ラルフローレンの世界観を美味しく味わえるポロバー

【連載】NYスタイル、進行形  世界最新の食トレンドを生み出し続ける、ニューヨーク。日々新しいスタイルが提案されるこの街で、生き残るのは至難の技。そんなニューヨークのトレンドに敏感な街の「賢人」の琴線に触れた店とは?

2015年12月01日
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ラルフローレンの世界観を美味しく味わえるポロバー
Summary
・あのラルフ ローレン3軒目のレストラン
・クラシックでゴージャスな空間
・コロラドにある自社牧場から届く牛肉も

ラルフ・ローレン本社もある5thアベニューの新名所

今年1月、ニューヨークにオープンしたポロバーは、ラルフ ローレン社が経営する高級レストランだ。同社のレストランとしては、シカゴ、パリに次いで3軒目となる。場所は5番街の55丁目。隣は、2014年9月に開店したポロ ラルフ ローレンの旗艦店だ。レストランの外壁には、画家ヘンリー・コーラーによるポロ・マッチにインスパイアされた絵が描かれている。

中に入ると、まず目に入るのは光沢のあるブラウンを基調とした重厚かつゴージャスなバー。

地下に向かう階段を降りていくと、明るいメインダイニングルームが広がる。ブラウンのウッドとレザーを基調に、壁に深みのあるグリーンを配した、いかにもラルフ ローレンらしいクラシックで洗練されたスタイルだ。壁には、格調高い額縁に入れられた乗馬関連の絵画がびっしりと飾られている。勿論、皿からクッション、ウエイターたちのユニフォームに至るまで、すべてラルフ ローレン。ラルフ ローレンの世界にどっぷりつかりながら食事をすることができる。

このレストランでお勧めしたいアペタイザーの1つは、シュリンプカクテル。ちょっと他にないくらい、ジャンボサイズの海老に感激してしまう。

主役はステーキ

ラルフ ローレン傘下のレストランの主役は、やっぱりステーキだ。ラルフ・ローレン氏は、コロラド州リッジウェイにダブルアールエルと名付けた牧場を所有している。その広さは1万7千エーカー(約6880万平方メートル)に及び、1世紀以上にわたって牧場として運営を続けているという。そこの牛たちには牧草やコーンなど自然の食物だけが与えられ、ホルモンや抗生物質は一切使われていない。このダブルアールエル牧場から取り寄せた牛肉は、限定的にポロバーに登場する。現在は、10月19日から量が続く限り食べられるという。

他のメニューの中で、ラルフ・ローレン氏が特に好物という1品は、コーンビーフサンドイッチ。

オイスターやサーモンといったシーフードもある。デザートも、コーヒー味のアイスクリームやブラウニーなど、ベーシックだがパスするには惜しい美味しさだ。

ポロバーは、セレブリティーのお客が多いことでも知られている。ローレン一家は勿論、アレックス・ロドリゲス、アーノルド・シュワルツネガー、バーバラ・ウォルターズ、ジュリア・ロバーツといった各界の著名人、そしてマーク・ジェイコブスやトム・ブラウン、トリー・バーチなど、多くのファッションデザイナーたちも訪れている。

The POLO Bar (ポロバー)

住所
1 E 55th Street New York, NY 10022
電話番号
212.207.8562
営業時間
17:00~
公式サイト
http://www.ralphlauren.com/shop/index.jsp?categoryId=54938256

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。