赤身肉好きなら一度は行くべき!目黒『リベラ』のステーキはなぜこんなに軽く食べられるのか?

【連載】クレイジーケンバンド小野瀬雅生の想う店・想う味 第18回 クレイジーケンバンドのギターにして、その食情報の確かさで多くのグルメなファンも持つ、小野瀬雅生さん。彼の愛する店、どうしても食べたくなる料理を教えていただく。

2016年06月20日
カテゴリ
賢人コラム
  • 目黒
  • 東京
  • 連載
赤身肉好きなら一度は行くべき!目黒『リベラ』のステーキはなぜこんなに軽く食べられるのか?
Summary
1.有名プロレスラーが来日したら必ず訪れる店
2.1ポンドのステーキでもペロッと食べられる
3.元・横綱曙御用達の1.5ポンドでも意外と軽い?

目黒のリベラでブロディーを偲ぶ

プロレスラーになりたいと思った事はありません。でもプロレスラーへの憧れは多少ありました。私の子供の頃、プロレスは野球と並んで国民的メジャースポーツの一つでした。テレビではゴールデンタイムに放送があったし、きっと興味のある人もない人もみんなプロレスをテレビで観ていたと思います。
私の同い年の従兄弟はプロレスに詳しくて、プロレスラーの名前を色々知っていたけれど、私が知っているのは怪獣や宇宙人の名前ばかりで、いつも話が噛み合わなかったなぁ。私にとってはプロレスラーより怪獣や宇宙人の方がカッコイイ存在でした。ヒーローじゃなくてね。そう云う意味では悪役レスラーの方が心に響きました。

ザ・シーク、タイガー・ジェット・シン、アブドラ・ザ・ブッチャー。カッコイイですよね。後にブルーザー・ブロディーが現れたときは喝采を送りました。チョーカッコイイ。
コミュニケーション一切無用と云った表情で雄叫びをあげながらチェーンを振り回して登場する姿にロックを感じていました。90年代になってパンテラとか観て、これはブロディーではないかと思ったりしましたし。
私は30歳を過ぎてからロングヘアにしたのですが、自分の癖毛がソバージュ風になるのを良いことにブロディー気取りでステージに立っていたこともありました。ヒゲはあんな風には生やさなかったですけどね。そんなわけでプロレスラーはともかくブロディーにはなりたいと思っていたのを白状します。

更に余談ですがクレイジーケンバンドの楽屋にてパンツ一丁でドラムの廣石さんとレスラー気取りの写真なんぞ撮ってもらったら、それがツアートラックの側面にデカデカとプリントされてビックリしました。プロレスのツアーじゃないですよーって当時思っておりました。
ちなみに廣石さんは筋金入りのプロレスマニアです。新日本プロレスの永田選手と懇意でクレイジーケンバンドのライブに何度も来てくださっています。話がとっちらかって申し訳ありませんが、私は若い頃は痩せていたのです。30歳になるまでは体重50kg台でしたもの。痩せて貧相だからもっと太った方が良いとみんなに云われていました。それが今では90kgオーバー。それも筋肉贅肉相俟って人生史上最大体重になっています。そう云う人生は予測してなかったなぁ。

それはそうと結局私はプロレスには大ハマりせずに、脇目でプロレスの格好良さを時折眺めながら生きています。ご縁があって大日本プロレスの沼澤邪鬼選手とも仲良くなれました。世界で一番カッコイイのはプロレスラーじゃないかと思うことがあります。自分の人生にレスラーになる選択肢はあったか。ないない。それはない。

目黒通り沿いでひと際目立つ看板

東京は目黒区、目黒通り沿いにプロレスラー御用達のステーキハウスがあります。その名は『リベラ』。プロレスラーの写真がこれでもかと店の内外にありますのですぐに判ります。

80年代にあのブルーザー・プロディーが来店し絶賛したことで数多くのプロレスラーが訪れるようになり、今ではプロレスの聖地と呼ばれるまでになっています。私も自分の中のファイト指数が上がってくると、こちらでステーキを食らいたくなります。

メニューはシンプルに1ポンドかハーフポンド。最近はヒレステーキもあります。やはり1ポンドですね。450g。

これがペロッと食べられてしまいます。なぜにこんなに軽く食べられるのか。赤身中心の吟味された肉質、すりおろしタマネギがたっぷり入った絶品のステーキソース、そして何より肉を食らうぞと云う気概に溢れた店内の雰囲気、心意気。

全てがリベラ。一心不乱に肉を食らう。時々ライスも食らう。ライス残すなよエブリバディ。なんてウマイんだ。ウマウマ王。そして先日曙さん御用達の曙ステーキ1.5ポンドも平らげました。1.5ポンドダイジョウブオイシイネ。

ちなみに以前は必ずと云って良いほどテーブル席の一番奥に案内されて、タモリさんの写真の横で肉を食らっていたのですが、最近は十中八九カウンター席に案内されます。自分のステージが上がったのか、たまたまなのか。たまたまかな。私の大好きなブルーザー・ブロディーを偲んでまた肉を食らいに伺います。美味しかったです! 御馳走様でした!

ステーキハウスリベラ

住所
〒153-0064 東京都目黒区下目黒6-17-20
電話番号
03-3793-9955
営業時間
火~日 17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日
毎週月曜日 第3火曜日 ※定休日が祝日の場合は、翌日が休み
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/p9ddbppa0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

関連記事

なぜ正月に「雑煮」を食べるのか? 日本人なら知っておきたい、雑煮のルーツと江戸雑煮のおいしい作り方

日本古来の伝統食は、日本の気候や風土、歴史によって長年育まれてきた大切な食文化です。中でも、暮らしの節目節目にくり返される「行事食」には、日本人のスピリットが凝縮されています。本連載は、日本の伝統食、行事食にスポットを当て、知っておきたい基本知識について、日本料理研究家の柳原尚之さんにお話しいただき、さらに覚えておけば日々の食ライフがランクアップする、日本料理の基本レシピも随時紹介!

柳原尚之
江戸懐石近茶流嗣家(きんさりゅうしか)/「柳原料理教室」副主宰
なぜ年末に「年越しそば」を食べるのか?【日本料理研究家/江戸懐石近茶流嗣家・柳原尚之】

日本古来の伝統食は、日本の気候や風土、歴史によって長年育まれてきた大切な食文化です。中でも、暮らしの節目節目にくり返される「行事食」には、日本人のスピリットが凝縮されています。本連載では、日本の伝統食、行事食にスポットを当て、知っておきたい基本知識について、日本料理研究家の柳原尚之さんにお話しいただき、さらに覚えておけば日々の食ライフがランクアップする、日本料理の基本レシピを随時紹介します!

柳原尚之
江戸懐石近茶流嗣家(きんさりゅうしか)/「柳原料理教室」副主宰
【dressing読者は期間限定で入店可能に!】オトナが注目する街・四谷荒木町の紹介制隠れ家

【連載】幸食のすゝめ #055 食べることは大好きだが、美食家とは呼ばれたくない。僕らは街に食に幸せの居場所を探す。身体の一つひとつは、あの時のひと皿、忘れられない友と交わした、大切な一杯でできている。そんな幸食をお薦めしたい。

森一起
ライター/作詞家/ミュージシャン
「日本酒」選びに迷ったら? 騎士団オフィシエがこっそり教える、年末年始に飲むべき旨い「日本酒」

みんな大好き「お酒」だけれど、もっと大人の飲み方をしたいあなた。文化や知識や選び方を知れば、お酒は一層おいしくなります。シャンパーニュ騎士団認定オフィシエによる「お酒の向こう側の物語」 ♯3:年末年始にオススメの「日本酒」

岩瀬大二
ワインナビゲーター/酒旅ライター/MC