異なるタイプのゴージャス空間で味わう至福のフレンチ。バカラホテルのシュヴァリエ&グランドサロン
今年3月に近代美術館のハス向かいにオープンしたバカラホテル&レジデンス・ニューヨーク。あのフランスの高級クリスタルブランドのバカラのホテルである。このホテルで食事をする場は2ヶ所ある(お部屋へのルームサービスを除けば)。1つは、ホテルの1階に4月にオープンしたフレンチレストラン「シュヴァリエ」。もう1つは、ホテルの2階にある「グランドサロン」。雰囲気はまったく異なるが、同じシェフがカバーしている。できれば両方体験してみることをお勧めしたいので、その違いをご紹介しよう。
まず、シュヴァリエはとても落ち着いた、洗練された大人のためのレストランだ。そこで使われているバカラの製品はグラスだけ。ホテルやグランドサロン、バーの煌びやかなシャンデリアを見てきた人は、ちょっと拍子抜けしてしまうかもしれない。でも、ここのコース料理、何を食べても美味しい。プレゼンテーションも美しく、量は少なめだが、満足感、というよりも至福の気分が味わえるのである。
シュヴァリエによると、特に人気のある料理は、熟成させてローストした鴨の胸肉。アカシアハチミツで艶をつけ、小カブ、赤ワインとマジュールデーツのソースなどが添えられている。
エグゼクティブシェフのシェー・ギャランテは、ミシュランの星つきレストラン「クルー」などで15年以上の経験を積んできた。
他の料理も、デザートを含めて、とにかく美しく美味しく幸せな気持ちにしてくれる料理ばかり。感謝祭の日はブランチとディナー、それぞれ4品のコース(1人125ドル)が用意されている。クリスマスイブも特製5品コース(価格未定)、大晦日は5品の特製コースがあり、5時半から7時半はウエルカムシャンパンつきで145ドル、8時から10時はウエルカムシャンパンと年明けの乾杯用シャンパン付きで195ドルになる。
一方、グランドサロンではややメニューが異なり、アラカルトのみ。メニュー的にはちょっとカジュアルになるわけだが、インテリアはカジュアルとは程遠い豪華さ。まばゆいばかりの大きなシャンデリアを初め、キャンドルスタンドや花瓶など、クリスタルがいっぱい!
そしてバーも、とってもお洒落!やっぱり、ニューヨークの街中がクリスマスのイルミネーションに包まれるシーズンには、是非ここでグラスを傾けながら、ワクワクする気分に浸ってみたい。
ホテルの外観は、シンプルかつ重厚な感じ。
中に入ると、薄暗い空間にクリスタルやシャンデリアが飾られ、独特の雰囲気を醸しだしている。
Baccarat Hotel and Residences New York[閉店]
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