令和元年、中目黒の大人気「鮨店」になる兆し! 隠し技がすごい、美麗で独創的な鮨『宇田津 鮨』

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2019年05月24日
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令和元年、中目黒の大人気「鮨店」になる兆し! 隠し技がすごい、美麗で独創的な鮨『宇田津 鮨』
Summary
1.鮨店オープンラッシュ地区・目黒エリアに誕生した『宇田津 鮨』
2.目印は木の引き戸とほとんど見えない看板のみ! 隠れ家度も満点
3.まるでギャラリーにいるようなアーティスティックな空間でこだわりの鮨を!

目印は“見えない看板”! 中目黒の隠れ家鮨店

東京・中目黒駅からすっかり賑やかになった高架下沿いに少し歩くと、ふいに住宅街に出る。その住宅街の道を進み、角を曲がって……

現れるのは、和のテイストを感じるおしゃれな邸宅ではなく、なんと鮨屋! 暖簾も看板もなく、小さな明かり取りに刻まれた『UDATSU SUSHI』のロゴが目印だ。

なんとも期待させるこの大きな木の引き戸を開け、まっすぐ進み、ドアが開くとそこに広がるのはまるでギャラリーのような空間!

それが『宇田津 鮨』だ。

シャリは東京・国立産! 2種のシャリを使い分け

こちらのツケ台に立つのは、店主の宇田津久さん(写真下)。

「自分が東京出身なので、東京の食材をアクセントに使っています。一番はこのシャリ! 国立産の“キヌヒカリ”という品種で、水分量が少ないので粘りが少なくとけやすい。まさにシャリ向きのお米です」(宇田津さん)。

その“キヌヒカリ”でできたシャリは、米酢と赤酢をブレンドした酸味が強めの鮪専用のものと、2種の米酢と赤酢を合わせた普通のものを使い分けている。

さて、壁に飾られたアートに、ちょっと赤みがかった照明、そして奈良産の吉野檜のカウンターで出される料理はどのようなものか? この舞台的な内装に、いやが上にも期待が高まる。

見た目・香り・味が三位一体となった 印象的なマグロのつまみ

まず一品目。ガラスの器を開けるとそこには……

ぶわっと立ち上る煙、そして薫香! なんと中身は鹿児島産181kg、延縄(はえなわ)漁で獲られたマグロの大トロを桜チップで燻製した「鮪の燻製」(写真上・下)。

この空間にまさにふさわしい独創的な一品目に、思わず声が上がること間違いなしだ。そして味は白トリュフ塩で仕上げている。マグロのうまみとコク、桜とトリュフの香り。華やかな一品目から幕が開く。

店主が惚れたハーブを使用した「小肌」のスペシャリテ

次いで、宇田津さんが農業体験に行った際、その味わいに惚れこんでしまったという、広島『梶谷農園』のハーブを使った「小肌の海苔巻き」(写真上)。食用花のアリッサムを散らし、見た目も華やかな一皿。

「このハーブを生かす料理を作りたくて」と、宇田津さんが考案したこちらは『宇田津 鮨』のスペシャリテのひとつだそう。小肌を締めた酢がドレッシング代わりとなり、フレッシュな味わいが食欲を増進させる。

ウニの軍艦は贅沢に2種をW乗せ!

こちらの握りは、北海道産のバフンウニとムラサキウニをWで乗せた「雲丹の軍艦」(写真上)。

海苔はウニのうまみに負けない、千葉県産の味に厚みのあるこんとび海苔を使っている。一貫でウニのうまみのグラデーションを感じることができる、海の恵みをじっくりと感じられる一品だ。

コクのあるあん肝をフレッシュにいただく、スペシャリテの手巻き

そして締めを飾るのが、もう一つのスペシャリテ「野菜とあん肝の手巻き」(写真上)。たっぷりの北海道余市産のあん肝に、ごく細かいみじん切りにしたキュウリとミョウガ、紫蘇を塩昆布と混ぜたものを乗せ、直接手渡しでいただく一品。

口内に広がるあん肝のコクと野菜のフレッシュさに、思わず追加を頼みそうになる。こちらはなかなか他では味わえない、“宇田津 鮨”の味だろう。

鮨屋ではおなじみのネタに、独自の工夫を加え、“宇田津 鮨”だけの味に仕上げている。最後の一貫まで、「ここが隠し技か!」と感心が尽きない。

この隠れ家感、他ではあまり見ないアートな店内、和服でパリッと決めた大将が握る個性的な鮨…2019年、このエリアの人気鮨店になりそうな予感がいっぱいの『宇田津 鮨』。

予約をとるなら今がチャンスだ!

【メニュー】
▼ランチ
握り12貫 6,000円
つまみ4品と握り10貫 10,000円
▼ディナー
おまかせ 20,000円
※ランチ・ディナーともにすべて玉子とお椀付き
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。時期により取り扱っていないネタなどもある旨ご了承ください。また、価格は税別、別途サービス料がかかります

撮影:岡崎慶嗣

宇田津 鮨

住所
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-48-10
電話番号
050-3550-5938
(※予約の際は「dressingの記事を見た」と言うとスムーズです)
営業時間
ディナー18:00~21:30(L.O.)、ランチ12:00~14:00(L.O.)※ランチは水・土曜のみ、他の曜日は要相談
定休日
日曜・祝日
公式サイト
http://udatsusushi.com/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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須永久美
ライター