プロ選りすぐりの自然派ワイン150種がずらり!『パーラー江古田』出身オーナーの個性派角打ちの正体とは

2017年04月07日
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プロ選りすぐりの自然派ワイン150種がずらり!『パーラー江古田』出身オーナーの個性派角打ちの正体とは
Summary
1.ワイン約150種類やクラフトビール約30種類がそろう、個性派の角打ち
2.オーナーは『パーラー江古田』出身。実家は酒屋でお酒のプロフェッショナル
3.自家製パンを取り揃え、カフェとしても利用できる地元密着のお店

池袋駅から電車で15分、都心へのアクセスが便利な東武練馬駅。このエリアは大型のショッピングモールやシネコンなど再開発が進む一方で、古き良き下町の要素が残る街だ。そんな街の商店街に『正幹(マサモト)』がある。『正幹』はカフェ兼バーとして利用できる個性派の酒屋。いわゆる「角打ち」であるが、お洒落なカフェのような店構えで、オーナー・大木正幹さんが選りすぐったクラフトビールや自然派ワインなどがそろう。

棚には自然派ワイン約150種類がびっしり並べてあり、エチケットを見るだけでもワクワクする。各ワインには大木さんのコメントや生産国、品種が書かれた手作りの札がかかっており、初めての人でも選びやすい工夫がなされている。

オーナーがすすめる自然派ワインは絶対飲むべし!

今回、大木さんに春にオススメの自然派ワイン4種を用意してもらった。左から順に、リエッシュ パザパ 2011 2013 2015 (リエッシュ)、ファルネート フリザン 2015(イル・ファルネート)、ル・カノン・ロゼ・プリムール2016(ラ・グランド・コリーヌ)、グラップ レ ザンスシアント 2015(ディディエ グラップ)。

リエッシュ パザパ 2011 2013 2015 (リエッシュ) (写真上)は、2011年と2013年のワインをブレンドし、2015年のジュースを足して発酵させたユニークな造り方が特徴。奥行き、複雑味、まろやかさの揃ったバランスの良い一本だ。

独特の世界観をもつワイナリーの「リエッシュ」は、アルザス地方ミッテルベルカイムにある。フランスで最も美しい村のひとつ、ミッテルベルカイムで造られるワインは、美しい酸とミネラルを感じる伝統的なワインだ。個性的なラベルは、リエッシュ家の裏に住む女性アーティストがデザインしたもの。ブレンド感が新鮮なワインで、春先に好ましい一本とのこと。

ファルネート フリザン 2015(イル・ファルネート)(写真上)は、グレープフルーツなどの柑橘系の香りと、飲み心地抜群の微発泡だ。

樹齢5年の強い酸を持つエミリア・ロマーニャの土着品種スペルゴラを梗まで完熟させてから収穫し、除梗せずに圧搾、果汁のみで野生酵母による発酵を促す。そして、スペルゴラで造ったモストコット(煮詰めた果汁)を少量加えて、ボトル詰めし瓶内で二次発酵。オリ抜き・SO2の添加を行わずにそのままリリースしている。価格帯もリーズナブルでこれからのシーズン、お花見に持参すれば喜ばれる一本だ。

ル・カノン・ロゼ・プリムール2016(ラ・グランド・コリーヌ)(写真上)は、軽い発泡と白桃を思わせる果実味、まろやかな酵母の風味が混ざり合ったナチュラルな味わいだ。自然派の造り手として人気の大岡弘武さんが手がけている。大岡さんは、ボルドー大学醸造学部で学んだ後、ローヌの最大手の生産者ギガルでサン・ジョセフの畑の栽培責任者として務め、さらにローヌの自然派生産者として著名なコルナスのティエリー・アルマンに師事。ティエリー・アルマンの総栽培長を務めたという日本人醸造家としては、目を見張る経歴の持ち主だ。

ラ・グランド・コリーヌという名前は“大岡”という自分の名前をフランス語に訳したもの。「ル カノン ロゼ プリムール」は、口に含むと細かな泡がシュワっと弾け、淡雪のようにすっと消える。余韻には、若々しい桃をかじったような果実味とナチュラルで爽やかな香りが広がる。桜色のチャーミングな一本は、ちらし寿司やお吸い物など和食とも相性がよく、春の訪れを感じさせるワインだ。

グラップ レ ザンスシアント2015(ディディエ グラップ)(写真上)は、ピノ・ノワール、プールサール、トゥルソーといった黒ブドウに、シャルドネを少し混ぜた赤ワイン。ミネラルと爽やかな酸味のバランスがよく、果実味の余韻も楽しい。飲み心地がいいとは、このことだと思わせてくれる。「レ・ザンスー・シアント」の意味は、のんき者だそう。小鳥のラベルが可愛く、天気のいい休日などお花見やピクニックに持っていきたい一本だ。

自家製パンと肉のおつまみでおいしいペアリングを楽しもう!

▲自家製パンと肉のおつまみがおいしい

ワインに合わせていただくのが、『本日のサンドイッチ』(写真上)と『自家製豚肉のリエット』。『本日のサンドイッチ』は、大木さん自家製のハードなパンに、スライスしたサラミとルッコラがサンドされている。

その上には、粉雪のようにパルミジャーノ・レッジャーノがふんだんにかっかっている。ひと口頬張ると、カリッとしたパンの香ばしい食感と、しっとりした生地の甘みが広がる。自家製パンのおいしさに思わず笑みがこぼれる。

麦の香りとバターがほんのり香る生地は、バランスがよく、そのまま食べても十分なおいしさだ。サンドされているサラミのうまみとルッコラのフレッシュさ、チーズの濃厚さが絶妙なハーモニーを生み出している。赤ワインとの相性もよく、シンプルな組み合わせながらも、パンのおいしさが際立つ力強い一品だ。

次に『自家製豚肉のパテ ド カンパーニュ』(写真上)をいただく。オリーブオイルとコショウのシンプルな味付け。食べ応えあるボリュームのパテ ド カンパーニュは、素材を存分に味わえる粗挽きだ。コリッとした肩肉の食感、ねっとりとしたラードの甘みが広がり、お酒がどんどん進む。

最後にお口直しのデザート『アフォガート』(写真)。阿佐ヶ谷にあるジェラート屋『シンチェリータ』のジェラートに『掘口珈琲』の熱々のエスプレッソがかかっている。ミルクのフレッシュさが際立つジェラートに濃厚なコーヒーが絡み合う。優雅な香りに包まれ、まさに大人のデザートだ。また、アフォガート以外にもカフェラテなどのカフェメニューも豊富で、お酒が飲めなくても気軽に利用できる。

大木さんは、東武練馬で100年以上続く酒屋で生まれ、4代目として日本酒店で修業し、家業を継いでいた経歴がある。そこから、『パーラー江古田』でパン作りや接客を学び、『まちのパーラー』で店長として店を運営してきた。その人柄、芯の強さがとても魅力的な人だ。

「いつか独立することは考えていました。地元にお店を出せることは光栄です」と大木さん。独立するにあたり、街の不動産屋など地元の人たちの協力があったそうだ。自分を育ててくれた街に恩返しするような気持ちで、街の人が安心して集える空間を作っている。平日の昼間は、親子でカフェ利用でき、夜は、ふらり一人飲みできる暖かいお店。そんなお店が近所にあれば、毎日通いたいと思うほど、居心地よく理想的な空間だ。

【メニュー】
ワイン
リエッシュ パザパ 2011 2013 2015(リエッシュ) 4,500円
ファルネート フリザン 2015(イル・ファルネート) 2,500円
ル・カノン・ロゼ・プリムール2016(ラ・グランド・コリーヌ) 3,350円
グラップ レ ザンスシアント 2015(ディディエ グラップ) 3,350円
*ボトルの価格プラス500円で試飲が可能
フード
本日のサンドイッチ 950円
自家製豚肉のパテ ド カンパーニュ 500円
アフォガート 550円
※価格は税込み

マサモト(MASAMOTO/正幹)

住所
東京都練馬区北町1-26-12
電話番号
03-6906-8313
営業時間
月~土曜日11:00~23:00(LO.22:30)、日曜日11:00~18:00(LO.17:30)
定休日
不定休

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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