【保存版】これは試したい! 家飲みにぴったりな「厚焼き玉子」の絶品アレンジ5選

2016年10月25日
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レシピ・キッチン
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【保存版】これは試したい! 家飲みにぴったりな「厚焼き玉子」の絶品アレンジ5選
Summary
1.ふんわり食感のコツは「卵を濾すこと」と「火加減」にあり!
2.家飲みも楽しくなる、バラエティ豊富な厚焼き玉子アレンジ
3.卵を卵で巻いた驚きの一品も!?

だしのうまみをふんわり包んだ、優しい味わいが魅力の厚焼き玉子。居酒屋の定番メニューのひとつであるだけに、お店のようなふっくらした厚焼き玉子が家飲みで出てくるとテンションの上がる人も多いはず。
でも、卵がどうも硬くなってしまう…ふんわり感を出すことができない…と理想の厚焼き玉子づくりに手こずっている人もいるのでは? そこで今回は、お店のようなふんわり感を実現するための簡単なコツと、家飲みのレパートリーを広げる厚焼き玉子アレンジのレシピを紹介する。

まずは基本をおさらい!ふんわり仕上た「厚焼き玉子」

重要なのは卵をしっかり濾すことと火加減。あとは丁寧に巻いていきさえすれば失敗することはない。だしが多めだと巻きづらく感じることもあるが、途中に形が崩れてしまっても最後にラップなどで整えることができるので気にしなくてもOK!

<レシピ>

▼材料(2人分)
・卵 … 3個
・だし汁 … 80cc
・薄口醤油 … 小さじ1
・みりん … 小さじ1
・砂糖 … 小さじ1
・サラダ油(キッチンペーパーに浸しておく) … 適量


▼作り方(15分)
① ボウルに卵を割ってよく溶きほぐし、だし汁、薄口醤油、みりん、砂糖を加え混ぜ合わせたら、ザルで濾す。

② 卵焼き器を中火で熱し、サラダ油をひく。卵液を箸ですくって落とし、ジュッと音がしたら充分に熱がまわっている合図。卵液の1/5量を流し入れる。

③ 半熟状態になったら奥から手前に向かって巻き、最後まで巻けたら奥に寄せる。

④ 卵焼き器にサラダ油をひき、さらに1/5量の卵液を流し入れる。玉子焼きを少し持ち上げて、下にもしっかり卵液を流し込み、さらに巻いていく。(卵液がなくなるまで繰り返す。)

⑤ 卵液がなくなったら④をラップ(あれば巻き簾)に包み、形を整える。15分程度したら食べやすい大きさに切って器に盛れば完成。

ふわっふわの厚焼き玉子を作ることができたら、次はアレンジレシピを楽しみたい。今回はdressingおすすめの家飲みにぴったりなおつまみ風アレンジをご紹介。

1.大葉の風味がさわやか! 食べごたえ◎な「サバ味噌入り厚焼き玉子」

サバ味噌のうまみと甘み、それに合わせた大葉の爽やかな香りがおつまみにぴったり。濃いめの味付けとしっかりとした食べごたえで、男性も大満足の一品に。

<レシピ>

▼材料(2人分)
・卵 … 3個
・だし汁 … 80cc
・薄口醤油 … 小さじ1
・サバ味噌煮缶詰 … 1缶
・大葉 … 3〜4枚
・サラダ油(キッチンペーパーに浸しておく) … 適量

▼下準備
・大葉は千切りにする。サバ味噌煮缶はほぐす。

▼作り方(15分)
① ボウルに卵を割りよく溶きほぐし、だし汁、薄口醤油を加え混ぜあわせ、ザルで濾したら大葉を混ぜ合わせる。

② 卵焼き器を中火で熱し、サラダ油をひく。卵液を箸ですくって落とし、ジュッと音がしたら充分に熱がまわっている合図。卵液の1/5量を流し入れる。

③ 半熟状態になったら奥に鯖味噌煮缶詰を広げ、手前に向かって巻き、巻けたら奥に寄せる。

④ 卵焼き器にサラダ油をひき、さらに1/5量の卵液を流し入れ、玉子焼きを少し持ち上げて、下にもしっかり卵液を流し込み、さらに巻いていく。(卵液がなくなるまで繰り返す。)

⑤ ④をラップ(あれば巻き簾)に包み形を整える。15分程度したら食べやすい大きさに切り器に盛る。

2.卵をたっぷり5つ使用! 見た目のインパクトも抜群な「タマゴin厚焼き玉子」

卵でさらに卵を巻くという、斬新な厚焼き玉子。もはや厚焼き玉子と呼べるのかもいささか怪しいところであるが、ふわふわ厚焼き玉子と濃厚な卵黄、プルッとした食感の白身の組み合わせがなんともクセになる。家飲みで出せば盛り上がること間違いなし。

<レシピ>

▼材料(2人分)
・卵 … 3個
・だし汁 … 80cc
・薄口醤油 … 小さじ1
・みりん … 小さじ1
・砂糖 … 小さじ1
・半熟卵 … 2個
・サラダ油(キッチンペーパーに浸しておく) … 適量

▼作り方(15分)
① ボウルに卵を割りよく溶きほぐし、だし汁、薄口醤油、みりん、砂糖を加え混ぜあわせ、ざるで濾す。

② 卵焼き器を中火で熱し、サラダ油をひく。卵液を箸ですくって落とし、ジュッと音がしたら充分に熱がまわっている合図。卵液の1/5量を流し入れる。

③ 半熟状態になったら奥に半熟卵を並べ、手前に向かって巻き、巻けたら奥に寄せる。

④ 卵焼き器にサラダ油をひき、さらに1/5量の卵液を流し入れ、玉子焼きを少し持ち上げて、下にもしっかり卵液を流し込み、さらに巻いていく。(卵液がなくなるまで繰り返す。)

⑤ ④をラップ(あれば巻き簾)に包み形を整える。15分程度したら食べやすい大きさに切り器に盛る。

3.塩気のバランスが絶妙!「明太&高菜マヨの厚焼き玉子」

卵液に明太子と高菜を混ぜた厚焼き玉子に、明太マヨをたっぷりとかけた濃い味仕上げ。程よい塩気があとを引く一品だ。ゴマ油で焼くことで香ばしさがプラスされ、日本酒や焼酎にもよく合う味付け。

<レシピ>

▼材料(2人分)
・卵 … 3個
・だし汁 … 80cc
・みりん … 小さじ1
・砂糖 … 小さじ1
・明太子 … 2本
・高菜 … 20g
・マヨネーズ … 大さじ1
・ゴマ油(キッチンペーパーに浸しておく) … 適量

▼下準備
・明太子は皮から取り出し、1本分はマヨネーズと混ぜ合わせる。高菜は刻む。

▼作り方(15分)
① ボウルに卵を割りよく溶きほぐしたら、だし汁、みりん、砂糖を加え混ぜあわせ、ザルで濾したら明太子、高菜を混ぜ合わせる。

② 卵焼き器を中火で熱し、ゴマ油をひく。卵液を箸ですくって落とし、ジュッと音がしたら充分に熱がまわっている合図。卵液の1/5量を流し入れる。

③ 半熟状態になったら手前に向かって巻き、巻けたら奥に寄せる。

④ 卵焼き器にゴマ油をひき、さらに1/5量の卵液を流し入れ、玉子焼きを少し持ち上げて、下にもしっかり卵液を流し込み、さらに巻いていく。(卵液がなくなるまで繰り返す。)

⑤ ④をラップ(あれば巻き簾)に包み形を整え、食べやすい大きさに切り、器に盛ったら明太マヨをかける。

4.醤油の代わりにナンプラーを使用!「豚ニラ入りのエスニック風厚焼き玉子」

パンチの効いたおつまみが食べたいときは、豚ニラ入りのスタミナ系厚焼き玉子がおすすめ。醤油ではなくナンプラーを味付けに使うことでエスニックな味わいに。

<レシピ>

▼材料(2人分)
・卵 … 3個
・だし汁 … 80cc
・ナンプラー … 小さじ1
・みりん … 小さじ1
・砂糖 … 小さじ1
・豚バラ肉 … 50g
・ニラ … 20g
・パクチー … 適量
・ゴマ油(キッチンペーパーに浸しておく) … 適量

▼下準備
・豚バラ肉は細かく刻む。ニラ、パクチーはざく切りにする。

▼作り方(15分)
① ボウルに卵を割りよく溶きほぐしたら、だし汁、ナンプラー、みりん、砂糖を加え混ぜ合わせ、ザルで濾したら豚バラ肉、ニラを混ぜ合わせる。

② 卵焼き器を中火で熱し、ゴマ油をひく。卵液を箸ですくって落とし、ジュッと音がしたら充分に熱がまわっている合図。卵液の1/5量を流し入れる。

③ 半熟状態になったら手前に向かって巻き、巻けたら奥に寄せる。

④ 卵焼き器にゴマ油をひき、さらに1/5量の卵液を流し入れ、玉子焼きを少し持ち上げて、下にもしっかり卵液を流し込み、さらに巻いていく。(卵液がなくなるまで繰り返す。)

⑤ ④をラップ(あれば巻き簾)に包み形を整え、食べやすい大きさに切り、器に盛ったらパクチーを飾る。

5.モッチリ&さっぱり! イタリアンな「カプレーゼ風厚焼き玉子」

カプレーゼ風の厚焼き玉子は、さっぱりとした味わいでワインやシャンパンにもぴったり。小粒のモッツァレラチーズを使用すれば、チーズをカットする手間もなく簡単。卵を焼くときにはオリーブオイルを使用、仕上げにバジルをふりかけることで香り豊かな一品が完成。

<レシピ>

▼材料(2人分)
・卵 … 3個
・だし汁 … 80cc
・薄口醤油 … 小さじ1
・みりん … 小さじ1
・砂糖 … 小さじ1
・キャンディモッツァレラチーズ(ボッコンチーニ) … 50g
・ミニトマト … 3個
・バジル … 2〜3枚
・オリーブオイル(キッチンペーパーに浸しておく) … 適量

▼下準備
・ミニトマトは4等分に切る。バジルはちぎる。

▼作り方(15分)
① ボウルに卵を割りよく溶きほぐしたら、だし汁、薄口醤油、みりん、砂糖を加え混ぜ合わせ、ザルで濾したらミニトマトを混ぜ合わせる。

② 卵焼き器を中火で熱し、オリーブオイルをひく。卵液を箸ですくって落とし、ジュッと音がしたら充分に熱がまわっている合図。卵液の1/5量を流し入れる。

③ 半熟状態になったら奥にキャンディモッツァレラチーズを並べ、手前に向かって巻き、巻き終わったら奥に寄せる。

④ 卵焼き器にオリーブオイルをひき、さらに1/5量の卵液を流し入れ、玉子焼きを少し持ち上げて、下にもしっかり卵液を流し込み、さらに巻いていく。(卵液がなくなるまで繰り返す。)

⑤ ④をラップ(あれば巻き簾)などに包み形を整え、食べやすい大きさに切り、器に盛ったらバジルを散らす。

シンプルながら、ひと手間加えるだけで見た目と味わいががらっと変わる、アレンジ自在の厚焼き玉子。基本のコツさえしっかりおさえておけば、今日から得意料理の一品に加えることができる。どれもお酒が進む家飲みにぴったりのレシピなので、今夜の晩酌からぜひ活用してみて!




<レシピ作者プロフィール>
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動を行う。2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュース。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog:http://lineblog.me/linakawase/
HP:http://foodcreativefactory.com/
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