もっちもち! 杵で300回以上も手つきする、伸び~るお餅が激ウマイ、お餅と日本茶の専門店『月光』

2017年08月02日
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もっちもち! 杵で300回以上も手つきする、伸び~るお餅が激ウマイ、お餅と日本茶の専門店『月光』
Summary
1.つきたての餅とこだわりの日本茶を提供する「お餅と日本茶の専門店」が鶯谷に移転オープン
2.素材や鮮度にこだわった餅は、毎朝、杵と臼で手づきしおいしさをとことん追求
3.餅メニューに合うこだわりの日本茶も豊富にラインナップ

2004年に三ノ輪で創業し、昨年鶯谷に移転オープンしたお餅と日本茶の専門店『月光』。こちらは“手づき”による餅メニューを提供していることで評判のお店だ。

温めた餅に自家製のめんつゆをかけて提供される「どんぶりもち」やデザート系餅メニュー「月光ぜんざい」などお餅メニューは9種類。“手づき”による餅メニューを提供しているとの評判を聞いて遠方から来る訪問客もいるほどだ。

下町情緒あふれるこちらの店は、和楽器を使用したBGMが流れるなど、和を基調とした落ち着いた空間となっている。

「常に美味しいお餅を提供したい」という店主の想いから、もち米や鮮度だけではなく、つき方にもこだわる

メニューに使う餅は、創業以来、毎朝欠かさずもち米を蒸すところから始まる。もち米は、青森県五所川原の「あかりもち」を指定農場から直送しており産地にもこだわる。

「寒い地域で収穫される米は、夏場は昼と夜の気温の差があるぶん、養分がぎゅっと吸収されうまみ成分が米に蓄積されるからおいしいお米がとれるんです」と、店主の堀口智一さんは語る。

そんな「あかりもち」には特有の甘みがあるのが特徴。もち米は精米後、長くても2週間で使用できるよう鮮度にも気を遣う。

滑らかで伸びのある絶品の餅を作るには、毎朝杵と臼で餅をつく作業が必須!

蒸し上がったもち米は臼に移され、冷めないうちに手早く搗(つ)いていく。もち米は平均300回を超えるつきを行っており、杵でつきながら時々餅を引っ張り手返しをする工程を繰り返す。

このつき方によってとても滑らかで伸びのある、喉ごしの良い餅を作り出すことができる。堀口さんの長年の経験によってなせる技だ。

ついた餅は一つずつ丁寧に餅きりをして下準備は完成。準備する1日の餅の分量は季節や時期によって様々だが日によっては完売となる日もある。

なお、1年のうち期間限定で草餅を提供する時期があるが、草餅に使用する餅はよもぎを混ぜて作るため、通常の餅メニューとは別工程で行うのも堀口さんのこだわりである。

夏にも食べたい!ピリッと甘辛な「しょうが汁もち」はクセになる味わい

『月光』で絶対に食べていただきたいのが、しょうが汁の中にお餅が入った「しょうが汁もち」(写真上)。甘辛いしょうが汁の中にお餅が入った「しょうが汁もち」は『月光』のオリジナルメニュー。色とりどりのぶぶあられが見た目も美しい一品は、女性にも大人気。

たっぷりとのった「自家製しょうがのしょうゆ漬け」と香ばしい胡桃を絡めて食べると、ピリッと甘辛なしょうがの風味が口いっぱいに広がりクセになる。

伸びと弾力がある餅は、つきたてならではの上品でなめらかな舌触りが感じられる。なお、『月光』の餅メニューはすべて1品につき、ほうじ茶が1杯付いてくる。

甘さ控えめのきな粉がたっぷり!もっちもちの餅としっとりと絡むきな粉との相性は抜群

定番メニューの「きなこもち」(写真上)もオススメ。『月光』で10年以上愛されている人気商品の一つだ。十勝産のきな粉には風味を大事にするため、都度、少量ずつ作っている。

滑らかに伸びる餅にしっとりと絡むきな粉との相性は抜群。甘さ控えめのきな粉は甘いものが苦手な方にも食べやすい味わい。喉ごしが良くつるっと食べられるので、他の餅メニューと合わせて食べてほしい。

自家製抹茶アイスにもち玉、つぶあんの組み合わせがたまらない!デザートに食べたいお餅メニュー「月光ぜんざい」

そしてデザートとして食べていただきたいのが「月光ぜんざい」(写真上)。冷水でたてた抹茶に、もち玉、つぶあん、自家製抹茶アイスを入れた冷製の抹茶ぜんざいだ。

天然素材を活かした自家製の抹茶アイスクリームは、甘さ控えめで濃厚な味わいが特徴。通年メニューだが夏にぜひ食べてもらいたい。

「月光ぜんざい」に使用しているもち玉は、他の具材との組み合わせを考え、このメニューのためだけに小さめにカットしてある。冷製の抹茶に入れてありながらも、かたくならずやわらかさが保たれているのはつきたてならでは。自家製抹茶アイスクリームともち玉、つぶあんの組み合わせがたまらない。餅メニューの後にも食べていただける絶品の味をぜひ体験してみてほしい。

産地や淹れ方にこだわる! 餅メニューと合わせたい店主堀口さんによるこだわりの日本茶

『月光』では餅だけではなく日本茶にもこだわる。日本茶は、主に静岡牧之原産深蒸し茶。一方、 抹茶は京都産に限定している。ぜひお餅と合わせて味わってみたい。

堀口さんは、日本茶の専門店をはじめたいという想いから勤めていた会社を退職。飲食店で修業しながら餅つきの基本を学び、お餅と日本茶の専門店を2004年に三ノ輪で開業した。

「お店で提供している餅のやわらかさと食感は、つきたてでしか出せないこだわりを持って作っています。遠方から来られるお客様もいらっしゃるのが嬉しいですね。」(堀口さん)

他店では決して味わうことのできないつきたての餅と日本茶を鶯谷で味わってみてほしい。

【メニュー】
しょうが汁もち 820円
きなこもち 580円
月光ぜんざい 950円
特上煎茶 650円
※価格は税込

月光

住所
〒110-0003 東京都台東区根岸3-7-18 エルアルカサル鶯谷1F
電話番号
03-5849-4569
営業時間
平日12:00〜19:30(L.O.19:00)、土・日・祝12:00〜19:00(L.O.18:30)
定休日
水曜
公式サイト
http://minowa-gekko.com

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。