極上「石垣牛」のうまみに浸る! 石垣牛を知り尽くしたシェフによる絶品ステーキで、至福のひとときを

味わう旅 #4

2019年01月20日
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極上「石垣牛」のうまみに浸る! 石垣牛を知り尽くしたシェフによる絶品ステーキで、至福のひとときを
Summary
1.沖縄県石垣市にある1984年創業の老舗ステーキ店『パポイヤ』
2.オーナーは、石垣牛のブランド化に貢献した小澤康栄さん
3.名物は「サーロイン&テンダーロインステーキ」! 石垣牛の極上のうまみに浸る

“常夏の楽園”石垣島

首都圏からLCC(格安航空会社)の乗り入れが増えたことにより、近年急速に観光客が増加している沖縄県石垣島。春から秋にかけては、海や自然を楽しむ観光客が多い。さらに、亜熱帯海洋性気候に属し真冬でも20℃を超えることから避寒地としても人気があり、旅行者は一年中絶えない。

石垣島は、沖縄本島以南にある八重山諸島の中で最も人口が多く、それゆえ飲食店も他島より多い。
旅行者の大半は、竹富島や波照間(はてるま)島などの離島を目的地にしている場合も多く、石垣島を拠点に、日中は他の島へ船でアイランドホッピングをするのがオススメの過ごし方だ。

▲竹富島のさらに奥、黒島にある伊古桟橋から絶景を見渡す

石垣島のフェリーターミナルは、八重山諸島全ての有人島渡航が可能で、30分もしないうちにこんな絶景が広がる離島へもアクセスすることができる。

日本を代表する黒毛和牛「石垣牛」

そんな自然豊かな石垣島の名物グルメといえば「石垣牛」。
石垣牛は、言わずもがな日本を代表する黒毛和牛の一つだ。和牛を扱う様々なランキングでも常に上位に食い込み、品質の高さは折り紙付きである。

石垣牛の魅力は、何といってもその肉質。温暖な気候の中でストレスなく育てられ、1年を通してミネラル豊富な緑の牧草を食べることで、良質な脂のみを身にまとうのである。よって、サシの多い部位を食べても一切くどくなく、上品なうまみを堪能できるのが特徴だ。

「石垣牛」の名が世に轟(とどろ)いたのは、2000年の「九州・沖縄サミット(第26回主要国首脳会議)」の晩餐会で提供されたことがきっかけであり、意外にもその歴史は浅い。

かつては、素牛(もとうし)として子牛を全国の牧場に売却することがほとんどであったため、「石垣牛」としてブランド化されたのはおよそ20年前のことなのである。

その比類ないおいしさを知ってもらいたいと、農協と共にブランド化活動の中心を担ったのは、地元のステーキハウス『パポイヤ』のオーナー小澤康栄さんだった。

石垣牛といえばここ! 圧倒的な人気を誇るステーキハウス

「おいしい石垣牛が食べたい」と言うと島の人のほとんどが『パポイヤ』をおすすめする。石垣牛への貢献や長年の歴史があるのはもちろんだが、店自体も魅力に溢れているのだ。

高級感あるクラシックな店内に、奥様や息子さんの丁寧な接客、そして石垣を一望できるこのパノラマ。旅行客だけでなく、地元の人たちに愛されるのも納得できる。

店内に座席は48席あり、一組最大20名まで入れる広さを誇るが、とにかく人気が高いのであらかじめ予約はしておきたいところだ。

名物は「サーロイン&テンダーロインステーキ」、濃厚で上品なうまみに悶絶!

店の1番人気は、なんと裏メニューの「特選石垣牛のサーロインステーキとテンダーロインステーキのハーフ&ハーフ」。

これはメニューには載っていないのだが、「特上石垣牛サーロインステーキ(200g)」と「特上石垣牛テンダーロインステーキ(180g)」の二大人気メニューを提供していたところ、「半分ずつ食べたい」という声が多かったことから、同じ金額9,800円で半分ずつ頼めるようにしたものである。

『パポイヤ』では、調理前の塊肉を見せてもらうことができるうえ、要望に応じて生産者や個体識別番号が記載された用紙まで確認できる。記載されている個体識別番号を検索すると、その牛や母牛の情報まで見ることができるのである。肉が焼きあがるまで、それらの情報をチェックするのも良いだろう。

石垣島では観光客の増加に伴い、”石垣牛”を謳う店も一気に増えた。そんな中、品質や信用性を確認するために、この用紙を見せてもらうことができるかどうかは一つの指標になる。

そして待つこと10分ほど、いよいよ「特選石垣牛のサーロインステーキとテンダーロインステーキのハーフ&ハーフ」(写真上)が運ばれてくる。
写真上・手前がサーロインで奥がテンダーロインだ。サーロインは背中からモモ辺りの部位で、見事なサシが入っている。ナイフでカットすると中から肉汁が勢いよく溢れ、食欲をそそられる。

小澤さんからの「まずは何もつけずに食べてみてください」という言葉に従ってそのまま頬張ると、想像以上に強い甘みと芳醇な香りに驚く。

食感は、サーロインということもあり口どけがよくジューシーだが、脂っこくなく上品で、後味がサッパリしている。これぞ、良質な肉質を誇る石垣牛の真骨頂なのだろう。

肉本来の味を堪能した後はソースで。
石垣の塩、アッシェ(みじん切り)したタマネギ、山わさび、和マスタードなどを混ぜ合わせた「山わさびのソース」(写真上・左)、みりんや酒、長ネギなどを漬け込んだ「長ネギのソース」(同・右)などをかけ、味を変えながら食べるのが『パポイヤ』流だ。

サーロインとは対照的で、赤身のテンダーロインは運動量が少ない部位であるためキメが細かくとにかくやわらかい。噛めば噛むほど肉のうまみが口の中に広がり、自然と赤ワインが欲しくなるだろう。

肉のうまみにぴったり合う厳選ワインも充実

もちろんワインも常時20種類以上と豊富で、4,800円から30,000円まで幅広いラインナップからボトルワインをオーダーできるのは嬉しい。

店からは、天気が良ければエメラルドブルーの海に浮かぶ美しい離島も眺められる。『パポイヤ』での至福のひとときは、石垣旅行の忘れられない思い出として強く脳裏に焼きつくことになるだろう。


【メニュー】
特選石垣牛のサーロインステーキとテンダーロインステーキのハーフ&ハーフ 9,800 円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。

【一部写真提供】
PIXTA

パポイヤ

住所
〒907-0022 沖縄県石垣市大川258 レオビル8F
電話番号
0980-83-3706
営業時間
ランチ 11:30~14:00(L.O.13:00)、ディナー 17:00~22:00(L.O.20:00)
定休日
不定休日あり

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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糸田麻里子
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