『ラ・ベットラ』落合シェフと行く! 大間まぐろの寿司など本州最果て「冬の下北半島」絶品グルメ旅

観光地だからおいしいうえにリーズナブルな店とかむずかしい…なんて「諦めないで。」仕事柄、日本全国各地を訪ねる機会が多いグルメなプロカメラマン福田が、その地域で、おいしくてコスパが良い店をご紹介します!

2019年02月02日
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『ラ・ベットラ』落合シェフと行く! 大間まぐろの寿司など本州最果て「冬の下北半島」絶品グルメ旅
Summary
1.観光地料金の高い店で残念な経験をした人に伝えたい! おいしい&コスパ良しのオススメ店
2.青森県下北半島の、ご当地グルメを楽しみながら冬の観光を楽しむ「グルメ旅プラン」
3.本州最北端・大間町の「大間まぐろ寿司」、風間浦村の「アンコウ」など、旅で食したい店4選

連載♯4:本州最北端「下北半島」の、すばらしき冬の海の幸

こんにちは! 仕事柄、日本全国各地を訪ねる私カメラマン福田が、今回もご当地のおいしい&コスパ良しの店をご紹介いたします。

前回は「秋の行楽に、青森・十和田」をご紹介しましたが、実は今回お届けするのも、青森。
青森の新聞社『東奥日報社』からご用命を受けて、日本のイタリア料理界を牽引する『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』オーナーシェフ落合務さんにお供して、“下北半島・冬の味覚を味わう旅”へ行ってまいりました。
下北半島を代表するすばらしき食材と地元で評判の飲食処、そして下北半島ならではの観光スポットをレポートします!

今回の旅のプランはこちらです!

《1日目》むつ市で「下北地方の郷土料理」→東通村の「東通そばと地酒」と「下北の能舞」を鑑賞
《2日目》佐井村の「ミズダコ」→本州最北端・大間町の「大間まぐろ」→風間浦村の「アンコウ」
《3日目》東通村の「寒立馬(かんだちめ)」鑑賞と「天然ヒラメ」→横浜町の「ナマコ」と「ホタテ」

海の幸の豊富さとそのおいしさに、驚きと喜びの連続。北国だけに最低気温氷点下の寒さでしたが、冬だからこそ味わえるオススメ食旅ルートです。ではさっそく紹介していきましょう!

《1日目》むつ市にて「下北地方の郷土料理」→東通村の「東通そばと地酒」と「下北の能舞」を鑑賞

すっかりお馴染みとなった東北新幹線「はやぶさ」に東京駅から乗り込んでおよそ3時間、七戸十和田駅に到着。そこから車に揺られて2時間ほどで最初の目的地むつ市に到着。

最初のお目当ての味覚は「ホタテ」。むつ市に隣接する陸奥湾(むつわん)には名産のホタテがとれる漁場があります。そこで生まれ、今や全国区にもなった有名な郷土料理「みそ貝焼(かや)き」を食べるためです!

1.地元で評判の居酒屋『めし処かさい』

最初の食事処は、JR下北駅から約2km、むつ市街にお店を構える『めし処かさい』。地元の人に愛され、料理に定評のある居酒屋と聞きつけ、いそいそとお伺いしました。

中に入ると小上がりとカウンターがあり、アットホームな雰囲気が伝わってくるお店! 常連客も多いと見えてボトルも沢山並んでいます。

早速今日のオススメを聞いてみると「東京から来たならマツモのしゃぶしゃぶ鍋が珍しいかしらね?」と、女将さん。「マツモ? それなんですか? 知らない!」と、興奮気味の私。
「下北では味噌仕立ての鍋にマツモという海藻をしゃぶしゃぶして色が変わったら食べるという、郷土の食があります。八戸などにはマツモだけをお湯に潜らせてポン酢でいただく地域もありますよ」と、地元の方に教えていただきました。

マツモ鍋は初めてだと言う落合シェフと、早速しゃぶしゃぶしていただく。
「…女将、おいしすぎです!」
歯ごたえはコリコリまではいかない歯切れよい絶妙なかたさで、噛みしめるごとに磯の香りが広がります。海藻が豊富な場所には、肉でも魚でもない海藻が主役のしゃぶしゃぶがあるんですね。

マツモ鍋の味噌ベースの汁をすすると、マツモをしゃぶしゃぶするごとに海藻から出たうまみ成分が溶け出しているのか、濃い昆布だしがきいたお味噌汁のようにグンとうまみを増しています。

「お待ちかねのみそ貝焼きですよ!!!」
待ってました! みそ貝焼きは、かまぼこ、ホタテ、白菜、マツモ、しめじ、ネギ、水菜を卵でとじたもので、とにかく具沢山。かつて私がお土産用に買ったことがある貝焼きはホタテと卵のみだったので、この具沢山ぶりにビックリ。それぞれの食材からおいしいだしが出て、栄養のバランスもとれた一品。濃い目で少し甘じょっぱい味噌味にお酒が進む。

他にも下北の料理を楽しむなら、脂がのった鮭を炊いたお米に薬味や野菜、糀を混ぜて漬け込み発酵させる、北国ならではの伝統的な郷土料理「鮭飯寿司(さけいずし)」(写真上・左)や、下北名産「青つぶの煮付け」(同右)がオススメです。

【メニュー】
みそ貝焼き 700円
マツモのしゃぶしゃぶ鍋(冬季のみ) 800円
鮭飯寿司(冬季のみ) 300円 ※写真は2人前
青つぶの煮付け(冬季のみ) 600円
※価格はすべて税別

めし処かさい

住所
〒035-0035 青森県むつ市本町1-8
電話番号
0175-23-7332
営業時間
17:00~22:00
定休日
日曜、祝日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/hfrvuur00000/
公式サイト
https://www.facebook.com/pages/めし処かさい/531526123530939

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

むつ市近郊で観光を楽しむなら、東通村「下北の能舞」。東通そばと地酒も楽しめる

早めに店を切り上げ、東通村(ひがしどおりむら)にある能舞の伝承館「大利地区ふるさと伝承館」へ、小正月を祝う能を観に出発。

下北の能舞は、15世紀末に修験者(しゅげんしゃ:山へ籠もって厳しい修行をする者)によって伝えられ、村内14の集落でそれぞれ受け継がれてきたもので、平成元年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
重要無形民俗文化財の指定は全国で300あまりで、うち青森県には8つあり、有名な「青森のねぶた」などと並んで、下北地方で唯一指定を受けているのがこの「下北の能舞」。この伝統芸を守り続けて1月、9月、12月に能舞を公開しているそうです。(※1)

訪ねたら味わってほしい東通村の味覚もご紹介しましょう。
地元の米と、東通村にあるジュラ紀の地層を潜り抜けた湧き水で仕込むという、本州最北端の醸造所『関乃井酒造』が誇る地酒「特別純米酒 祈水」(写真上・左)と、地元でとれたそば粉を使った十割そば「東通そば」(同右)です。
東通そばは特別にいただいたのですが、むつ市で食事をしたばかりなのに、落合シェフはそばつゆを飲み干すほど大絶賛でした。

《2日目》佐井村の「ミズダコ」→本州最北端・大間町の「大間まぐろ」→風間浦村の「アンコウ」

朝起きて窓を開けたらそこは一面銀世界。ひと晩で積もってしまったらしく、景色は一変していました。こういうところが旅の醍醐味ですね。違う景色で眼が覚め、新鮮な気持ちで1日をスタートできます。身支度を整え下北半島の西の地、佐井村へ!

車窓から見える海岸線の上には灰色の雪雲が立ち込め、時折雪がチラつく。沿道の温度計は朝というのにマイナス5℃を指している。青森の冬の厳しさを痛感させられると同時に、荒れたこの冬の海に船を出す漁師のみなさんには頭が下がりました。

ミズダコを見学しに、まずは下北の西にある佐井村の漁港へ。ミズダコは驚きの巨大サイズ。マダコに比べてやわらかく甘みがあり、水分が多くジューシーなので、落合シェフは足をスライスしてカルパッチョに使ったりしているんだとか。

取材を終え移動しようかという時に、1本の電話を受けたスタッフが興奮気味に「このところ不漁気味だったマグロが、今朝揚がったそうです。落合シェフがいらっしゃったまさかのタイミングで!」という。「え~~~!?」車内で歓声が上がる。さすが落合シェフ、持っている男は違います。

圧巻!大迫力の「大間まぐろ」

本州最北端、津軽海峡に面した大間町。最高級品の天然クロマグロ(通称:本マグロ)が水揚げされるため、ここで揚がったマグロは「大間まぐろ」というブランドネームで全国に知れ渡っています。

港に着くと船が入ってきました。しけの中船を出した幸福丸の船長、田中稔さん。想像を超えた、いや、期待以上のTHEマグロ漁師感が最高! マグロを撮る前に船長の男前な姿に思わず食いついてシャッターを切りまくってしまいました。

さて、その田中稔さんが釣り上げたマグロがこちら!

落合シェフよりも大きいマグロの重さはなんと167kg。立派なマグロとの記念写真は想像以上の絵力。大喜びで盛り上がる漁協の皆さんをみて、落合シェフもこの笑顔で祝福。自分で釣ったわけでもないのに、私まで満面の笑みで写真に写り込んでしまいました(笑)

2.おいしくてコスパ良し!マグロを堪能するなら『浜寿司』

さて、こんなおいしそうなマグロを見てしまったら期待値が上がっちゃいますね。大間マグロを味わうなら、漁場のすぐ脇にある『大間 浜寿司』。

こちらへは今回の来店を含めて4回目の訪問。プライベートでも来ておりまして、マグロのあまりのおいしさとコスパの良さに、わざわざここまで来る価値があるお店としてどうしても推薦したいところです。

見てください。このおいしそうなマグロ。赤身に大トロ中トロの「鮪握り盛り合わせ」! ひと口頬張ると脂が一瞬でとろけてうまみが口中に広がります。
『浜寿司』の特徴としては、100kg超クラスでおいしい時季の本マグロを1年分仕入れてマグロ専用冷凍庫に保管。マイナス85℃という超低温で管理したマグロを提供していくスタイル。全国からやってくる観光客が、いつ訪れても安定的においしいマグロを食べられるのは、そんな企業努力の賜物ですね。

【メニュー】
鮪握り盛り合わせ(大トロ2コ、中トロ2コ、赤身4コ、鉄火巻1本)  5,800円
※マグロは時季により青森県近海産となる場合があります
※価格は税込

大間 浜寿司

住所
〒039-4601 青森県下北郡大間町大字大間字大間69-3
電話番号
0175-37-2739
営業時間
11:00~21:00(L.O.20:30)中休憩あり
定休日
不定休
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/5dtv8nhu0000/
公式サイト
http://oma-hamazushi.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

3.アンコウのフルコースと天然温泉で人気『三浦屋』

至福のマグロを味わった後は、大間町から東へ10kmの風間浦村にある活魚販売業者『駒嶺商店』でアンコウを取材。

知名度は大間まぐろには及ばないのですが、風間浦ではとってもおいしいアンコウがとれるのです。なかでもオススメしたいのがアンコウのお刺身! 落合シェフもその鮮度に大変驚いた一品です。

市場で活きているアンコウを捌いてすぐにいただくという贅沢! そんなアンコウのフルコースが食べられることで有名な風間浦の『下風呂観光ホテル 三浦屋』を今晩のお宿に。ここ『三浦屋』は温泉宿で、海岸沿いにある天然温泉には珍しく、硫黄泉が出ています。「この温泉が目的で下北半島まで来ました」という女性客にお会いしたほど、名湯としての知名度もあるいい宿です。

「鮟鱇(あんこう)フルコースプラン」(写真上)は12月中旬頃~3月下旬頃のアンコウがとれる時季限定のメニュー。写真上のフルコースは宿泊者だけがいただける夕食ですが、日帰り客でも予約をすれば、少し中身が違うアンコウのフルコースを提供しているそう。泊まらなくてもアンコウのフルコースは食べてみたいという方は諦めず、ぜひ電話で予約をしてこちらに足を運んでくださいね。

【メニュー】
鮟鱇(あんこう)フルコースプラン(宿泊者 1泊2食付 2名1室の場合)お一人様17,430円~(入湯税など各種税込)
鮟鱇(あんこう)フルコースプラン(日帰り客向け、要予約)お一人様7,560円~(税込、入浴はサービス)
※12月中旬頃から3月下旬頃までの期間限定プラン。12月31日~1月3日は鮟鱇フルコースはお休みです。

下風呂観光ホテル 三浦屋

住所
〒039-4501 青森県下北郡風間浦村下風呂70
電話番号
0175-36-2311
営業時間
11:30~21:30 (変更あり、ご相談ください)
定休日
不定休
公式サイト
https://www.shimofuroonsen-miuraya.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

《3日目》東通村の「寒立馬(かんだちめ)」鑑賞と「天然ヒラメ」→横浜町の「ナマコ」と「ホタテ」

最終日の絶品グルメも魚です、今日のお目当ては下北半島で有名な冬の食材のひとつ「ヒラメ」。
…とその前に、東通村で時間があるなら立ち寄ってほしい観光スポットも紹介しますよ、極寒の地でたくましく育つ寒立馬(かんだちめ)がいる放牧地です!

地吹雪の中に立つ「寒立馬(かんだちめ)」をみて感動!

下北半島の北東端、尻屋埼(しりやざき)灯台周辺で、農用馬として交配、改良されてきた馬をみることができます。1~3月の間は越冬放牧地に移動しているということで、尻屋埼灯台周辺より2.5kmほど南に位置するアタカへ行ってきました。

朝焼けに佇む寒立馬が撮れました!地吹雪の中に立つ馬の神々しい姿に、時間が経つのもブーツに雪が入りまくってるのにも気付かずに、シャッターを押しまくりました。私達の姿を見て近付いてくるのがとっても可愛かったです。

大自然に触れて感動を味わった後は、ここから5kmほど南にある「尻労(しつかり)漁協」でヒラメを取材。
青森は、ヒラメの水揚げ全国一! 寒流と暖流がぶつかり合う東通村沖はプランクトンが豊富。ここで育った良質な天然ヒラメが、一年中定置網漁法で生きたまま水揚げされるんだとか。

“ヒラメの神経締め”なる魚の締め方を見せていただきました。専用の器具で神経を傷つけて即死させるので、活け締めよりさらに鮮度維持に効果的なんですね!

さて、下北の冬の大自然とヒラメを見学し終わったところで、お腹がすいてきましたよ。ランチはヒラメづくし!

4.ヒラメづくしのスペシャルお膳がたったの1,600円! 『ログレストラン 南川』

ヒラメ料理なのに外観ログハウス!? と、到着早々驚きました。『ログレストラン 南川』に入ると、バーカウンターに暖炉が。木のぬくもりを感じるモダンな空間です。

どんなヒラメづくしが出るのかしら? とワクワクしているとお待たせしました! と、この美しい「東通天然ヒラメ刺身重」(写真上)が目の前に。撮影のために並んでいますが、コースなのでお料理は順番に出てきます。これに地元産ブルーベリーのアイスクリームがついて1,600円! オカシイ、値段がおかしいです、店長さん!

まず運ばれてきたのが、ヒラメの刺身3種類(写真上・右)。「活け締め、神経締め、そして味をのせた昆布締めです。締め方の違いで味の違うヒラメを味わってください」というマニアックな一品。わかるか~!? と思いましたが、ひと口食べるとちゃんと違う!おもしろい!

そしてお重がきました(同右)。蓋を開けるとご飯が3種類。天然ヒラメの山かけ漬け重、天然ヒラメの天むす重、天然ヒラメのなめろう重と少しずつ違う味のご飯を楽しめる、いろいろ欲張りたい観光客にぴったりな大満足コース。

おいしい~と食べつつ、ふと目をあげると、「天然ヒラメのファイヤーグルメ」の鍋におもむろに米を投入する落合シェフ。「え?」固まる私。「こうやって食ったらさらにおいしいよ」…確かに。冷え切った身体には温かいリゾットはたまらなく魅力的。私もやってみるとおいしいスープを米が全部吸ってくれて、余すとこなく楽しめるリゾットに! 「こんな感じでお客さんが好きに楽しめるのがいいね。」と落合シェフ。

楽しそうに料理する落合シェフと盛り上がる私の声を聞きつけて、『ログレストラン 南川』のシェフたちがご挨拶に来てくれて判明したのですが、なんと村内にはシェフ兼ヒラメ漁師の方もいるんだとか! 東通の天然ヒラメをもっと多くの人に知ってもらいたいという広報活動にこの「東通天然ヒラメ刺身重」を考え、採算度外視で提供を始めたんだそうです。なんともすばらしい取り組みです(感涙)。

【メニュー】
東通天然ヒラメ刺身重 1,600円
※価格は税込

ログレストラン 南川

住所
〒039-4223 青森県下北郡東通村大字小田野沢字見知川山1-155
電話番号
0175-34-9106
営業時間
11:30~14:00(L.O.13:30) ※夜は予約のみ
定休日
月曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/btwb6xuf0000/
公式サイト
http://www.higashidoorihirame.com/shop/minamikawa.html

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

漁は12月の3日間、計3時間だけ!? 横浜町の希少食材「ナマコ」

近くに、非常に希少で極上の「ナマコ」が獲れる場所があると聞いたら、落合シェフと私、行かないわけにはいきません。
旅の最後に立ち寄ったのが、約10km東南の陸奥湾に面した「横浜漁港」。

「横浜なまこ」は、資源保護のため12月の3日間しか漁が許されていないんだそうです。すでに昨年の水揚げ販売分は完売したという貴重なナマコを特別に試食…コリコリとしたいい歯ごたえ! 燗酒欲しい!と、思わず絶叫のおいしさ。

また、青森県のホタテの漁獲量は北海道に次ぐ全国第2位で、「陸奥湾ほたて」として知られています。今年は不漁ということで、とっても貴重なホタテを贅沢にもご相伴させていただくことに。写真は食べやすいように薄くスライスしたものですが、まるごとの貝柱は肉厚で甘い!!! ねっとりとした食感で噛めば噛むほどうまみがすごい。通年水揚げされているので、陸奥湾方面を訪れたらホタテ料理は外せませんね。


下北半島は東京からは遠いイメージが強いうえに冬は寒くて、まだまだ訪れる人が少ない場所のひとつだと思いますが、都会にはない手付かずの魅力的な大自然がたくさんあり、おいしい海の幸を豊富に楽しむことができます。
長い移動時間を使っても見に行きたい寒立馬、真っ白な雪、きれいな星空。そんな自然にふれながらおいしい魚や地酒で一献! 心身ともに癒されること間違いなしです、ぜひ足を運んでみてくださいね。


(※1)東通村の能舞の日程は各地区で毎年異なります。詳細は各地区または東通村教育委員会(教育支援グループ 電話0175-27-2111)までお問い合わせください。


協力:東奥日報社