「鯛めし」おかわりし放題が神コスパ! 1日6名限定の「会員制レストラン」【入店方法おしえます】

2017年10月02日
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「鯛めし」おかわりし放題が神コスパ! 1日6名限定の「会員制レストラン」【入店方法おしえます】
Summary
1.繁華街の雑居ビルに密かに開店した、フルコースのみの会員制洋食レストラン
2.たこ焼きやカツオなど、“洋食”の枠にとらわれない皿が次々に!
3.〆にはおかわりし放題の鯛茶漬け、植木鉢風のデザートが登場

無機質なドアの向こうに広がるラグジュアリー空間

「洋食のフルコース」と聞くと、どんなメニューを想像されるだろうか? コロッケ? ハンバーグ? それともオムライス? どれも魅惑的だけれど、コースで食べるとお腹がいっぱいになってしまいそうな気も……。

そんな期待と不安に半分応え、半分はいい意味で裏切ってくれる会員制の洋食レストランが、2017年7月にオープンした。

店があるのは大阪・心斎橋の繁華街のど真ん中。とある雑居ビルの3階、『1952』という文字が照明で浮かびあがる黒塗りのドアは、決して一見さんが開けることはできない無機質な雰囲気が漂う。

しかし、会員になってインターフォンを押してそのドアが開けば、中には全く異なる世界が広がっている。

まず目に飛び込んでくるのはパイプのフレームに、ふっかふかのクッションをあしらった真っ赤なチェアと、スタイリッシュなアルミ製カウンター。

ラグジュアリーな雰囲気をまとった毛足の長いカーペットは、カウンターの下まであしらわれており、万一足が当たってもやさしく受け止めてくれる。ゴールドのダウンライトも印象的で、どこかホテルのバーを想わせる洗練された空間は、一般的な「洋食店」のイメージとはほど遠い。

大阪屈指の老舗洋食店の総料理長が1日6名限定で最高のおもてなし!

…と思ったら、箸置きが大阪名物のお菓子「岩おこし」! 遊び心たっぷりのもてなしに、思わず笑みがこぼれてしまう。

こちらの店をプロデュースするのは、1952年に大阪・昭和町に開店、現在は市内で9店舗を展開する老舗洋食店『BOSTON』だ。約3年前からオーナーが「会員制洋食店」の構想を練りはじめ、インテリアや内装1つ1つにこだわってこのほど実現に至ったという。

シェフを務めるのは、川崎祐介さん。洋食を中心に数々の名店で修業を重ねた方で、現在は老舗洋食店『BOSTON』グループ全体の総料理長を務めている。

こちらの会員制の店では、そんな川崎さん自らが、洋食を基調に、フルコース(8,000円と10,000円・税別)を1日6名のためだけに提供してくれるというから、訪れないわけにはいかない。

そして、なんと、今回は「dressing」読者限定で、会員でなくても入店できる権利をいただいた! 気になる入店方法は後ほど……。

和洋の皿を織り交ぜた料理の数々はこの店でしか味わえない!

さっそく、フルコースの内容を見てみよう。まずアミューズとしてふるまわれるのは、コロンと丸いひと口サイズのクリームコロッケ(写真上)。実はこちら、たこ焼きに見立てて作られており、具材もタコやネギ、紅ショウガが使われている。

パリッ、トロ~ッとした食感と、クリームにまろやかに包み込まれたタコや紅ショウガの風味が、さながら“洋風たこ焼き”といった風情。ソースに見立てたキャビアの塩気が心地いいアクセントを添えてくれる。

続いて登場するのは、その時々の旬素材を使った冷製のお魚料理と、お肉料理の前菜だが、ここでは写真を割愛し、お店に行って、ぜひ自分の目と舌で味わってみてほしい。

さて、こちら(写真上)は、『BOSTON』で長きにわたり愛される「コーンポタージュ」。とろとろと口当たりはなめらかで、コーンの自然な甘みがうれしい。オーセンティックながらもあとを引く、どこかホッとする味わいだ。

さらにコーンポタージュの後には、もうひと品お魚料理が続く。取材時は「鱧と松茸」で、鱧をだしで煮たものに松茸を合わせて炙る、料亭のようなメニューだが、こちらも割愛。全9品で構成されるというフルコースの内容は行ってからのお楽しみ♪

主役のハンバーグは、コースに合わせて上品に!

洋食ファンの期待を裏切らないメインディッシュが「デミグラスソースのハンバーグ」。北海道と淡路島産の牛肉を独自の配合で合い挽きし、江戸時代から続く大阪・泉州の『射手矢農園』の甘みの強い玉ネギをたっぷり使用。

わずかにつなぎを加えるというハンバーグは、しっとりとした食感で、ステーキを食べているような強いうまみが感じられる。そこに、コクのあるビターなデミグラスソースを合わせると、上品で馳走感の強いひと品が完成する。

さらに、デミグラスソースの下から現れる、マッシュポテトがまた絶品!ベシャメルソースさながらのクリーミーさで、デミグラスソースとハンバーグの心地いい引き立て役になってくれる。

〆の鯛茶漬けは、何と、おかわりし放題!

〆は、洋食とは思えぬ「鯛茶漬け」(写真上)。市場で仕入れる新鮮な鯛を漬けにして2日間熟成するというひと品は、ねっとり柔らかく滋味豊か。鯛めしとしてもおいしいし、また、カツオ、昆布、タイのあらを焼いたものでとるだしを注いでも、うまみが濃くそれだけでも十分美味。

試食して毎回産地を吟味するという、ふっくら艶やかなご飯との相性もバツグンで、これまで沢山食べてきたのを忘れて箸が進んでしまう。こちらの〆に関しては、だし、鯛、付け合わせのいぶりがっこまで、すべてがおかわりし放題というのも心憎い。

そしてフィナーレは、かわいい芽が出た植木鉢に見立てたデザートとコーヒー。サクサク食感のココアクッキーの下に隠れているのは、パリパリのキャラメリゼがうれしいクレームブリュレだ。甘さ控えめで、ほどよいボリュームなので、お腹がいっぱいでも大丈夫。スコップ型のスプーンがかわいく、インスタ映えするひと品だ。こちらも日によってメニューは変動し、中身がレアチーズだったりすることもあるそう。

「お店をオープンする前にあちこち洋食店に食べに行って、重すぎず、最後まで楽しく食べられるフルコースを実現したかった」と語る川崎さん。和洋のメニューを織り交ぜつつ、ゲストの洋食への期待にも応える絶妙のバランスは見事としか言いようがない。

『dressing』読者限定で会員にならずとも入店できる特典が!

前述のとおり、お店は会員制。入店するにはシルバー会員カード(手数料1,000円)が必要となる。シルバー会員になると、こちらの店への入店と、1万円のコースが8,000円になる特典が受けられる。

そして常連になるか、川崎さんが「これは」と思うゲストとして認められれば「ゴールド会員」への昇格も。ゴールド会員になれば、シルバー会員の特典に加えて、ボストングループの店舗で提示すると、おトクなサービス(店舗によるが、ドリンク1杯サービスなど)が受けられるという。

そんな会員制のお店にもかかわらず、今回は特別に、『dressing』のプレミアム読者限定で、会員にならなくとも、一度は予約・来店できる特典を川崎さんにご用意いただいた。一度訪れれば、あなたも会員になれるチャンス!

気になる予約方法は……

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