旬のフルーツがごろっごろ! フォトジェニックな「季節限定クレープ」がおいしすぎるクレープ専門店

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旬のフルーツがごろっごろ! フォトジェニックな「季節限定クレープ」がおいしすぎるクレープ専門店
Summary
1. 毎月変わる「マンスリークレープ」が大人気!
2. 旬のフルーツを、クレープでもっとおいしく
3. 最後まで食べ飽きない秘密は「味の起承転結」

わざわざ足を運びたくなるクレープのお店が、祖師谷大蔵にあった!

クレープのためだけに、わざわざ遠くまで出かけるということはあまりない。だが、「Crêperie Tirol(クレープリー・チロル)」のクレープなら、はるばる電車に乗って行きたくなるのもうなずける。小田急線・祖師ヶ谷大蔵駅前の商店街から歩いてすぐ、2017年2月末にオープンした「Crêperie Tirol」は吉川要平さん・一美さんご夫婦が運営するクレープ専門店だ。

「最初は、都内のあちこちで物件を探していたんですが、結局は昔からの知り合いの紹介で、長年住み慣れた祖師谷大蔵にとてもいい物件を見つけました。10年間ずっとカフェを経営してきて、新しいお店では自分たちのやりたいことだけをやりたいと思いました。だから従業員は僕たち2人だけ。お店の内装も、周りの方々からの助けや、ご厚意でいただいた建材を使って手造りしました」(要平さん)

商店街の並びに溶けこんだカントリー調の外観。日々使用する野菜や果物は、同じ商店街の八百屋さんが毎日届けてくれる。近くに住む大学生たち、買い物帰りのママたち、そして夕方には学校帰りの子供たちが小銭を握りしめてやってくる。いかにも地元密着型のイメージだが、平日週末を問わず、電車で遠方から訪れるお客も少なくない。

月替わりのクレープはフルーツが主役。フレッシュ&たっぷりと!

店頭のボードを見ると、シンプルなチョコクレープからシュガークレープ、チーズを入れた食事系など、なんとメニューは40種類。だが、大半のお客がお目当てにしているのは、月替わりで提供される限定クレープだ。旬のフルーツがたっぷりのったクレープは見た目にもゴージャス。実際に口にする前から、おいしさの予感で頭の中がいっぱいになる。

「もともと食べることが大好きなんです。ものを食べるときはいつも、『この素材をもっとおいしく食べるにはどうすればいいだろうか?』とつい考えてしまう。限定メニューではその時季ならではの旬のフルーツを主役にしていますが、フルーツのおいしさを損なわないようあまり加工せず、できるだけフレッシュな状態で、しかもふんだんに使うようにしています」(一美さん)

限定メニューのアイデアを出すのは、妻・一美さんの担当。いつも月末ギリギリまで頭をひねって考案しているそうだ。7月の限定メニューは「桃」。山梨の個人経営の農家を訪れ、栽培の現場をじかに目の当たりにし、生産者としっかり話をする。それで納得して選んだ桃を使う。桃に限らず、フルーツの旬は我々が思うよりもずいぶん短い。そのため出荷時期も限られる。

「桃の場合はとくに旬の時季が限られるため、農家さんの出荷タイミングの関係で、前半と後半では違う品種の桃を使いました。だから7月は、同じ限定メニューでも時季によって2種類の桃を食べ比べられたんですよ! 事前に試作をした時と、実際に届いた時とでも桃の状態が異なるので、あらかじめ考えておいたレシピを急遽変更する、ということもありました。大変でしたが、お客様はもちろん農家の方にも喜んでいただけるので、工夫のし甲斐があって楽しいです」(一美さん)

もちもち生地の中で展開する、味の「起承転結」を堪能しよう!

取材した7月後半は、ほんのりピンク色の「浅間白桃」を使用。この品種ならではの優しい甘みと、蜜のように芳醇な香りを十分に堪能してもらうため、そのまま生をスライスしたものと、一晩軽くコンポートしたものをトッピング。フレッシュな果肉の歯ごたえとしっとり蜜のようにとろける果肉、同じ品種で2つの食感を楽しめるというわけだ。それを爽やかなヨーグルトクリームが包み込み、最後にプルーンのジュレの酸味がアクセントを添える。

「クレープを作るときには、食べ飽きないように、ということを心掛けています。クレープは同じ味が続いてしまうと、どうしても最後のほうは飽きてしまう。だから、間に他のフルーツを加えたり、ジュレやクランチを加えて食感に変化をつけてみたり。2つのクリームを層にして、食べ進めてゆくにしたがって味の変化を楽しめるよう、巻き方にも工夫をしています。食べ始めが甘かったとしたら最後はさっぱりと、というように、起承転結というか、味に強弱をつけて、最初に食べた時の印象と食べ終わったときの印象が変わるように心がけています」(一美さん)

7月のもうひとつの限定クレープには、4種のフレッシュベリーがてんこ盛り。中には爽やかなレアチーズクリームとさくさくクランブルを加え、食感で変化を出した。トッピングには、ベリーと相性のいいピスタチオクリームが彩りを添える。もちろんトッピングに使う素材は一美さんがすべて手作りしている。

フルーツがおいしいクレープは旬に応じていろんな味が楽しめる

旬のフルーツを脇で支えるのは、もっちりとした食感の生地。胚分が多い北海道産のきたほなみという小麦を使用することで、このもっちり感が生まれたそうだ。ちなみにクリームは、好みに応じて「植物性ホイップクリーム」「純生クリーム」「豆乳クリーム」の3種類の中から選ぶこともできる。しかもホイップクリームは、大盛り無料。たっぷりクリームを食べたい女性にはおすすめだ。

そして8月の限定クレープの主役はぶどう。出荷のタイミングによってどんな品種が届くかは直前までのお楽しみ。レシピ担当の一美さんも、実物が届くのを心待ちにしている。なにしろフルーツが主役だから、最終的にどんなメニューになるかはギリギリまで調整が必要だ。

「秋になったら栗にかぼちゃ、さつまいもや洋ナシも出てきますし、その都度素材のおいしさそのまま味わっていただけるようなレシピにしたいと思っています。もちろん、目で見ておいしいという見た目のインパクトも大事。リンゴは1個まるごと焼きリンゴで出してみようかな、とも考えています」(一美さん)

こんなお店が自宅の近所にあったらいいのに・・・と思いつつ、今月のクレープを心待ちにしながら、月一で小田急線に乗るのも悪くないな、と思う。

(文・撮影/加藤明子)

【メニュー】
生クリーム+バナナ 350円
シュガーバター 350円
チョコ 300円
ピザチーズ 400円
※月替わり限定クレープ (毎月食材によって価格は変わる)

Crêperie Tirol(クレープリー・チロル)

住所
〒157-0073 東京都世田谷区砧8-7-17
電話番号
03-6411-1594
営業時間
12:00~20:00
定休日
月・木
公式サイト
https://www.facebook.com/pg/creperietirol/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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