旬の恵みたっぷりのディナーコースは至福の味わい!東京・蒲田にオープンしたイタリアン『アウテンティコ』

2019年02月21日
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旬の恵みたっぷりのディナーコースは至福の味わい!東京・蒲田にオープンしたイタリアン『アウテンティコ』
Summary
1.東京・蒲田の大人気イタリアン『ウン・パッソ』元シェフが同店を買い取って独立
2.季節の味を大切に、旬の食材を厳選して提供
3.訪れる度に新しい出逢いがある。2度目以降の来店時にはコースの内容を総とっかえ

季節を楽しむイタリアンが蒲田に誕生

旬の食べ物を口にするとき、わたしたちの五感は自然と研ぎ澄まされる。栄養をうんと蓄えた食材が、「今、この時期にしか味わえないおいしさ」を教えてくれるのはもちろん、春夏秋冬の彩りや香りに触れることで、巡る季節をともに生きた人との思い出が脳裏をよぎることだってあるだろう。

2018年10月、東京・蒲田にオープンしたイタリアンレストラン『autentico(アウテンティコ)』のコースも、旬の恵みたっぷりで慈しみに満ちている。

母親を手伝っていた幼少期を思い出し、大学卒業とともに食の道へ

同店のオーナーシェフを務めるのは虻川直生(あぶかわ なおき)さん(写真下)。
虻川さんが料理の道を志したのは大学卒業後。将来を考えた際に、会社勤めではなく自らの手で何かを生み出したいと思ったという。そのとき思い出したのが、料理好きの母親を手伝っていたこども時代のこと。「もしかしたら自分の生きる道はそこにあるのかもしれない……」。直感に従い、地元・大阪のイタリア料理店で料理人としてのキャリアをスタート。

3年務めた後、上京して、アロマフレスカグループ、東京・広尾『リストランティーノ バルカ』(現『TACUBO(タクボ)』)をはじめとする都内のイタリアンレストラン数店舗で経験を積み、やがて蒲田『Un Passo(ウン・パッソ)』に流れ着いた。

そこで独立の夢が大きく膨らんできたことで、4年間シェフを務めた後に退職。さまざまな店にヘルプで入りながら約2年もの間、理想の物件を探し続けていた虻川さんに声を掛けてきたのは、他ならぬ『ウン・パッソ』オーナーだった。

「店を閉めることになったから、うちの物件で独立してはどうか?と話を持ち掛けてくれたんです」
その話を受け、遂に『アウテンティコ』の看板を上げたときには、『ウン・パッソ』を辞めてから2年半が経っていた。

季節の花々が咲く空間で、四季の味わいを楽しめる

慣れ親しんだ土地・蒲田で産声を上げた店は、木材のあたたかさを感じられる無垢な内装。余計なデザインを加えずシンプルであることを貫いたからこそ、店内に飾られた季節の花々の美しさも際立つ。席数は10席+最大5名まで利用可能な個室が1室ある。

一期一会のコース。脇役になりがちな旬食材を主役にした逸品も

『アウテンティコ』では、平日は手頃なランチセットを、土曜・祝日は5~6品のランチコースを、そしてディナーは7品のコース一本のみを提供している。

特にディナーコースでは、アミューズからデザートまで季節のうまみを存分に味わってもらうことを信条としているが、ディナーの利用客はすべてメモを残し、2度目以降の来店となる場合には全品内容を変えて提供するというこだわりようだ。そんな一期一会の料理が楽しめる夜のコースをみていこう。

冬期の前菜として、虻川さんが自信を持って供しているのが、その名も「ゆり根」(写真下)。

「とにかくゆり根のおいしさを堪能してほしい」と、敢えて呼び名を設けていないこのメニューは、虻川さんベタ惚れの北海道『伊達農園』の完熟ゆり根(食用のユリ科植物の球根)を使った一皿。

生・蒸し・炭火焼きのゆり根が折り重なってパルミジャーノのムースを包み込んでいるというユニークな一品だ。しかも、ゆり根とゆり根の間にはラルド・ディ・コロンナータ(豚の背脂に塩をして大理石でできた容器に入れて熟成させたもの)を挟み、コリアンダー、カルダモン、ユズの皮、唐辛子をパウダー状にしたものを添えるという演出もお見事である。

「生のゆり根はシャキシャキ、蒸したのは甘みが強いのが特徴です。炭焼きは、甘みの中に苦みを感じてもらえるようわざと焦がしています。いろんなゆり根の表情を楽しんでほしいですね」(虻川さん)

海のもの、山のものに宿った美しい色や香りを愛でてほしい

冬空の下で収穫された、縮れた葉っぱが特徴の「ちりめんキャベツ」で具材を包んでオーブンで焼き上げた前菜(写真上)は、カットしたときの断面にも心ときめかされる。

ナイフをいれると、焼き上がりにかけたアンチョビバターソースがじんわりと内部にまで染みていくさまにもため息が漏れそう!

中に入っているのは、北海道産真鱈の白子のソテー、細かく刻んだイタリア産セミドライトマト、根セロリのピューレとクミン。ちりめんキャベツの鮮やかな緑との対比がなんとも美しい。

続く一皿は、「夏のケンサキイカ、冬のヤリイカ」と言われるように冬から春にかけて漁獲されるヤリイカを使った逸品(写真上)。

ヤリイカは、肝、ゲソ、イカ墨を煮込んでパスタソースに仕上げ、手打ちパスタ「カヴァティエッディ」と和えたところにポロネギ(西洋ネギ)をトッピング。さらにその上に炭火で焼いたヤリイカをのせ、3層まとめて口に運ぶ楽しさを演出している。

野性味あふれるイノシシは濃厚な赤ワインとベストマッチ

メインディッシュのお肉は、3~4種類からテーブル単位でチョイス可能。プラス2,000円でオーダー可能な「イノシシの骨付きロース」(写真上)は長崎・島原から届いた力強いジビエだ。

赤ワインとゴボウで作った土の香りをまとったソースが、イノシシの野性味と呼応している。さらに、肉のうまみをパシッと引き立てるイギリス「Maldon(マルドン)の塩」も添えられているので、お好みで楽しむことができる。

コースにはソムリエ厳選のワインペアリングも用意。ワインは、フル(125ml)は6種類7,000円、ハーフだと4,000円で用意しているが、こちらも料理同様、2度目以降来店のお客には新しい提案をおこなってくれる。

季節の恵みを五感で堪能すれば、これまで以上に日々の移ろいに敏感になること必至。お店の真似をして、まずは家の中に季節の花を飾る習慣をつけよう! なんて心の変化も生まれるかも。

【メニュー】
・ランチ:平日1,000円(税込)、土曜・祝日2,500円/4,000円(税別)
・ディナー:6,500円(税別)※別途コペルト代(テーブルチャージ)として1名につき500円頂戴しています
・ワインペアリング:「フル(125ml)×6種類」7,000円(税別)、「ハーフ×6種類」4,000円(税別)
※土曜・祝日ランチ、ディナーの内容はお任せのみ
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです

http://autentico-tokyo.com

autentico

住所
東京都大田区蒲田5-21-1 2F
電話番号
050-3477-8142
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
営業時間
月~金
ランチ 11:30~14:00
(L.O.14:00)
ディナー 18:00~21:00
(L.O.21:00)

土・祝日
ランチ 11:30~13:30
(L.O.13:30)
ディナー 18:00~21:00
(L.O.21:00)
定休日
日曜日
ぐるなび
http://r.gnavi.co.jp/g4wgxgge0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。