簡単おいしい「自家製バター」レシピが大集結! パクチー味に明太子味など、変わり種バターの作り方5選

2017年04月18日
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簡単おいしい「自家製バター」レシピが大集結! パクチー味に明太子味など、変わり種バターの作り方5選
Summary
1.基本の材料は2つだけ! 「自家製バター」の作り方
2.「パクチーバター」に「ドライフルーツバター」などアレンジレシピも紹介
3.作り置きすればいつでもアレンジバターが楽しめる

料理に少し加えるだけでコクがプラスされる、家庭で大活躍の調味料「バター」。肉料理やパスタなどのメインだけでなく、スイーツ作りにもかかせないバターであるが、実は材料2つで簡単に自家製することが可能。
基本のバターはもちろんのこと、「パクチーバター」や「明太子バター」、「ドライフルーツバター」など、混ぜ合わせる材料によってアレンジし放題! 今回はそんな「自家製バター」の基本の作り方とアレンジ方法を紹介する。

1.材料2つで作れる! 濃厚まろやかな「基本の自家製バター」

まずは基本となるプレーンなバターから。
自家製したバターは、なによりも作りたてのフレッシュな味わいが魅力。しつこさがなく、自然な甘みとコクが感じられるので、さまざまな料理に活用することができる。
材料は生クリームと塩のみ。使用する生クリームは動物性のもの、さらには脂肪分40%以上の高脂肪なものがオススメ。脂肪分と水分が分離しやすく撹拌(かくはん)の時間が短く済み、さらにできあがるバターの量も多くなる。

保存期間は冷蔵で3日以内。小分けにして冷凍することもできるので、3日以上保存する際は冷凍保存が好ましい。その際、長期間の冷凍保存は風味が落ちる原因になってしまうため、1ヶ月以内に食べきるようにしよう。

<レシピ>

■材料(作りやすい量)
・動物性の生クリーム(脂肪分40%以上のもの) … 200cc
・塩 … 小さじ1/3

■下準備
・生クリームは冷蔵庫でよく冷やす。


■作り方(調理時間:15分)
① フードプロセッサーに生クリームを入れ、固まりができるまで攪拌(かくはん)する。
② ①に塩を加え、さらに攪拌する。 (市販のバターくらいの硬さになるまで)
③キッチンペーパーを敷いたザルに②をのせ、水気を切る。

2.肉料理に合わせたい! エスニックな香り広がる「パクチーバター」

ミルキーなバターの香りと、エスニックな香り広がるパクチーの風味が不思議なほどにマッチする「パクチーバター」。いつもの肉料理に合わせるだけで味わいがグレードアップ。エスニック料理に変身させてくれる。

<レシピ>

■材料(作りやすい量)
・動物性の生クリーム(脂肪分40%以上のもの) … 200cc
・塩 … 小さじ1/3
・パクチー … 30g

■下準備
・生クリームは冷蔵庫でよく冷やす。
・パクチーはみじん切りにする。


■作り方(調理時間:15分)
① フードプロセッサーに生クリームを入れ、固まりができるまで攪拌する。
② ①に塩を加え、さらに攪拌する。
③ キッチンペーパーを敷いたザルに②をのせ、水気を切る。
④ ③にパクチーを加え、ゴムベラなどでしっかりと混ぜ合わせる。

3.塩気のバランスが最高! ジャガイモにのせるだけでおいしい「明太子バター」

明太子×バターの間違いない組み合わせの「明太子バター」。バターそのものに明太子を混ぜ合わせることで、水分が加わりなめらかな舌触りを楽しむことができる。明太子の塩気とピリ辛な味わいを、まろやかなバター包み込んでくれる、バランスの良い仕上がり。

<レシピ>

■材料(作りやすい量)
・動物性の生クリーム(脂肪分40%以上のもの) … 200cc
・明太子 … 1本

■下準備
・生クリームは冷蔵庫でよく冷やす。
・明太子は皮から出す。


■作り方(調理時間:15分)
① フードプロセッサーに生クリームを入れ、固まりができるまで攪拌する。
② キッチンペーパーを敷いたザルに②をのせ、水気を切る。
③ ②を明太子をゴムベラなどでしっかりと混ぜ合わせる。

4.レモンの酸味がバターのまろやかさとマッチ! 「レモンピールバター」

レモンの酸味とバターのまろやかさが互いを引き立て合う、上品な味わいの「レモンピールバター」。レモンの皮のプチプチとした食感を噛むたびに、レモンの香りがふわっと広がりアクセントに。魚料理に合わせるのがオススメ。

<レシピ>

■材料(作りやすい量)
・動物性の生クリーム(脂肪分40%以上のもの) … 200cc
・塩 … 小さじ1/3
・レモン … 1/2個(※国産もしくは有機栽培のもの)

■下準備
・生クリームは冷蔵庫でよく冷やす。
・レモンはおろし金で皮を削る。


■作り方(調理時間:15分)
① フードプロセッサーに生クリームを入れ、固まりができるまで攪拌する。
② ①に塩を加え、さらに攪拌する。
③ キッチンペーパーを敷いたザルに②をのせ、水気を切る。
④ ③とレモンピールをゴムベラなどでしっかりと混ぜ合わせる。

5.クッキーに挟めば即席おやつに!「ドライフルーツバター」

バターのコクとドライフルーツの甘さが溶け合う、スイーツにぴったりな「ドライフルーツバター」。バターの油分がドライフルーツにじんわりと染み込み、クッキーに挟むだけでもまるで高級洋菓子を食べているような贅沢な気持ちに。

<レシピ>

■材料(作りやすい量)
・動物性の生クリーム(脂肪分40%以上のもの) … 200cc
・塩 … 小さじ1/4
・レーズン … 10g
・クルミ … 10g

■下準備
・生クリームは冷蔵庫でよく冷やす。
・クルミは粗みじん切りにする。


■作り方(調理時間:15分)
① フードプロセッサーに生クリームを入れ、固まりができるまで攪拌する。
② ①に塩を加え、さらに攪拌する。
③ キッチンペーパーを敷いたザルに②をのせ、水気を切る。
④ ③にレーズン、クルミを入れ、ゴムベラなどで混ぜ合わせる。

自家製バターの基本の作り方と、簡単アレンジを紹介した。市販のバターも良いが、自家製バターならよりフレッシュな味わいを楽しめる上、作る工程で食材を加えてアレンジを楽しむことも可能。そのひと手間が、料理の幅をぐんと広げてくれる。バター好きさん、ぜひ試してみて!




<レシピ作者プロフィール>
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事を一緒に食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間70本の記事をプロデュースしています。

著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508
HP:http://foodcreativefactory.com/