「赤パプリカ」を焼いて潰すだけで万能ソースに!肉料理にもスープにも合う「赤パプリカソース」簡単レシピ

2017年06月20日
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「赤パプリカ」を焼いて潰すだけで万能ソースに!肉料理にもスープにも合う「赤パプリカソース」簡単レシピ
Summary
1.旬の赤パプリカで作る万能調味料「赤パプリカソース」の作り方
2.焼いて・潰して・混ぜるだけの簡単3ステップ!
3.赤パプリカソースを活用した絶品アレンジレシピも紹介

■焼いて・潰して・混ぜるだけ! 基本の「赤パプリカソース」の作り方

6月~8月に旬を迎える「赤パプリカ」。
鮮やかな赤色が目を引くが、その色の正体は天然色素の一種「カプサンチン」。カプサンチンは強い抗酸化作用を持ち、老化や動脈硬化を予防する働きがあると言われている。美肌づくりをサポートする働きも期待されるため、紫外線が強い今の時季にこそ、積極的に取り入れたい食材だ。

そんな赤パプリカは、家庭ではグリルやマリネなど、シンプルな方法で調理されることが多い。
でも実は、ある方法を使って「ソース」にすることで、肉や魚、野菜にも合う万能調味料になることをご存じだろうか。

赤パプリカをソースにする工程は、「焼く・潰す・混ぜる」の3ステップだけ。最初に焦げ目がつくまでしっかりと焼き上げることで、赤パプリカ自体の甘みが存分に引き出される。甘みたっぷりのパプリカを潰し、調味料を加えて混ぜ合わせれば完成だ。

赤パプリカ本来の甘さの中に、お酢の酸味、オリーヴオイルの香りがほんのりと効いていて、ひと口食べれば自然なうまみが口いっぱいにじんわりと広がる。

追加で生クリームを加えればコクのある濃厚なソースに。オリーヴオイルやバジルで風味付けすれば、爽やかな香りをまとったあっさりとしたソースに仕上がる。常備しておけば、肉にも魚にも合う万能調味料として毎日の献立に役立ってくれること間違いなしだ。

[レシピ]

■材料(作りやすい分量)
・赤パプリカ … 2個
・[A]オリーヴオイル … 大さじ2
・[A]酢 … 大さじ2
・[A]塩 … 小さじ1/2
・[A]コショウ … 小さじ1/6


■作り方(調理時間:10分)
① 赤パプリカを両側からフォークでさし、皮が真っ黒に焦げるまでコンロの火を使って炙る。

② 氷水にとり、表面の焦げといっしょに皮をむく。

③ ②の赤パプリカを流水で洗ったら、2等分して種を取り除き、ひと口サイズに切る。

④ ③とAをフードプロセッサーに入れ、ペースト状になるまで混ぜる。

⑤ 煮沸消毒した保存瓶で保存する。

■保存期間
冷蔵庫で保存し、4〜5日を目安に使い切る。 冷凍保存の場合は、2週間を目安に使い切る。


続いて、「赤パプリカソース」を活用した絶品アレンジレシピも紹介!

■漬け込むだけで、鶏肉が柔らかジューシーに!「赤パプリカソースのグリルチキン」

下味とソースの両方に赤パプリカを使った、見た目も鮮やかなグリルチキン。
赤パプリカソースに含まれるお酢には、保水力を高める働きがあるため、鶏肉を漬け込むことで柔らかさが格段にアップ。フライパンに残った肉汁と、よく炒めたタマネギの甘み、生クリームを赤パプリカソースで煮詰めた特製ソースは、うまみがたっぷり!
いつもの鶏肉のグリルが、ひと手間加えるだけでおもてなしメニューに変身する。

[レシピ]

■材料(1人分)
・パセリ … 3g
・ニンニク … 1かけ
・タマネギ … 1/6個
・鶏モモ肉 … 1枚(200g)
・赤パプリカソース … 小さじ1
・オリーヴオイル … 小さじ1
・生クリーム … 大さじ5
・赤パプリカソース … 大さじ1
・塩・コショウ … 適量
・パプリカパウダー … 適量


■作り方(調理時間:15分)
① パセリ、ニンニク、タマネギはみじん切りする。鶏モモ肉に赤パプリカソース(小さじ1)を揉み込む。

② フライパンにオリーヴオイルを引いて中火で熱し、鶏モモ肉を皮目からこんがりと焼いて火を通したら取り出し、粗熱が取れたら1.5cm幅に切り分ける。

③ ②の鶏モモ肉を取り出し、ニンニク、タマネギを入れてタマネギが透き通るまで中火で炒めたら、生クリーム、赤パプリカソース(大さじ1)、塩・コショウを加えて少しとろみがつくまで煮る。

④ 器に③のソースをしいて鶏モモ肉を盛り、パセリを散らしてパプリカパウダーをふる。

■冷製スープとは思えないほどに深い味わい!「赤パプリカソースで作るガスパチョ」

スペイン料理でおなじみの冷静スープ「ガスパチョ」にも、赤パプリカソースを活用。
トマトジュースをベースにしたスープに赤パプリカソースを加えることで、冷製スープとは思えないほどのコクと深い味わいが楽しめる。トマトの酸味と赤パプリカの甘みがマッチした一品は、暑い日の献立に一役買ってくれそうだ。

[レシピ]

■材料(1人分)
・キュウリ … 1/2本
・タマネギ … 1/6個
・赤パプリカ … 1/6個
・トマトジュース(無塩) … 150ml
・赤パプリカソース … 大さじ1
・塩 … 適量
・黒コショウ … 適量


■作り方(調理時間:10分)
①キュウリの2/3量はピーラーで皮をむき、ひと口サイズに切る。残りの1/3は皮をむかずに5mm角に切る。タマネギもひと口サイズに切る。赤パプリカは厚さ1~2mmの輪切りにする。

② ミキサーに①の皮をむいてひと口サイズに切ったキュウリ、タマネギ、トマトジュース、赤パプリカソースを入れてなめらかになるまで混ぜたら塩で味を調える。

③ 器に②を盛って赤パプリカ、5mm角に切った皮付きのキュウリ、黒コショウをふる。

旬の赤パプリカを使った基本の赤パプリカソースの作り方と、ソースを使ったアレンジレシピを紹介した。
料理の仕上げのソースとしてはもちろん、漬け込み調味料としても使えるので、常備しておくととっても便利。彩りもよいので、食卓を華やかに演出してくれる。赤パプリカが旬を迎えている今の時季こそ、ぜひ作ってみてほしい万能調味料だ。




<レシピ作者プロフィール>
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/fcf_staff?lang=ja
Instagram:https://www.instagram.com/foodcreativefactory/
フードコーディネート・スタイリング:金英貨(ヨンハ)