世界中が憧れたおいしさ!ローマ老舗ジェラート店の新業態! 有楽町『Giolitti Cafe』

映画「ローマの休日」を見た世界中の人々が憧れたジェラートショップ『Giolitti(ジョリッティ)』は、創業120年以上の歴史を誇るローマの老舗ブランド。長年、味にうるさいイタリア人に愛されてきた理由は素材へのこだわりと、滑らかな口溶けを作る職人の技術の高さにあります。そのジェラートの名店がついに日本に上陸。2号店となった有楽町は世界初のカフェダイニングスタイル。早くも大人気の賑わいです。

2021年12月14日
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世界中が憧れたおいしさ!ローマ老舗ジェラート店の新業態! 有楽町『Giolitti Cafe』

日本進出2号店がカフェとして有楽町にオープン

自由に憧れたプリンセスが真っ先にしたことは、青空の下でジェラートを頬張ること。 映画「ローマの休日」の印象的なワンシーンで一躍世界中にその名を知られるようになった老舗ジェラートショップ『Giolitti(ジョリッティ)』。その名店が2021年6月、新宿に日本初進出。ローマと同じ味わいのジェラートが食べられるとあって、たちまち人気店となった。

この新宿店に続いて、有楽町にオープンしたのが、『Giolitti Cafe(ジョリッティカフェ)』。同店では世界初となるカフェダイニングをご紹介しよう。

JR山手線『有楽町』駅前の真ん前。有楽町マルイ(イトシア)3階にある店舗は、扉や壁で仕切らないオープンな空間。シンボルカラーである緑の日よけ幕がローマのカフェのようだ。

店頭にはジェラートやスイーツが入ったショーケースがあり、その横にテイクアウトしたジェラートをその場で食べられるスペースがある。

店内は70席と広々。ビロードのソファやアンティーク風のテーブルがクラシックでヨーロッパのカフェにふさわしい。駅前に面した側には天井まで届く大きな窓があり、明るい日差しが差し込んでいる。

120年以上の歴史を持つ、イタリア王室御用達の老舗

創業1900年、イタリア王室御用達にもなったという老舗『ジョリッティ』は、ジェラートが大好きなローマっ子にとっても格別な存在。多くのローマのセレブたちがこぞって訪れている。観光スポットであるパンテオンの近くにあり、ローマを旅したときに訪れた思い出を持つ人も多いことだろう。

日本進出のきっかけは、現在、4代目となるオーナーが以前から日本に出店することを熱望していたことからだそう。『ジョリッティ』の大ファンという駐日イタリア大使の後押しもあって、待望の日本1号店が新宿にオープンした。

ジェラートメインの新宿店に続いてのオープンとなった有楽町店では、テイクアウトのジェラートだけでなく、ダイニングスペースでグラスに盛られたジェラートやデザートから本格的なイタリア料理まで、本場ローマの味を楽しむことができる。

ブランド哲学は素材のクオリティへのこだわり

120年以上に渡って人々に愛されてきた『ジョリッティ』には、大切にしている哲学がある。
「まずは素材のクオリティです。フルーツは生のものを使いピュレを使うことはありません。ナッツやチョコレートはイタリア産を取り寄せ、鮮度にこだわる素材は日本国産のものを使っています。そして、旬のおいしさも大事にしています。」と語るのは、日本の『ジョリッティ』でエグゼクティブ兼チーフペストリーシェフを務めるフランチェスコ・タリアラテーラさん。

老舗『ジョリッティ』ならではの絶品ジェラートや本格スイーツ、料理をさっそく紹介しよう。

うっとりする口溶けのなめらかさは職人技のたまもの

訪れたら絶対に食べたいのは、代々受け継がれてきた秘蔵のレシピで作られたジェラート。定番フレーバーと季節限定を合わせて約18種類のジェラートが用意されている。店頭のショーケースに色とりどりに並べられたジェラートは迷うこと必至。いずれのジェラートも本店の厳しいチェックに合格した逸品ばかりだ。

素材を大切に作られたジェラートは、フルーツやチョコレートなどの味わいがギュッと詰まった濃厚な味わい。けれど、決して重く感じないのは、うっとりするほど滑らかな口溶けにある。
「日本人はイタリア人より滑らかな食感を好みます。それぞれの素材に合わせて、より滑らかになるように工夫しました。」とタリアラテーラさん。

いずれのジェラートもその日の朝に作られ、翌日に持ち越されることはないのだとか。いかに空気を含ませ、口溶けを良くするのかは、作り手の技にかかっている。フレッシュでなめらかなジェラートは職人の手仕事の賜物なのだ。

素材のおいしさがギュッと詰まったジェラートを堪能

テイクアウトはカップとコーンから選べる。こちらは「ミックスベリー」と「ミルク」を盛り合わせたもの(写真上)。「ミックスベリー」はブラックベリーとブルーベリー、ラズベリーを合わせたフレーバーで、フルーツらしい甘酸っぱさと爽やかな後口が魅力。北海道産ミルクの自然な甘みを生かした「ミルク」との相性が抜群だ。

ダイニングではジェラートはグラスに盛られて供される。「ダークチョコレート」と「ピスタチオ」(写真上)。いずれも同店で1,2を争う人気フレーバーだ。

「ダークチョコレート」は同店特製チョコレートをイタリアから取り寄せ、ミルクを使わずに作られている。ミルクを使わないことで、濃厚なチョコレートの味わいながら、重くない仕上がりになっている。ミルクを使っていないのにクリーミーな舌触り。ビターかつスイートなチョコレートの味わいを存分に楽しみたい。

「ピスタチオ」は「シチリアの緑の宝石」とも呼ばれる最高級のブロンテ産ピスタチオを惜しげもなく使用。ナッティな甘みとコクの深さ。口いっぱいに広がるピスタチオの豊かな風味と香りがなんとも贅沢だ。

本場イタリアでも大絶賛!日本限定の新フレーバーも登場

12月1日より新フレーバーが登場。約30種類のジェラートを試作し、その中から厳選されたという3つのフレーバー「焙じ茶」、「抹茶」、「黒胡麻」。いずれも日本限定のフレーバーだ。

「焙じ茶」は石川県の老舗『丸八製茶場』の「献上加賀棒茶」を使用。この“焙じ茶”フレーバーで、タリアラテーラさん率いるGiolitti日本チームは、イタリアジェラート職人協会開催のコンペティションで第2位の栄誉に輝いたのだそう。

「抹茶」は抹茶の香りを存分に生かし、心地良い苦味を感じてもらうため、牛乳は使用していないヴィーガンジェラート。「黒胡麻」は焙煎した胡麻を浸して香りを移した牛乳を加えて練り込み、胡麻の風味をジェラートの中に引き出している。

いずれのフレーバーも本国オーナーのナッザレーノ・ジョリッティも思わず「おいしい」の言葉が出たのだとか。ぜひ試してみたい。

オリジナルのドルチェや料理も必食のおいしさ

タリアラテーラさんは、星付きレストランでシェフパティシエとして活躍していた実力の持ち主。そのタリアラテーラさんが、『ジョリッティカフェ』のためにと用意した、季節のパフェやケーキといったドルチェも必食だ。

日本でもお馴染みの「ティラミス」。通常は、クッキー生地に濃厚なエスプレッソをたっぷり染みこませるが、同店では、より軽い味わいのコーヒークリームを使用。食事の後にも楽しめるデザートになっている。

人気の「マリトッツォ・コン・パンナ」。本場ローマのスタイルのマリトッツオは細長い形。パクッと端から食べやすい形だ。この自家製パンにたっぷりと生クリームを挟んでいる。パンはバター不使用なためブリオッシュより軽い食べ心地だ。

イートインではジェラートを詰めたマリトッツオもあるので、ぜひ試してほしい。

本場ローマの味をアレンジした本格的なイタリアンもお薦め

『ジョリッティカフェ』はスイーツだけでなく、本格的なイタリア料理が楽しめるのも魅力のひとつ。アンティパストやパスタ、リゾットからTボーンステーキまで伝統的なローマの味を大切にしつつ、日本人にも楽しめる味わいにアレンジしたメニューをそろえている。ランチタイムにはお得なランチセットもあり、500円をプラスすれば、ジェラートも楽しめる。

こちらは軽食にお薦めの「ローマ風ピンサ」(写真上 )。生地に米粉が使われていて、ピザよりサクッと軽い食感が特徴だ。

こちらもお薦めメニュー「ローマ風スパゲッティカルボナーラ」。ローマ風とは生クリームを使わないこと。卵とチーズのみでソースを作るため、軽い食べ心地でペロリと食べられる。ポイントは2種類のチーズ。ソースにパルミジャーノ・レッジャーノを入れ、仕上げにペコリーノチーズをトッピング。

卵は優しい味わいのものを使い、ブワッと香り立つチーズの風味とのバランスが絶妙。具材に使った生ベーコンとも呼ばれるパンチェッタのコクが味のアクセントになっている。

ローマにいるかのようなひとときを楽しんで

大きな窓から駅前を行き来する人々を眺めながら過ごせば、まるで、ローマの広場でカフェを楽しんでいるかのようだ。

買い物や観劇のついでに友だちとのおしゃべりに興じたり、ディナータイムにデートを楽しんだり。ジェラートを楽しむだけでなく、ローマのカフェを思わせる空間で、ちょっと非日常なひとときを楽しんでみてはいかがだろう。

【メニュー】
・ジェラート カップ(トリプル) 864円(テイクアウト専用)
・グラスジェラート(2フレーバー) 1,000円
・ティラミス 990円
・マリトッツォ・コン・パンナ 594円
・ローマ風ピンサ 1,540円
・ローマ風スパゲッティカルボナーラ 1,540円

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です

Giolitti Cafe(ジョリッティカフェ)有楽町店

住所
東京都千代田区有楽町2-7-1有楽町マルイ3階
電話番号
03-6259-1366
営業時間
11:00~20:00
定休日
施設に準じる
公式サイト
https://giolitti.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。