【クリスマスレシピ】あなたはどっち派?「フライドチキン」「ローストチキン」をとびきりおいしく作ろう!

2018年12月22日
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【クリスマスレシピ】あなたはどっち派?「フライドチキン」「ローストチキン」をとびきりおいしく作ろう!
Summary
1.おいしさを追求! チキン料理の王道「フライドチキン」「ローストチキン」のレシピ
2.「フライドチキン」をおいしく仕上げるコツは、「2度づけ」と「2度揚げ」
3.「ローストチキン」は、オリーブオイルでツヤツヤに

クリスマスのメイン料理といえば「チキン」。
フライドチキンとローストチキンが定番だが、あなたはどっち派?
どちらもファストフード店やスーパーマーケットなどで気軽に購入することができるが、今年はこだわって、とびきりおいしいチキン料理の手作りに挑戦してみるのはどうだろう?

作り方の前にまずは材料について。鶏肉のオススメな“部位”と、“骨付きと骨なし”での作り方の違いから説明しよう。

■フライドチキンにオススメなのは「鶏モモ肉」と「手羽元」

フライドチキンは、鶏モモ肉(骨なし)と手羽元(骨つき)の2種類。

鶏モモ肉は、脂肪分が多く筋肉質なため、中まで火が通りにくい。しっかり粉を付けて肉汁が外に出ないように注意しながら、じっくりと火を通すと失敗しにくい。

手羽元は脂肪やゼラチン質を多く含む部位で、肉と皮のバランスが楽しめる。骨があるためこちらも火が通りにくいので、2度揚げするとよい。1度揚げて休ませることで余熱で中まで火を通し、2度揚げることで皮をパリッと仕上げよう。

■ローストチキンにオススメなのは「鶏モモ肉」と「骨付き鶏モモ肉」

ローストチキンは、鶏モモ肉(骨なし)と骨付き鶏モモ肉の2種類。
どちらも同じ鶏モモ肉でありながら、骨なしと骨つきでは少々勝手が違ってくる。

鶏モモ肉はそのまま調理するだけで食べやすい部位だが、骨付き鶏モモ肉は、焼く前にひと手間かけておかないと、骨の周りの肉が食べづらい。まな板の上に皮を下にして置き、骨に沿って両端に包丁で切り込みを入れてから調理すると、食べやすくなるのでオススメだ。

それでは、フライドチキンとローストチキン、それぞれのレシピを見ていこう。

■フライドチキン派はこちら! 家で作れる極上「フライドチキン」

鶏モモ肉は大きめに切ることで、ボリューム満点な仕上がりに。パプリカパウダーと醤油でほんのり赤い色味を加えると、クリスマスらしい華やかなフライドチキンになる。

■材料(4~6人分)

・鶏モモ肉 … 2枚
・鶏手羽元 … 6本
・A粗挽きガーリックパウダー … 小さじ1
・Aオニオンパウダー … 小さじ1
・Aパプリカパウダー … 小さじ1
・Aドライオレガノ … 小さじ2
・Aドライパセリ … 小さじ1
・Aブラックペッパー … 小さじ1/2
・A 塩 … 小さじ1/2
・A醤油 … 大さじ1と1/2
・A酒 … 大さじ1
・卵 … 2個
・牛乳 … 100ml
・小麦粉 … 200g
・片栗粉 … 100g
・揚げ油 … 適量

■作り方(調理時間:55分)

① Aの材料を混ぜ合わせる。鶏モモ肉と鶏手羽元に味が染み込みやすいように、フォークで数カ所穴を開ける。鶏モモ肉は横半分に切る。

② ビニール袋に①の鶏肉を入れ、Aを加えて両手で全体によく揉み込み30分置く。
《ポイント》
ビニール袋に入れて調味料を鶏肉にしっかり揉み込み、寝かせることで味を染み込ませる。

③ ボウルに卵を溶きほぐし、牛乳を加えて混ぜ合わせ、卵液を作る。

④ 小麦粉と片栗粉をバットに入れ、均一になるように混ぜ合わせる。

⑤ ②を③のボウルに入れ、バットに入った④の粉を薄くまぶす。さらに③の卵液にくぐらせてから、もう一度④の粉をしっかりとつける。  
《ポイント》
薄力粉に片栗粉を混ぜ、肉に2回まぶすことでしっかりと衣をつける。揚げるとき肉汁が出るのを防ぎ、ジューシーに仕上がる。

⑥ フライパンに油を入れて180℃に熱し、鶏モモ肉を入れ片面3分ずつ揚げたら取り出す。鶏手羽元を入れ片面2分ずつ揚げて取り出す。

⑦ ⑥を5分置いて、もう一度油を180℃に熱して、鶏モモ肉、手羽元を入れ1分揚げて取り出し、油を切る。
《ポイント》
1度揚げて休ませることで余熱で中まで火を通し、2度揚げすることでカリッと仕上がる。

⑧ 5分置き肉汁を落ち着かせてから、器に盛る。

■ローストチキン派はこちら! 家で作れる極上「ローストチキン」

丸鶏を使うローストチキンも贅沢だが、家庭で作るなら、スーパーで手に入りやすい鶏モモ肉が断然オススメ。骨付きと骨なし、2種類の鶏モモ肉を並べれば、特別感のある食卓に。

■材料(4~6人分)

・骨つき鶏モモ肉 … 2枚
・鶏モモ肉 … 2枚
・A粗挽きガーリックパウダー … 小さじ1
・Aオニオンパウダー … 小さじ1
・Aパプリカパウダー … 小さじ1
・Aドライオレガノ … 小さじ2
・Aドライパセリ … 小さじ1
・Aブラックペッパー … 小さじ1/2
・A 塩 … 小さじ1/2
・A醤油 … 大さじ1と1/2
・A酒 … 大さじ1
・オリーブオイル … 大さじ2

① 骨つき鶏モモは皮を下にしてまな板に置き、骨と肉の間に包丁で浅く切り込みを入れる。
《ポイント》
骨つきの鶏モモ肉は、骨に沿って切り込みをいれると食べやすくなる。

② 味が染み込みやすいように、①をフォークで数カ所穴を開ける。鶏モモ肉(骨なし)も同様にフォークで数カ所穴を開ける。

③ バットに②の鶏肉を重ならないように入れ、混ぜ合わせておいたAを加え、両手でよく揉み込む。15分経ったらひっくり返してさらに15分置く。

④ 天板にオーブンシートを敷き、皮目が上の状態で鶏肉を並べ、200℃に予熱したオーブンで10分焼く。扉を開け、肉の表面にオリーブオイルをハケで塗り、すぐにオーブンの扉を閉める。
鶏モモ肉(骨なし)は5分、骨つき鶏モモ肉は10分焼く。オリーブオイルを塗って焼く工程をそれぞれ2回ずつ繰り返す。
《ポイント》
オリーブオイルを表面に塗ることで皮が破れにくくなり、また表面に艶がでる。

⑤ オーブンから取り出し、器に盛る。骨つき鶏モモ肉は持ち手にアルミホイルを巻くと食べやすい。

家庭でおいしく作れるフライドチキンとローストチキンのレシピをご紹介した。実は同じ調味料を使っているが、味わいは全くの別物だから、両方作って比較するのも楽しい。
おいしい手作りチキンを用意して、クリスマスを盛り上げよう!


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【レシピ制作者プロフィール】
料理研究家/調理師 滝野千鶴
東京生まれ。物心ついたときからの料理好きで、料理をする母親をみて調理のコツを学び、独学で調理師の免許を取得。 その後、料理教室でフランス料理、イタリア料理などを学ぶ。また、こどもが食物アレルギーを持っているため、こどもの体質改善を目指して発酵料理についても学ぶ。

「大切な人にほっとしてもらえる料理」をモットーに、現在は食のコンテンツ企画制作会社フードクリエイティブファクトリーでレシピ開発や執筆などを行っている。


【調理・撮影】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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