お餅で作れる「揚げないドーナツ」が簡単モッチモチ!余った切り餅が生まれ変わる「餅スイーツ」レシピ3選

dressing編集部

Summary
1.正月の定番食材「餅」を使った絶品スイーツレシピ3選
2.冷凍パイシートで包むだけの「あんこ餅パイ」はとにかく簡単
3.揚げない「チョコドーナツ」も、餅で作ればモッチモチ!

正月の風物詩とも言える「餅」。年末年始には欠かせない定番食材だが、袋買いすると余ってしまうことも。そこで紹介したいのが、ひと手間で作れるスイーツアレンジ。

ほんの少しの工夫でびっくりするほど本格的なスイーツになるので、一度作ればきっとリピートしたくなるはず! さっそくレシピをチェックしていこう。

■サクサクもっちり! 包んで焼くだけ、簡単に作れる「あんこ餅パイ」

パイのサクサク食感と餅のもっちり食感が相性抜群な「あんこ餅パイ」。
パイ生地の芳醇なバターの香りとあんこの甘さがお互いを引き立て合い、ベストなバランスに仕上がっている。パイ生地は冷凍パイシートでOKなので材料も少なくとっても簡単。

おいしく仕上げるために守ってほしいポイントは、パイ生地の表面に卵を塗るのを忘れないこと。これだけで見栄えがぐんと良くなり、なおかつ香ばしさもより際立つ。

■材料(4個分)

・冷凍パイシート … 1枚
・切り餅 … 2個(約100g)
・粒あん … 160g
・溶き卵 … 1個分

■作り方 (調理時間:30分)

① 冷凍パイシートを自然解凍し、20cm×20cmに伸ばしたら4等分(正方形)に切る。

② 切り餅1個あたりを横2つに切り、粒あんで包む。

③ ②を冷凍パイシートにのせて四方を中心に向かって折りたたむように包み、パイ生地の表面に刷毛で溶き卵を塗る。

④ 200℃に予熱したオーブンで20分焼く。(※焼いている途中に表面に焼き色がついたら温度を180℃に下げる)

■モチモチ食感の秘密はさつまいも! みたらしだんご風の「さつまいも餅」

さつまいも独特のほっこり甘い香りをまとった「さつまいも餅」。
自家製のみたらしは、隠し味にバターを加えることで、みりんの甘さを引き立てた上品な甘さに。

餅は、そのままではだんごのような食感にはならないが、さつまいもと混ぜることで弾力が生まれる。食感のアクセントにクルミを散らせば、まるで和菓子屋で売られているような絶品スイーツが完成。

■材料 (作りやすい分量)

・さつまいも … 150g
・クルミ … 15g
・切り餅 … 2個(約100g)
・片栗粉 … 30g
・きび砂糖 … 小さじ1
・醤油 … 小さじ2
・みりん … 小さじ2
・バター … 5g

■作り方 (調理時間:30分)

① 鍋にさつまいもと、さつまいもが隠れるくらいの水を注いで強火で熱する。沸騰したら弱火にし、さつまいもに火が通るまで茹でる。クルミは粗みじん切りする。

② ①のさつまいもの皮をむいてマッシャーで潰す。

③ 切り餅を水にくぐらせて耐熱ボウルに入れてラップをし、600Wのレンジで2分ほど加熱して溶かしたら、②のさつまいも、片栗粉、きび砂糖を加えて練り混ぜ、ひと口サイズに丸めて中心を軽く潰す。
(※固さの目安は耳たぶ程度。柔らかくなりすぎた場合は、片栗粉を足して調整する。)

④ 鍋にお湯を沸かして③を茹で、浮いてきたら冷水にとって水気を切る。

⑤ フライパンに醤油、みりんを入れて中火で熱し、少しとろみがつくまで煮たら火を止める。バターを加えて余熱で溶かし、④とクルミを加えて和える。

■揚げずに作れる! ふわもち食感がたまらない「餅チョコドーナツ」

ドーナツといえば気になるのが脂っこさ。でも、今回紹介するのは揚げずに作れるヘルシーなドーナツ。

揚げないドーナツは、食感よく仕上げるのが難しいとされているが、生地に餅を混ぜれば解決。切り餅を火にかけ、牛乳をかけながらゆっくり溶かして生地に混ぜ込むことで、弾力のあるモチモチ食感に仕上がるのだ。

オーブンで焼き上げたら、仕上げにチョコレートソースをかければ見栄えもばっちり!

■材料 (作りやすい分量)

・切り餅 … 2個(約100g)
・バター … 10g
・パン粉 … 150g
・牛乳 … 280ml
・きび砂糖 … 大さじ3
・シナモンパウダー … 小さじ1/5
・チョコレート … 60g(約1枚)
・生クリーム … 大さじ3

■下準備

・牛乳はひと肌程度に温めておく。

■作り方 (調理時間:40分)

① それぞれの切り餅を4等分に切って鍋に入れたら、牛乳を加えて中火で熱し、ふつふつしてきたら弱火にして混ぜながら切り餅を溶かす。

② ①にバター、パン粉、きび砂糖、シナモンパウダーを加えて混ぜる。
(※生地がべたついてまとまりが悪い場合は、パン粉を足して丸めやすい固さに調整する。逆に、生地が固すぎてまとまりが悪い場合は、牛乳を足して調整する)

③ ②を直径2cmの球形に丸める。

④ クッキングシートを敷いた天板に③の生地を7個ずつリング状にくっつけて並べ、200℃に予熱したオーブンできつね色になるまで20分焼く。

⑤ 耐熱ボウルにチョコレートを砕いて入れ、生クリームを加えてラップをし、600Wのレンジで50秒ほど加熱して溶かしたら混ぜる。

⑥ ④の表面に⑤のチョコソースを塗る。



正月に余りがちな「餅」で作れる簡単スイーツレシピを紹介した。
きな粉やあんこをかけていただくシンプルなアレンジもおいしいが、今回紹介したスイーツはどれも本格的な味わい。餅が余らずとも、わざわざ買ってきて作りたくなるおいしさだ。
正月シーズンのおやつに活用してみてはいかが?




【レシピ制作者プロフィール】
管理栄養士・料理研究家
五十嵐ゆかり(フードクリエイティブファクトリー・マネジメント)

グルテンフリーレシピや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。

魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員として出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。

著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。

運営レシピサイト グルテンフリーLIFE:https://glutenfree-life.com/
Blog:http://lineblog.me/igarashiyukari/
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【撮影・執筆制作】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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