浅草を代表する「握りたて餃子」がこれだ! 江戸っ子3代目当主が握る、ウマすぎる餃子の老舗

餃子で巡る世界の旅in東京 #24

2017年09月20日
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浅草を代表する「握りたて餃子」がこれだ! 江戸っ子3代目当主が握る、ウマすぎる餃子の老舗
Summary
1.浅草『餃子の王さま』は、創業60年以上の浅草で人気の老舗
2.餃子は全部で4種類。どれも個性的で、ここでしか食べられないおいしさ!
3.さすが下町!人情味あふれる3代目店主も魅力的

どうも、料理芸人のクック井上。です!

浅草に人気老舗餃子店があるのをご存じでしょうか? 昔ながらの町中華ですが、実は、数々の食通芸能人も御用達! 今回は、そんな浅草にある人気老舗餃子店に潜入取材&深堀りしちゃいます!

やってきたのは、地下鉄・浅草駅から徒歩約5分の『餃子の王さま』。王“将”じゃなくて、王“さま”ね。お店の歴史は古く、今から60年以上前の1954(昭和29)年創業、マリリン・モンローと夫のジョー・ディマジオが来日した年だってさ!

なんだか、凄い歴史を感じちゃいますが、写真の黄色い立て看板に書かれているのが、1954(昭和29)年創業当時に提供していたメニューだそうです。

もちろん値段は当時とは違いますが、メニューと共に初心が掲げられているというわけ。

そして、このお方が三代目の佐々木光秋さん。光秋さんによれば、『餃子の王さま』は、浅草で最初に焼き餃子を始めたお店とのこと。

当時の日本は戦後で荒れていて、「何か商売を始めなくては!」と考えた光秋さんのご祖父様が、「水餃子屋はあるけども、焼き餃子専門店はない」とひらめき、オープンしたそうです。日本全体が「やってやるぞ!」という活気に溢れていんだろうなぁ。

ちなみに、その頃は「餃子=ギョウザ」と読める人が少なく、また「餃」の漢字を「鮫」と勘違いされ、サメ料理屋だと思われていたんだって。サメ料理の王さま、それはそれで興味あります(笑)

いつから店名が『餃子の王さま』となったのかは定かではないそうですが、餃子を食べたお客さんから「これは餃子の王様だよ!」と言われたことに由来するそうです。

ちゃきちゃきの浅草っ子お墨付きのKINGの味、いざ味わうぞ!

店内に入ると、1階がカウンター数席。雰囲気あるでしょ? 2階にもテーブル席があるので、ご家族で来ても仲間と来ても安心です。

そんな『餃子の王さま』では、4種類の餃子を提供しています。よし、全種制覇じゃい!

全部で4種類 “握りたて”焼き餃子が食べられる!

まずは、『餃子の王さま』の一番人気の「王さまの餃子」から注文しちゃいましょう。

注文すると、やおら餃子を包みはじめた光秋さん。「よそは作り置きしておいて冷凍した餃子を焼くけれども、うちはその場で握って、生のまま焼くんだよ」とのこと。

僕が「へー、包みたてを焼くんですね。」というと「え?包むって言うの? 餃子は“握る”でしょー。」と光秋さん。愛情を込めて“握る”とは、さすが王さま! 生粋の浅草っ子の心意気に感動です。

▲よく伸びる餃子の皮

ちなみに、餃子の作り方は創業時から変えていないそうで「皮も創業時からお願いしている製麺所に作ってもらっています。」とのこと。って、いうことは、その製麺所の歴史も古くないですか!?

「製麺所の娘は俺と同級生なんだよね(笑)」と光秋さん。これぞ、まさに下町ならではの人と人の深い繋がりね。

さて、そんな同級生の製麺所から仕入れた皮を使った “握りたて”の生の餃子を、油で揚げるようにして焼き目をつけていきます。

「王さまの餃子」は、野菜が多めなので焼き上がり時間は、なんと激短1~2分ほど。こちとら江戸っこでぃ! ということで、お客さんをお待たせしません。

説明に違わず、2分経たないくらいで…、キタキタキター!

キター!

うわー、こりゃたまらん。均等に握られた「王さまの餃子」は、しっかりと揚げ焼き目がつき、ため息が出る程美しい! もはや芸術の域に達している焼き餃子です。食べ方は自由だそうですが、できれば、自家製のラー油をたらりと垂らした酢多めの酢醤油でとの事。

では、いざ餃子!

ビール片手にいっただきまーす!

うぉー、皮の焼き目の部分、超カリッ! パリッ! そして中身の餡が、ほろほろっとしていて、口当たり&舌触りが、なんとも◎。皮と餡のこの食感のコントラストがたまりません。

これ、伸びの良い皮に、野菜を丁寧に手切りで細かく刻んで作った餡をしっかり握って、短時間で焼き上げたからこその心地よさですね。フードプロセッサーで切っていたら、この食感は出ませんもんね。全ての工程に理由があり、狙いがある!

餡の具材は、キャベツ・ニラ・ニンニク・少量の挽き肉、シンプルですがその配合のバランスが抜群です。

「ニンニクが意外と味の決め手なんだよ!」と光秋さん。青森県産のニンニクを使っているそうで、生のままではなく少々手をかけることで(どう手をかけるかは企業秘密とのこと!)、ニンニクの臭いが次の日に残らないんですって。

旨味あっても匂い無し! この気遣いも、お店が60年以上続いてきた理由じゃないかな。それにしても、口当たりが軽いから、何個でも行けちゃいそう!

今日は4種類の餃子をオーダーするのに、思わず“「王さまの餃子」一枚追加!”って言いかける始末(笑)

そこをグッと我慢して、続いて紹介するのが、「肉餃子」。

創業当時にはなく、後から追加されたメニューですが、それでももう約20年の歴史!

いただきまーす。モグモグ…、おーっ、こちらはさすが「肉餃子」、文字通り肉の旨味がダイレクトに感じられます。餡は、豚肉100%と玉ネギ、ニラ、ショウガだそうです。

「王さまの餃子」はニンニクのひと手間がポイントでしたが、こちらはニンニク不使用。何か理由はあるのかな? 聞いてみると「ニンニクを入れると味がしつこくなるからねー」と光秋さん。

最初はキャベツを入れてみたり、合い挽き肉にしてみたり、牛肉の比率を多くしてみたり、色々と試行錯誤をしたそうです。その末に辿り着いた答えは、食材の“引き算”。シンプルにしたことで、しっかりと肉の旨味が感じられるようになったとの事です。確かに旨味がガツンと感じられ、おかげでタレはいらない程です。

さて、焼き餃子を2種類完食したところで、お次は水餃子を紹介しましょう!

こちらは「湯餃子」といい、先ほどの「肉餃子」を、鶏ガラスープで茹でたものですって。

えっ、「肉餃子」を鶏ガラスープに浮かべただけなら、さっきの味と変わらないのかなぁ…、と思いきや否! 蓮華で鶏ガラスープと共に餃子をすくって口の中に入れると、鶏の旨味と豚の旨味が一体になって口いっぱいに広がる幸福感。口をホフホフしながら、何個でもスルスルっと入ってきます。

そして最後に紹介するのが、「スープ餃子」。野菜スープの中に肉餃子が入った料理で、先に紹介した「湯餃子」と似ているようですが、これまた味わいが全然違います。

キャベツ・キクラゲ・ニンジンなど、野菜たっぷり! さらに溶き卵入りで、色んな食材の旨味と共に餃子を浮かべた“鍋料理”といった感じです。数人で来てシェアするもよし、1人で食べてお腹いっぱいになるもよし。

ってかこれ、栄養満点に違いなし! 体調が悪いときにこの「スープ餃子」を食べたら、一発で治るでしょ(笑) そして野菜たっぷりで満腹感もあるし、女性にも喜ばれるメニューですね。

人情の町、浅草ならではの餃子店!

▲こちらが昔のメニュー表

歴史を感じる昔のメニュー表を目の前にして、光秋さんが語って下さいました。

「子どもの時は、こんな仕事したくねぇ!って思っていて、それで他の仕事をしてたんです。でも大人になって、よその餃子を食べるようになったら、先代が作ってきた餃子がいかに美味しかったかが分かったんだよ(笑) それで、“この味を後世に伝えていかなくては!”という使命感が芽生え始めてね。それで12年ほど前に戻ってきたんです!」

お店に歴史あり、人に想いあり。今は、二代目のお父様と共に、先代の味を守ってらっしゃいます。

いやー、『餃子の王さま』の餃子、4種類ともそれぞれ違った個性と魅力を放っておりました。そして、餃子だけでなく、下町気質の光秋さんがまた魅力的で、江戸っ子・浅草っ子ならではのちゃきちゃき感に、思わず「アニキ!」と呼んでしまいそうになりました(笑)

▲お土産の餃子を買って帰ります!

伝統の町・浅草にあって、餃子と言えば、60年以上の歴史を誇る『餃子の王さま』は絶対に外せません。もう、浅草のソウルフードと言っても過言ではないのでしょうか?

皆さんも、浅草に来たら、いやこの為に浅草を訪れて、ぜひ餃子で一杯やってみて下さい。餃子の味だけじゃなく、お店の歴史や浅草で生まれ育ったお店の方々の佇まいも味わってみて下さい。

うん、それにしても完全に食べすぎたね! 腹パンパン(笑) 全種類制覇がオススメなので、2~4人で来店してシェアするのが吉ですよ。

【メニュー】
王さまの餃子 420円
湯餃子 420円
肉餃子 500円
スープ餃子 750円
ビール(中) 480円
※価格は税込

餃子の王さま

住所
〒111-0032 東京都台東区浅草1-30-8
電話番号
03-3841-2552
営業時間
11:15~14:30(L.O)、16:00~20:45(L.O)
定休日
火曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/f5phxwke0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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dressing編集部