『dressing×美味サライ』のコラボ企画「厳選した鮨が味わえる店」
本媒体『dressing』と小学館MOOK『美味サライ』がコラボレーションしてお届けする「大切な人と行きたいレストラン」特集。グルメを知り尽くしたそれぞれの媒体がタッグを組んで選りすぐりのレストランを紹介する。
本稿では「厳選した鮨が味わえる店」と題して、東京の鮨の名店をセレクト。接待や会食はもちろん、大切なパートナーと素敵な時間を楽しんだり、お酒と鮨のペアリングを味わったりできる、いま大注目の鮨店をお届けする。
【おたる 政寿司 銀座】ネタは北海道で朝獲れの魚介。小樽の名店の味を銀座で味わう
北海道・小樽には、多くの鮨屋がしのぎを削る「寿司屋通り」がある。『おたる 政寿司』は、その通りに店を構える創業八十余年の名店で、舌の肥えた地元の人々から愛され続けている。その繁盛店が、より多くの人に『政寿司』の味と心を伝えたいと、平成22年、東京・銀座に出店。それが同店である。
なんといっても自慢は、北海道で朝獲れした魚介を特別空輸便で直送し、その日のうちに味わえる点。旨みと甘みが絶妙のボタン海老や塩水漬け雲丹（うに）を筆頭に、足の早い鰊（にしん）やほっけなど産地でなければなかなか味わえない握りを堪能できる。いち押しは「おまかせ刺身コース」1万円（税込）。なかでも、雲丹ダレに浸して食べるいかそうめんは絶品だ。
▲「おまかせ刺身コース」の一例。このほか「花園」8,000円や「余市（よいち）」1万2,000円もある（価格はすべて税込）
▲「海水うに」は、小樽の地酒「宝川」とよく合う
和モダンな雰囲気の店内には、カウンターや椅子席のほかに個室も用意されており、接待や特別な日の会食にも好適。持ち帰りできる珍味セットなどもあるので、手土産を用意する心配もいらない。
▲華やかな技を楽しめるカウンター席は、全13席
▲優雅な雰囲気の個室は6室。2～26名に対応する
【店のこだわり】
国内外の寿司競技会で優勝経験を持つ、三代目中村考志さんの飾り切り。包丁捌きの冴えとセンスが窺える。『政寿司』では、年一回社内技術大会を開催。板前全員の技の向上に努めている。
【予算】
昼3,500円～、夜1万円～
※価格は2019年9月末時点の税込表記です
おたる 政寿司 銀座
- 電話番号
- 050-3476-8678
- 営業時間
- 月～金 ディナー：17:30～23:00(L.O.21:30) 月～土 ランチ：11:00～15:00(L.O.14:30) 土 ディナー：17:00～22:00(L.O.21:00)
- 定休日
- 毎週日曜日 祝日 ※※日程により臨時休業となる場合もございますので、詳しくは店舗へお問合せいただけますようお願いいたします。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【団鮨】多彩な酒肴と貴重な日本酒で、産地まで吟味した魚介を堪能
小粋な店がひしめく下町・人形町に、2019年4月にオープンした『団鮨（だんずし）』。毎日豊洲から仕入れる産地まで吟味した天然物の素材を、この道30年の店主が握る。訪れたなら「おまかせコース」6,000円を味わいたい。握りを含め、その日の美味を凝縮して楽しめる。冬場は店主の故郷の茨城名物・あんこう鍋やふぐちりコースも絶品。全国銘酒を厳選して常時約20種と、呑兵衛にはたまらない鮨店である。
▲路地裏にある店内は、穏やかで居心地のいい空間
▲鮨と鍋の両方を味わえるのは、この店ならではの贅沢。鍋コースは要予約。ランチコース3,000円も人気
【店のこだわり】
こだわりのシャリは皇室献上米で知られる茨城県小田北条米を使用。
【予算】
昼1,100円～、夜8,000円～
※価格は2019年9月末時点の税込表記です
人形町 団鮨
- 電話番号
- 050-3461-2010
- 営業時間
- 月・火・木・金 11:30～14:00(L.O.13:30) 月・火・木・金 17:00～22:00(L.O.21:30) 土・日 17:00～22:00(L.O.21:30)
- 定休日
- 毎週水曜日 祝日 ※※祝日不定休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【鮨 西むら】快い味の諧調を奏でる全20品。鮨と酒のペアリングも一興
『鮨 西むら』は、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線、六本木駅から徒歩約5分。閑静な住宅街に隠れたように存在する江戸前鮨店だ。店名が浮かぶ小さな行灯（あんどん）の灯りを頼りに扉を開け、階段を下ると、ゆったりとした非日常の空間が広がる。
▲壱枚板の檜（ひのき）のカウンターが目を引く店内。個室もある
店主の西村文輝さんはこの道28年の練達で、名店『鮨 なか田 帝国ホテル店』で12年腕を磨いたのち、満を持してこの店を開いた。
▲店主の西村文輝さん。繊細な舌と技を持つ料理人だが、気さくで、心地いい会話を楽しむことができる
料理は、1万6,000円の「おまかせコース」のみ。全20品で、季節感溢れるつまみと、丁寧な仕事が施された握りが緩急よろしく交互に繰り出される。「曲を奏でるように、味のハーモニーを考えてお出ししています」と西村さん。
▲コースの一例。真空調理した帆立と雲丹のジュレ掛け
▲蛸の桜煮。やわらかく風味豊か。同じくコースの一例
厳選した日本酒や常時20～30種類ほど揃うワインも自慢。お願いすればシニアソムリエが、鮨と酒のペアリングも提案してくれる。西村さんによれば「1コースでペアリング4杯がおすすめ」とのこと。酒好きなら、ぜひ体験したい。料理も含めて2万円前後の予算で楽しめるという。特別な日に訪れたい店である。
【店のこだわり】
粒がしっかりした希少な新潟・栃尾の棚田米の酢飯。その酢飯に合うように仕事がされた鮨種と、煮切りが渾然一体となった江戸前鮨の技を、舌と目で楽しめるのが『鮨 西むら』の醍醐味。
鮨 西むら
- 電話番号
- 03-6434-7370
（お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。）
- 営業時間
- 17:00～23:00
（L.O.22:00）
- 定休日
- 日曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。