朝は「だし」からスタート!「だし」のうまみで野菜を食べる、和のファストフード『dashi+』【赤坂】

2018年11月14日
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朝は「だし」からスタート!「だし」のうまみで野菜を食べる、和のファストフード『dashi+』【赤坂】
Summary
1.和だしをもっと身近に!ありそうでなかった、和のファストフード店『dashi+』
2.旬の野菜たっぷり。トッピングも◎! プラス麺、プラスご飯でしっかり食べられる定食も好評
3.コーヒーの代わりにだしを手軽にテイクアウト! 日本の朝の新習慣?

日本人のハートをつかむ味わい! ビジネスパーソンに提案したい、和のファストフード

ビルの立ち並ぶオフィス街であり、飲食店の多い繁華街でもある東京・赤坂。東京メトロ千代田線・赤坂駅から直結のオフィスビル「赤坂Bizタワー」のレストラン街に、和だしのうまみで旬の野菜をおいしく食べられる店『dashi+』(ダシプラス)がオープンした。

老若男女問わず誰でも立ち寄りやすいカジュアルな店舗で価格帯もリーズナブルだが、実はこの店、『ミシュランガイド東京 2018』で一つ星に輝いた西麻布の日本料理店『La BOMBANCE』(ラ ボンバンス)のオーナーシェフ岡元信さんが手掛けている。名店の料理人・岡元さんが考案したレシピに沿って丁寧にひいた和だしが気軽に味わえるとあって、2018年8月のオープン以来、多くのリピーター客が訪れている。

「料理人が考え、経営する、和のファストフード店なんです」と岡元さん。飲食業を営む企業が考案しただしではなく、ひとりの料理人が考えたレシピでスタッフがだしをひき、野菜を調理する。それを気軽に、日常的に、生活にとり入れてもらいたいと言う。

こちらの店のアイデンティティである和だしは、鹿児島県枕崎産のカツオ節をメインに、サバ節、イワシ節などの乾物をブレンド。野菜の味が引き立つよう調整された材料を煮出す。

水を張った鍋に、さらしで包んだ材料を入れ、沸騰したら5分ほど煮出す。こうやって毎日店内でひく和だしが、この店の看板メニュー。調理場にはカツオの香りが漂う。

煮出しただしはアツアツの温度に保たれ、オーダーされた野菜と組み合わせて提供される。

和だしやスープ、野菜をセレクトしてオーダー! 好みの味をカスタマイズ

メニューは、ベースとなる「こだわり出汁」と「野菜セット」を組み合わせて、自分でカスタマイズする。

「こだわり出汁」は、「和だし」、「カレーだし」、「鶏白湯だし」の3種類。

野菜セットは3種類で、「ビタミンたっぷり野菜」、「栄養満点野菜」、「温活プレミアム野菜」を用意。野菜の種類は季節によって変わるが、どれも大きめにカットされ、量もボリューミー。ファストフードといえども料理人の目が行き届いており、素材ごとに違った調理法で下ごしらえされ、野菜の風味や食感が最大限に活かされている。

「こだわり出汁」と野菜を組み合わせて、好みによって麺を追加。麺は、「美肌めん」と「島原そうめん」の2種類から選ぶことができる。トッピングは「スーパーフード」「海老ワンタン」「温泉玉子」「チーズ」「サラダチキン」からお好みで。

では、店舗スタッフおすすめの組み合わせを紹介していただこう。

一番人気のスープはもちろん「和だし」(写真上)。野菜は「ビタミンたっぷり野菜」を組み合わせた。

この日の「ビタミンたっぷり野菜」は、トマトとナス、エリンギ。トマトはフレッシュなままカットされ、酸味を楽しめる。ナスは多めの油でグリルされ、トロトロの食感。エリンギは蒸してあり、シャキシャキ感がたまらない。

この組み合わせに、「島原そうめん」をプラス。「和だし」によく合うさっぱりした麺だ。

カツオの香りがする和だしを飲むと、心も身体も温まる。具だくさんで、野菜の量がかない多いので、見た目以上にお腹にたまる。

“お蕎麦屋さんのカレー”を飲み干す! トッピングのスーパーフードは女子に人気

和だしにカレーのスパイスの味が溶け込んだ“お蕎麦屋さんのカレー”の汁のみを、ガッツリ味わいたいと思ったことはないだろうか。『dashi+』ではそれが叶う。

和だしをベースに調理した「カレーだし」(写真上)は、まさにお蕎麦屋さんの味わい。このスープには「温活プレミアム野菜」を組み合わせてみよう。温泉卵をトッピングすれば、辛さがマイルドに。

この日の「温活プレミアム野菜」は、ショウガ、紫タマネギ、ゴボウ。せん切りのショウガのピリッとした辛みと、やわらかく煮込まれた紫タマネギの甘さがカレー味に合う。炒めたゴボウがたっぷり入って、食物繊維もしっかり摂れる。

コラーゲンたっぷり、濃厚な「鶏白湯だし」(写真上)。組み合わせたのは「栄養満点野菜」だ。トッピングは海老ワンタンがおすすめ。

この日の「栄養満点野菜」は、アボカド、長芋、小松菜。ほくほくしたアボカド、サクサクの長芋、食感を残して茹でてある小松菜。鶏の濃厚なスープは臭みがなく、さっぱりした野菜によくからむ。

トッピングの海老ワンタンは、叩いた海老ではなく、身をそのままワンタンで包んである。プリップリで、海老の素材感が活きたひと品だ。

トッピングのなかで特に女子に人気なのは「スーパーフード」。「和だし」と「ビタミンたっぷり野菜」に「スーパーフード」を合わせてみた(写真上)。

スーパーフードは、ブロッコリースプラウト(写真上・上)、ホワイトチアシード(同・左)、ゴジベリー(クコの実/同・右)、フラックスシード(亜麻仁/同・下)。美肌や便秘解消、血液サラサラ効果などが期待できる食材だ。

お肌の調子が気になる人は、この「スーパーフード」をトッピングしたスープに、コラーゲンが入った「美肌めん」を追加するのもおすすめ。「美肌めん」は喉ごしのいい、軽い食感の麺だ。

もっとしっかり食べたい! という場合は定食もある(夜限定)。

「和だし」と好みの野菜、「美肌めん」に、「じゃこご飯」、「とり唐揚げ」、お漬もののセット。「じゃこご飯」はたっぷりのじゃこに、青のりとゴマがトッピングされている。「とり唐揚げ」は揚げたてサクサク。お漬ものは甘めのたくあん(日替り)。惣菜やお漬ものも手抜かりなく、おいしいひと品が出てくるのがうれしい。

オーナーの和だしへの想い、コーヒーの代わりにだしをテイクアウトする新習慣を!

それにしても、『ミシュランガイド』に掲載され続ける名店の料理人である岡元さんは、なぜ和だしにフォーカスした“和のファストフード店”をオープンしたのか。

岡元さんは、「日本人にとって、だしのうまみというのは、DNAにしみついた、細胞に組み込まれているような味わい。口に含むとほっとする味です。でも、最近それを感じる機会が少なくなってきているんじゃないでしょうか。家でも店でも、きちんとだしをひかなくなってきましたよね。だしってすごく身近なものなのに、実際は遠いところにある」と言う。

「でも、変化が激しい時代に生きて、時間に追われる日々を送っている人たちにこそ、きちんとひいただしを味わって、ほっとしたり、落ち着いたりする食事が必要だと思うんです」。

岡元さんは、朝、コーヒーをテイクアウトしてオフィスに出勤する人たちを見て、コーヒーの代わりにだしをテイクアウトできる店があったらいいと考えた。それがこちらの店のコンセプトの原点だ。同じレストラン街でも昼から営業を開始する店が多い中、こちらの店は平日朝8時30分から営業している。

同店では、もちろん、全メニューテイクアウトOK。朝は、和だしにあられを散らした「朝の一番出汁」を販売(平日8時30分~10時まで。テイクアウトのみ)。朝、『dashi+』に立ち寄って和だしを買い、オフィスに着いたらまずだしを飲んで一息つく。そんな習慣が広まれば、日本人の生活にもいい変化が現れるかもしれない。

店長を務める岡元学さん(写真上)は岡元信さんのご兄弟。「兄から店のコンセプトを聞いた時、そういう店は今までになかったな、ちょっと面白いなと思って。それで手伝うことにしたんです」と学さん。

本格的な和だしを気軽に味わえる、和のファストフード店。だしで旬の野菜を味わい、ほっと一息つく時間を持つきっかけを作ってくれそうな店だ。これからの寒い季節、温かいだしを片手に出勤する習慣をとり入れてみてはいかがだろう。

【メニュー】
▼ベーシックメニュー
朝の一番出汁 200円(このメニューのみ税込み)
お好きな出汁と野菜セット 550円
お好きな出汁と野菜と麺セット 700円
夜定食 900円
▼サイドメニュー
スーパーフード 200円
海老ワンタン 150円
サラダチキン 150円
温泉玉子 100円
チーズ 100円
じゃこご飯 200円
とり唐揚げ 550円
※価格は税抜き

dashi+(ダシプラス)

住所
〒107-6390 東京都港区赤坂5-3-1 赤坂BizタワーB1F
電話番号
03-6277-8238
営業時間
月~金 8:30~22:00(L.O.21:30)、土・日 11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日
公式サイト
https://m.facebook.com/dashiplus/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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