牛丼やローストビーフ丼、ユッケなどの上にのっているとろ～り卵。食欲をそそられるビジュアルで支持率は高いが、いつも主役を引き立てる「脇役」に徹しがち。
そこで今回は、卵そのものにスポットライトを当てたいと思う。少ない材料でもおいしくとろ～り濃厚に仕上がる主役級の卵レシピ。おつまみにぴったりのラインナップなので、今日の晩酌にぜひ活用してみてほしい。
1．ビールのおつまみにもぴったり！ サクサク衣に黄身がとろ～り「タマゴカツ」
サクサクの衣にとろ〜り卵黄、ソースの塩分とのバランスがたまらない一品。
衣に小麦粉や卵を使わず、直接パン粉をまぶして揚げるだけなので、材料も洗い物も少なく済んでラクちん。キンキンに冷えたビールにもぴったりだ。
＜レシピ＞
▼材料（1人分）
・卵 … 1個
・パン粉 … 大さじ3
・揚げ油 … 適量
・ソース … 適量
・千切りキャベツ … 適量
・ミニトマト … 2個
▼作り方（調理時間：10分）
① パン粉をお椀など深めの器にいれその中に生卵を割りいれ、さらにその上からパン粉をまぶす。
② ①をおたまなどですくい、200度に熱した揚げ油にそっと落とし、周りがきつね色になるまで1〜2分揚げる。
2．カットすると現れる卵黄がたまらない！ うまみたっぷりでジューシーな「肉巻きタマゴ」
肉巻きおにぎりならぬ肉巻き玉子は、ジューシーな豚肉のうまみと濃厚な卵のコラボレーションが堪能できる間違いのない一品。
焼肉のタレを使用することで、調味料をいくつも用意しなくてもOK。手間をかけずにささっと作りたい秋の行楽シーズンのお弁当にもぴったり。
＜レシピ＞
▼材料（1人分）
・半熟玉子 … 2個
・豚バラ肉 … 200g
・片栗粉 … 適量
・ゴマ油 … 適量
・焼肉のタレ … 大さじ2
・白いりゴマ … 適量
▼作り方（調理時間：10分）
① 半熟玉子の殻を剥き、豚肉を巻きつけて片栗粉をまぶす。
② 中火で熱したフライパンで①を焼き色がつくまで焼く。焼肉のタレをまわしかける。
③ ②に白いりゴマをちらす。
3．大葉を混ぜ込んだご飯の中には、めんつゆ漬けの卵黄がとろ～り「タマゴかけおにぎり」
コンビニでも見かけるようになった卵かけおにぎりも、実は自宅で簡単に作ることができる。
生卵を水分少なめでほどよい濃い味に仕上げるには、今回紹介する「卵黄のめんつゆ漬け」がオススメ。
卵黄を一晩めんつゆに付けておくだけで、おつまみにもおにぎりにもぴったりなおかずができあがる。
黄身が染みた白米を頬張ると、まさに卵かけごはんの味わいそのもの。ひと口食べると出てくるとろ～り卵にテンションが上がること間違いなしだ。ご飯に混ぜ込んだ大葉も味のアクセントになるのでお忘れなく。
＜レシピ＞
▼材料（1人分）
・卵黄のめんつゆ漬け … 1個（めんつゆ100ccに卵黄を1日漬けたもの）
・ご飯 … 100g
・天かす … 小さじ1
・大葉 … 2枚
・海苔 … 1枚
▼作り方（調理時間：5分）
① 白ごはんに天かすとちぎった大葉をまぜる。
② ①で卵を包んで三角に握り、海苔を巻きおにぎりにする
卵さえあれば、特別な材料がなくても簡単に作れるおつまみレシピを紹介した。ササッと作って、家での晩酌タイムに彩りを添えてみて。
＜レシピ作者プロフィール＞
河瀬璃菜 りな助（料理研究家・フードコーディネーター）
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動を行う。2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュース。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog：http://lineblog.me/linakawase/
HP：http://foodcreativefactory.com/
Twitter：https://twitter.com/linasuke0508