旬のカツオで作る「自家製ツナ」はうまみが最高! 作り置きOKな「カツオツナ」の作り方と簡単アレンジ

2017年04月21日
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旬のカツオで作る「自家製ツナ」はうまみが最高! 作り置きOKな「カツオツナ」の作り方と簡単アレンジ
Summary
1.初鰹のおいしさをギュッと閉じ込めた「自家製カツオツナ」の作り方
2.冷蔵保存なら2週間! 日持ちが良いので作り置きがオススメ
3.たった10分で作れる簡単アレンジレシピも合わせてご紹介

「初鰹」がおいしい季節がやってきた! 初鰹は、戻り鰹に比べて脂身が少なくさっぱりとした味わい。キュッと身の締まった食感が特徴だ。

今回は、そんな初鰹のおいしさを活かした「自家製カツオツナ」のレシピを紹介したい。自家製のカツオツナは香り豊かで食感がよく、満足感の高い一品。そのまま食べるのはもちろん、その食感を活かしてさまざまな料理にも活用できる。

それではさっそく、「カツオツナの基本の作り方」と簡単アレンジレシピを紹介していく。

1.身の締まった初鰹で作る、「自家製カツオツナ」

まずは「自家製カツオツナ」の基本の作り方。
自家製することによって、身はふんわりとしているのに噛むとキュッと弾力のある、食べごたえがあるツナが完成。心地よく鼻に抜けるハーブの香りとともに、素材のおいしさをじっくりと味わうことができる。「ツナってこんなにおいしかったっけ?」と驚くこと間違いなし。

<レシピ>

■材料(作りやすい分量)
・カツオの刺身(サク) … 300g
・ニンニク … 2かけ
・塩 … 小さじ1/2
・オリーブオイル … 100ml
・ローリエ … 1枚
・唐辛子 … 1〜2本
・コショウ … 小さじ1/4


■作り方(調理時間:30分)
① カツオの刺身は大きければ鍋に入る大きさに切り分け、塩をすりこんで10分おく。

② 10分経ったら、キッチンペーパーで水気をふきとる。

③ ニンニクは皮を剥いて包丁の腹でつぶす。ローリエは半分にちぎる。

④ 鍋に②のカツオ、オリーブオイル、ニンニク、ローリエ、唐辛子を入れて中火で熱し、フツフツとしてきたら弱火で5分煮る。ひっくり返してさらに5分煮る。

⑤ フォークで粗くほぐし、コショウを加えて混ぜる。

特別なコツもなく、シンプルな工程で完成した「自家製カツオツナ」。これなら、休日平日問わず、空いた時間に作ることができそう。冷蔵保存で2週間持つので、作り置きもOK!

うまみたっぷりのカツオツナが作れたら、それをさらにおいしく変身させるアレンジレシピも紹介!

2.スパイシーな味わいにご飯が止まらない!「混ぜるだけのツナガパオ」

日本でも大人気のタイ料理「ガパオ」も、自家製カツオツナがあれば簡単。レンジで加熱した材料とカツオツナを混ぜるだけでできるので、忙しいときにもササッと作ることができる。
カツオツナ自体のうまみが強いので、他のスパイスと合わせても好バランス。とろ〜り半熟茹で卵を崩しながら食べれば、まろやかな味わいにおもわず顔がほころんでしまうはず。

<レシピ>

■材料(1人分)
・ご飯 … 150g
・タマネギ … 1/4個
・赤パプリカ … 1/6個
・バジル … 3枚
・カツオツナ … 150g
・[A]オイスターソース … 大さじ1/2
・[A]ナンプラー … 小さじ1
・[A]砂糖 … 小さじ1/2
・[A]レモン汁 … 小さじ1
・[A]輪切り唐辛子 … 小さじ1/4
・半熟茹で卵 … 1個


■作り方(調理時間:10分)
① タマネギはみじん切りする。赤パプリカは7mm幅の細切りにする。半熟茹で卵は横半分に切る。

② 耐熱ボウルにタマネギを入れてラップをし、600Wのレンジで1分半加熱したら赤パプリカを加えてさらに1分半ほど加熱して火を通す。

③ ②にバジルを手でちぎって加え、自家製「カツオツナ」、Aを加えて混ぜる。

④ 器にごはんを盛って③をかけ、半熟茹で卵をのせる。

3.あと1品…のおつまみにピッタリ!「ゴロゴロツナの明太じゃがバター」

粗くほぐしたカツオツナは、ジャガイモのホクホク食感と相性抜群。いくらでも食べたくなるようなおつまみにもおかずにもぴったりな一品に仕上がった。カツオツナ&明太子の魚介のうまみが料理全体をうまくまとめており、クセになる味わい。
粗挽き黒コショウをたっぷりと振ってスパイシーに仕上げるのがオススメ!

<レシピ>

■材料(1人分)
・ジャガイモ … 1個
・青ネギ … 2~4本(お好みで)
・明太子 … 1/2本
・カツオツナ … 40g
・バター … 10g
・粗挽き黒コショウ … 適量


■作り方(調理時間:10分)
① ジャガイモを洗ってラップで包んだら耐熱皿にのせ、600Wのレンジで5分ほど加熱して火を通す。

② 青ネギは小口切りする。明太子は皮から中身を取り出す。

③ 器にジャガイモを盛り、明太子、カツオツナ、バターをのせ、青ネギ、粗挽き黒コショウをふる。




旬のカツオを使って作った「自家製カツオツナ」は、ひと口食べればカツオのうまみとハーブの香りが口いっぱいに広がり、ついつい箸が止まらなくなるおいしさ。新鮮なカツオを見つけたら、ぜひ試してみてほしい!




<レシピ作者プロフィール>
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。ゆるく気軽に取り入れられるグルテンフリーレシピや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員としての出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。

著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。

HP:http://foodcreativefactory.com/
ブログ:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari