとりとした口当たり
3.ふかし芋を使ったアレンジとして、そのまま揚げる「コロッケ」と、絶品秋スイーツ「サツマイモのプリンケーキ」レシピもご紹介

秋の味覚である「サツマイモ」は8~11月頃に収穫時期を迎える。この季節は芋掘りに参加したりご近所からいただいたりとサツマイモがたくさんあり「どうやって食べよう?」とレシピを探す人もいるのでは。

以前「焼き芋」の作り方を紹介したが、「ふかし芋」にして食べるのもひと味違っておいしい。
焼き芋は弱火でじっくり焼くことで、皮はカリッと、中は粘り気が出てねっとりとした食感に焼き上がる。一方ふかし芋は水分を加えて加熱するため、皮も中もしっとりとした仕上がりになる。

ふかし芋はそのまま食べても十分おいしいが、おかずからスイーツまで、クリーミーで濃厚な口当たりを生かしたアレンジに適している。

サツマイモの品種によって仕上がりに違いがでるが、ふかし芋にオススメは「シルクスイート」という品種。上品な甘さでしっとりなめらかな食感に仕上がるのが特徴だ。

今回はフライパンで手軽にできる基本のふかし芋の作り方、その特徴を生かしてアレンジするおかず「そのままコロッケ」とダイス状にカットしたふかし芋入りのスイーツ「サツマイモプリンケーキ」レシピをご紹介しよう。

■フライパンで簡単! しっとりとした「ふかし芋」の作り方

ふかし芋を作るには蒸し器が必要と思うかもしれないが、フライパンさえあれば、ご家庭で手軽においしく作ることができる。

蒸し時間は、サツマイモの大きさによって変わるため、蒸しあがりは竹串を刺してチェックしよう。

■材料(2人分)

・水 … 200ml
・サツマイモ … 2本  きれいに洗っておく

※クッキングシート

■作り方(調理時間:45分)

① フライパンに水を入れてクッキングシートを敷き、サツマイモを並べる。

② 蓋をして中火で熱し、蒸気が上がったら弱火にして20分蒸す。

③ 蓋を開けて上下をひっくり返して、さらに20分蒸す。(蒸している途中で水が少なくなったら、100mlほど追加する。)

④ 竹串を刺してスッと通ったら完成。

■つぶさずにそのまま揚げる「ふかし芋のそのままコロッケ」

ふかし芋のしっとりとした特徴を生かして、つぶさずにそのまま切って揚げる「ふかし芋のそのままコロッケ」のレシピ。

普通のコロッケはつぶしてから形成する作業が必要だが、ふかし芋を厚めに輪切りにして衣をつけて揚げることで、さつまいもをそのまま楽しめるコロッケになる。

■材料(2人分)

・ふかし芋 … 300g
・塩 … 小さじ1/5
・コショウ … 小さじ1/4
・卵 … 1個
・小麦粉 … 適量
・パン粉 … 適量
・油 … 適量

■作り方(調理時間:20分)

① ふかし芋は皮をむき2~3cm幅の輪切りにし、塩、コショウをまぶす。

② 卵を溶き、①に小麦粉、卵、パン粉の順につける。

③ フライパンに底から2cmほどの油を入れて170℃に熱し、②をこんがりきつね色になるまで揚げ焼きする。

ふかし芋のなめらかさとゴロゴロ感が楽しめる「サツマイモのプリンケーキ」

濾してなめらかにしたふかし芋と、ゴロゴロと角切りにしたふかし芋をプリン液に混ぜ込んだ、ダブルの食感が楽しめる「さつまいものプリンケーキ」のレシピ。濃厚でなめらかなさつまいもプリンとスポンジケーキが合わさった絶品の秋スイーツだ。

■材料(直径15cmの底が抜けないタイプの型1個分)

<カラメル>
・砂糖 … 50g
・水 … 大さじ1/2
・熱湯 … 大さじ2

<サツマイモプリン液>
・ふかし芋 … 200g
・卵 … 3個
・砂糖 … 50g
・牛乳 … 300ml

<ケーキ部分>
・卵 … 1個
・砂糖 … 20g
・薄力粉 … 20g
・溶かしバター … 10g

■下準備
型の側面と底に、オーブンシートを敷いておく。

■作り方(調理時間:60分 ※焼き時間、冷やす時間は除く)

① ふかし芋は皮をむいて1/4量を5mm角に切り、残りは濾す。型にオーブンシートを敷く。

<カラメルを作る>
② 小鍋に砂糖と水を入れて砂糖を溶かし、中火で熱して濃い茶色になったら火を止め熱湯を加えて混ぜ、とろみがつくまで煮詰める。型に流し入れ、冷蔵庫で冷やす。

<サツマイモプリン液を作る>
③ ボウルに卵と砂糖を入れて混ぜる。鍋で65℃に温めた牛乳を、卵液を混ぜながら少しずつ加える。

④ ③に濾したふかし芋を混ぜる。再び濾し、角切りのふかし芋を加えて混ぜ、カラメルの固まった②の型に流し入れる。

<ケーキ部分を作る>
⑤ 別のボウルに卵と砂糖を入れて50~60℃の湯煎にかける。低速のハンドミキサーで30秒ほど混ぜ、泡立ってきたら徐々に速度を上げながら、白くもったりするまで混ぜる。

⑥ 薄力粉をふるい入れながらゴムベラで粉っぽさがなくなるまで切るように混ぜ、溶かしバターを加えてさっと混ぜ、④の型に流し入れる。

<焼く>
⑦ 天板に型をのせ、型の半分ほどの高さまで天板にお湯(60℃以上)を張り、160℃に余熱したオーブンで45分蒸し焼きにする。

⑧ 粗熱を取り、冷蔵庫で2時間冷やす。

蒸し器いらずの、フライパンで作る「ふかし芋」と簡単アレンジレシピを紹介した。特別な道具は不要で手軽にホックホクなふかし芋をご家庭で作ることができるので、この秋はサツマイモを焼き芋だけでなく、ふかし芋でも楽しんでほしい。

【レシピ制作・撮影】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
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