この夏行きたい電車での小旅行! 千葉・勝浦までわざわざ食べに行きたくなるポークソテーの衝撃的な出逢い

クレイジーケンバンドのギターにして、その食情報の確かさで多くのグルメなファンも持つ、小野瀬雅生さん。彼の愛する店、どうしても食べたくなる料理を教えていただく。

2017年07月13日
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この夏行きたい電車での小旅行! 千葉・勝浦までわざわざ食べに行きたくなるポークソテーの衝撃的な出逢い
Summary
1.検索の下位で見つけた、野球で代打満塁逆転ホームランを打ったように心踊った知られざる一軒
2.「勝浦タンタンメン」が名物の勝浦のさらに先、鵜原で見つけた桃源郷
3.精肉店併設の老舗食堂で見つけた分厚いポークソテーのこの上のないうまさ

おいしい料理は世の中に星の数ほどありますが、その中で私を本気で満足させてくれるものはほんの僅かです。その僅かというのも他の方から見たらすごくいっぱいあるように思えるかも知れませんが気にせずに話を進めましょう。

奇跡的な出逢いを求めて心揺さぶる店を探す

おいしい料理はどこにあるか。身近にも色々とありますが、自分の生活圏内から大きく離れた場所に興味深い料理の情報を見つけた時の興奮度はかなり高い。私はいつもインターネットなどで色々検索して、検索結果の50位やら100位やらの結果に目をこらしています。宇宙の彼方から宇宙人が送っているかも知れない微弱な電波を受信するように、検索の下位にあるたった一つの情報を探します。それが料理でなく全く別の情報であっても曲や歌詞のアイディアに繋がったりすることがあるので一挙両得。そして実際にその料理を食べに行って本当に美味しかったと感じた時の高揚感たるや。代打満塁逆転ホームランを打った打者のように拳を天に突き上げます(心の中でね)。まあそうした劇的な出逢いは年間に一度あるかないか。それでもいつ代打コールされても良いようにベンチ裏でバットを振って準備を続けています。

わざわざ出かける気持ちにさせたポークソテーの破壊力

情報として見つけた料理が興味深いものであっても、実際にそれを食べに行けるタイミングに当たるかどうか、そして自分の重い腰を上げさせるバイタリティがそのタイミングにあるかどうか、色々と条件が整わないと巡り逢えません。それでも今年の夏は一つの大きな収穫がありました。場所は千葉県勝浦市。勝浦と云えば勝浦タンタンメンと云うのが有名ですが、これを食べられるお店を色々と調べていた時にふと見つけた一枚の料理写真。私の心を射貫きました。射貫かれたらどうするか。
行ってみましょう勝浦へ。

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